コラム

大雨のミルフォード・サウンドでクルーズツアーに参加。普段から見れる滝が大瀑布に

ミルフォード・サウンドといえば、言わずと知れたニュージーランドを代表する観光地です。

多くのテレビ番組やガイドブックで紹介されたことがあるので、行ったことはなくても、名前を一度は聞いたことがある方も多いはず。

今回の話は先日訪れたミルフォード・サウンドでクルーズツアーに参加してきたので、その時の様子、またミルフォード・サウンドへ向かう道中の様子を紹介していきます。

ミルフォード・サウンドとは

まず始めに少しだけミルフォード・サウンドがどんなところなのか、簡単に紹介します。

ミルフォード・サウンドはニュージーランドの南島、南部にあるフィヨルドランド国立公園の中にあり、世界自然遺産の一部に登録されています。

ミルフォード・サウンドへの行き方と時間

ミルフォードサウンドに行くには車かバス、またはセスナ機で行くことができます。

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車で行く場合

車の場合、クイーンズタウンから片道4時間弱。最寄りの街テ・アナウから片道2時間弱ほどかかります。道は山道をひたすら走る形となりますが一般車でも問題なく走れる道です。ただ車を借りるのであれば多少パワーがあるものを借りた方が上り坂が楽です。

バスツアーで行く場合

バスはツアー会社の日程によって変わりますが朝クイーンズタンを出て夜クイーンズタウンに戻る文字通り1日ツアーとなります。所要時間は13時間14時間くらい。料金は200ドル前後です。

セスナ機で行く場合

ちなみにクイーンズタウン発でセスナ機で行くミルフォードサウンドはツアー時間込みで5時間弱と短めですが、料金が600ドル前後とお高めです。

気候やちょっとした豆知識

雨の量がスゴい

さてこのミルフォード・サウンド。年間で230日、つまり1年の2/3は雨が降っています。しかも降水量は7000ミリです。東京都の降水量は地域にもよりますが、1500ミリとも1800ミリとも言われています。それと比べると4倍くらい雨が降っているということです。

余談ですが日本で一番雨が多い都道府県は高知県で3700ミリも雨が降るそうです。つまりミルフォード・サウンドはその更に2倍も降るという事ですね。

そしてその降った雨は木々が少なくむき出しの地面を沿って、数千という滝を形成します。そして1年を通じてみることができる滝はたった2つ(後述)しかありません。

ミルフォード・サウンドを楽しむ手段

ミルフォード・サウンドを楽しむ方法は「トレッキング」「クルーズ」「カヤック」の3つが有名です。トレッキングは「世界でもっとも美しい散歩道」と賞され、その行程は3-5日。完全予約制で数ヶ月先まで予約でいっぱいです。

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クルーズは数社が行っていて、クイーンズタウンやテ・アナウの街からバスで送迎してくれるものと、現地でクルーズ船だけ乗る2種類があります。

サウンドは「音」ではありません

過去に会った人で数人勘違いしていた人がいたので、ちょっと触れておくとミルフォード・サウンドのサウンド(Sound)は「音」と同じスペルではありますが、「音」ではありません。「入り江」という意味です。

大雨のミルフォード・サウンドは道中もスゴい

自分たちは今回、ミルフォード・サウンドへ行く前日はテ・アナウに宿を取り、ミルフォード・サウンドが終わったあとは再びテ・アナウの宿に戻る予定でした。

ところが前日にオークランド→クイーンズタウンの飛行機が飛ばなかったことで予定はすべて1日後にずれ込み、テ・アナウは1泊。ミルフォード・サウンドが終わったあとは4時間車を走らせてクイーンズタウン泊しなければいけなくなりました。

まさかの事態発生。乗った飛行機がクイーンズタウン目前で搭乗地に引き返すことに

ツアーが終わったあとの移動が長い(ノンストップで4時間)ので朝一8時45分のツアーに参加。そしてそのツアーに参加するためにテ・アナウを6時前に出発です。

道中はずっと雨。しかもその日の天気予報は「大雨+雷が鳴る」と言われていたので「現地に行ってツアーがキャンセルになっていたらどうしよう」とう不安が頭をよぎりました。

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ミルフォード・サウンドに近づくと数日前から降り続く雨で山肌に無数の滝が見え始めます。霧がすごいのでわかりにくいかもしれませんが、前方の車の上に見える白い縦の線はすべて滝です。

もうその時点で自分たちはこれから訪れるミルフォード・サウンドに期待を寄せます。さらに進んでいくと雨の量は増え、滝の数もドンドン増えます。

このエリアは山に木がないので、降った雨はすぐに滝になります。つまり滝は雨が降っている間は須川を見せますが、この雨が止んで1-2日もすると滝は姿を消してしまうとか。

ミルフォード・サウンドの手前にある「ホーマートンネル Homer Tunnel」の手前くらいで撮った1枚です。

その後、ミルフォード・サウンドに到着。ツアークルーズがあるターミナルから少し離れたDeepwater basinというエリアの無料駐車場に車を停めました。というのもターミナルの近くは駐車場代が1時間10ドル、ツアー時間などいろいろ考えると3時間4時間停める必要があるので、無料で停められる駐車場はありがたいかぎり。

