英語版「風の谷のナウシカ」Nausicaa of the valley of the windを見た

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FATSO」というニュージーランド版DVD宅配レンタルサービス(紹介記事)を使って「風の谷のナウシカ Nausicaa of the valley of the wind」を見ました。

内容とかに関しては有名な話だからあえてここで書く必要はないかと思います。

ここでは英語版と日本語版の違いをチラリと書きます。

英語音声で見たんだけど、声優がどれも日本語版と似ていて全然違和感なく見れました。
特にオババの声なんてそっくり。ちょっと笑っちゃうほど。

名前もナウシカは「Nausicaa」、ユパ様は「Lord Yupa」オババは「Obaba」だし、オームは「Ohmu」と原作のまま。

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すでに日本語版のナウシカを見ている人は、英語版は英語の勉強にすごく良いかもしれません。
かなり英語がスッと入ってきます。「あ、こういう良い方をするんだなー」と言う部分がいっぱいありました。

魔女の宅急便の英語版 Kiki’s Delivery Serviceだと主題歌が松任谷由実から違う人に変わっているんだけど、このDVDの場合歌は何も変わっていませんでした。
そもそも安田成美が歌っている歌自体入ってません。

英語版ナウシカ。ぱっと見ただけじゃ気づかない違いもあるかな?と思ったんですけど、「自分が入手した英語版」にはありませんでした。ところが、過去にとんでもない「風の谷のナウシカ」が存在していたんです。

英語のタイトルは「Warriors of the wind(風の戦士たち」1985年に北米で発売されていたようです。

なんと2時間ある映画を30分もカットして、物語の奥深さとかを排除。勧善懲悪のヒーローものに改悪したそうです。
カットされたシーンは、腐海の森がいかに重要な役割を果たしているか、ナウシカの子ども時代などストーリーに重要な部分はカット。途中本編ではない変なナレーションでアメリカナイズしたストーリーへと書き換えてしまったそうです。

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さらに登場人物の名前もナウシカが「ザンドラ姫」クシャナは「セリーナ女王」と誰?という感じ。

そしてひどいのがパッケージ。

↑写真をクリックすると大きくなります。

もう突っ込みどころ満載。
ナウシカは右上を飛んでる子だと思う。

でもあとの4人は誰?

ペガサスなんて一度も出てこないし、巨神兵に乗ってる3人はスターウォーズか?って感じ。変なコート来てる人と、英雄的な男と、モヤモヤッとした黒いやつ。
ライトサーベルで戦ってるし。

巨神兵もよく見ると手綱みたいなので引かれてるし。

あまりのひどさに宮崎駿も相当怒ったらしいです。

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映画のタイトルも最初の英語版は「Warriors of the wind(風の戦士たち」とまぁ、解釈の違いで許せる範囲。
ところがそれをさらに別の国の言葉に代えていく過程で、フランスでは「Le Vaisseau Fantôme(幽霊船)」、「La Princesse des Etoiles(星のプリンセス)」とまったく違う2つのタイトルで発売されていたそうです。
幽霊船なんて一度も出てこないし、星のプリンセスはなんで星が出てきたのかまったくわかりません。

残念ながらこの改悪バージョンはVHSでのみ発売されていたそうです。
今は版権をもちろん剥奪され、違うところが正しいバージョンのみを販売しています。

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この記事を書いた人

元NZ在住40代男性。大阪在住。2005年からニュージーランド15年、カナダで1年の生活を経て2022年に日本帰国。ブログ運営が仕事。

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