Deepwater Basinの駐車場からは無料の送迎送迎バスが出ています。

ツアーのターミナルに着いてツアーのチェックインをします。

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今回お世話になったツアー会社はReal Journeysです。
それ以外にもsouthern discoveriesやGo Orange、Jucy Cruise、Cruise Milfordなど数社からツアーは行われていますので、料金や時間帯などを見てチェックしてみてください。

さてツアーですが、小雨の時もありましたが基本的にずっと大雨でした。しかも気温は10度ほど。ところが僕が持っていた服は「暖かい夏の服」しかなかったので、とにかく寒かったです。(そのせいで翌日体調を崩しました。。)

滝は今まで見たことがないくらいの数見ることができました。
こういう大雨の日になると滝の数は数千にもなるそうです。


上の写真はミルフォード・サウンドの中で有名な滝の1つFour Sisters(フォーシスターズ)。この滝は雨の日にしか(といっても1年の2/3は雨の日です)見ることができず、降水量にあわせて太さが変わります。

その次はStirling Falls(スターリング滝)この滝はミルフォードサウンドの中でも人気が高い滝で、その水しぶきを浴びると10歳若返るなんて言われています。

Stirling Fallsはミルフォード・サウンドで常に見ることができる2つの滝のうちの1つです。この写真の右上にも無数の滝が見えます。

この時、雨はザーザー降り。さらに滝の水量がすごく、それに伴って風圧がものすごく、甲板に上がったら一瞬でずぶ濡れになったのと、滝の風圧で息ができなかったので、これ以上近くに行くのを諦めました。

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最初から甲板にいたら写真で写ってる船の船首にいる人たちの位置で写真を撮れたんでしょうね。でも気温10度で完全防備ではなかった自分にはできませんでした。次回はその辺の準備が必要そうです。

そして最後に見えた大きな滝は「Lady Elizabeth Bowen Falls」

この滝も常に見ることができます。落差は162メートルあります。
この滝の水力でミルフォード・サウンドの電力と水道水まかなうミルフォード・サウンドにとってまさに命の滝です。

ちなみに前回訪れたときの写真がありました。撮影の滝の角度は違いますが水量の違いを比較するために写真を並べてみました。

こう見比べると水量が明らかに違うことがわかってもらえると思います。

実は一時期写真を撮れない期間があった

ということで2時間のツアーはあっと言う間に終わりました。
実は途中、ほとんど写真を撮れない期間がありました。

その期間というのは外海に出て始まりました。悪天候のため海は大荒れ。僕は一瞬で気持ち悪くなってしまいました。そのあとはずっと座席で目を瞑っていました。

この時の揺れは船内の無料で飲めるコーヒーを提供するコーヒーサーバーのパーツが吹っ飛び、さらにクリスマスツリーが倒れたり、船内が慌ただしくなるほどでした。

そしてUターンして入り江に入って、揺れが収まってしばらくするまで目を開けられなかったです。こういう大荒れの日は酔い止め必須です。

雨に備えた準備をしておこう

今回、僕は「雨が降ること」をわかった上で、レインジャケットは持っていきましたが、防水性があるズボンがありませんでした。また洋服は「夏だし」という理由であまり暖かい服を持っていかず、直前になってクイーンズタウンのThe Warehouseでフリース地のトレーナーを買いました。

もし今後、ミルフォード・サウンドを訪れる方は以下のものを準備していくことをお勧めします。

  • 夏に行ったとしても冬着るような服装。
    ダウンジャケットとその下に暖かい服を持っていくことをお勧めします。
  • ダウンなど暖かい格好をした上で着ることができるレインコートの上下
  • 大きめのタオル
    びしょ濡れになったときハンドタオルなどでは拭ききれないので
  • 防水対応のカメラ
    船内からでは迫力のある写真が撮れず、甲板に出ると水浸しになるので。
  • カバンは防水タイプにするか、大きなビニール袋の中に入れてるなどの水対策が必要
  • 酔い止め。事前に飲んでおこう

個人的には雨の日のミルフォード・サウンドがオススメ

前回、ミルフォード・サウンドを訪れたときは「曇天」でした。
晴天というわけでもなく、大雨でもない一番中途半端な状態でした。

それと比べて今回は大雨で「夏なのに冬のように寒い&水浸し」で翌日ちょっと体調を崩すほど大変な思いをしたのですが、それでも雨の日のミルフォード・サウンドを訪れることができたのは正解でした。

というのも多くの観光ガイドブックに掲載されているミルフォード・サウンドの写真は晴れの日ばかりです。雨の日、しかも大荒れの日のミルフォード・サウンドの写真を掲載しているところは少ないです。

そういう意味で「レアなミルフォード・サウンド」であり、「自然の驚異」「荘厳さ」のようなものを雨の日のミルフォード・サウンドは見ることができます。雨が強ければ強いほど、ものすごい景色を見ることができます。

もし旅行期間に余裕がある場合は、レンタカーでミルフォード・サウンドに行き、その手前の街テ・アナウで「雨待ち」をして雨のミルフォード・サウンドを見て欲しいです。

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masa osada
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日刊ニュージーランドライフと日刊英語ライフを主宰しています。 → 詳しいプロフィールはこちら、個人のTwitter @masaosadaには日々の生活を載せています。フォロー大歓迎です。