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ニュージーランドで無償の給食を試験的に開始。2020年から

日本では当たり前の学校給食なのですが、ニュージーランドには給食というシステムが基本的にありません。

幼稚園も含めて子供たちはお弁当を持参します。お弁当といっても「お菓子・フルーツ・パン」など日本のお弁当とは全く違うものを持っていく子供が多いです。中には「これご飯とはいえないな」というものを持ってくる子もいます。

そんな給食というシステムがないニュージーランドで来年2020年から試験的に給食が試験的に導入されることが発表されました。

そこで今回はニュースとその背景を紹介していきます。

概要:2020年から給食を試験的に導入。ニュージーランド

Market on Willis Street, Wellington

ニュージーランド政府は8月29日、国内の一部の小学校で学校給食を試験的に導入すると発表しました。

対象はロトルアとホークスベイにある30の小学校で、年齢は5歳から12歳(Year 1からYear 8)、合計5000人です。給食は週に5日出るとのこと。

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この試験的に導入される給食から得られることを元に2021年の初めまでに全国2万人の子どもたちを対象に本格的な導入を検討しています。

なぜ学校給食を始めるのか?というと、貧困層の子どもたちを救うためです。

首相のジャシンダ・アーダーンは会見で、今回の無償給食のポリシーについて

これはまったくシンプルな問題です。子どもたちがお腹をすかせていていいのか?答えは明らかにNOですね。だから政府はこの無償給食を始めます。

と述べています。また

お腹が空いていたら気が散って学ぶこともできません。このプログラムは子どもたちのお腹が満たされて、物事がうまくいくチャンスを掴めるようにすることが目的である

と続けていました。また無償で給食を提供することは政府が公約として掲げている子供の貧困を救うことはもちろん「肥満率を下げること」に貢献することが期待されています。

ニュージーランドの貧困はけっこう深刻

ニュージーランドでは貧困が非常に大きな問題になっています。
ニュージーランドのニュース番組1Newsが政府の発表をもとにまとめたニュース「Stats NZ reveals the nation’s official rate of child poverty」によると

  • 約23%(25.4万人)の子供は「貧困」と言われる収入で生活している
  • 貧困層の割合は年々上昇している
  • 13%の子供は2足のまともな靴がなかったり、電気代が払えない深刻な貧困層

こういった子どもたちはただお金がないだけでなく、まともな食事をとることができません。

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また親が子育てを放棄していることも多く、学校に来なかったり、医療費が無料でも病院に連れて行ってもらえない、親が歯を磨いたりチェックしないため虫歯が多かったりします。

結果、その子供は勉強ができず、まともな生活ができないため「貧困のループ・悪循環」から抜け出すことができません。

モノを支給することに賛成

よく貧困層の人たちに政府などがお金を配ることがあります。
僕個人としてはお金を配ることは賛成できません。なぜなら貧困層の多くの人たちはもらったお金をお酒やタバコなどに使ってしまい、子どもたちの生活は変わらないからです。

今の段階ではどんな給食が出るのかは明らかにされていません。

家でまともなご飯出ないより、1日のうちの1食、週5日とはいえ食べれないよりマシです。「学校に行けばご飯を食べれる」こと自体が学校へ行くモチベーションにも繋がるはずです。

日本の学校給食自体、賛否両論あるかもしれませんが、いろいろな意味で日本が給食という制度を導入したことは良いことだなと思います。

僕自身、今でこそ食べれないものはほとんどありませんが、昔は好き嫌いがものすごく多かったです。その好き嫌いを減らす大きな役割を学校給食が担っていたと思います。

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逆に給食で出てきたものがマズくて社会に出て美味しい物を食べて好きになったケースもありますけど(笑

個人的には貧困層が多いニュージーランドで給食が定着して少しでも多くの子供たちから飢えが減ってくれればいいなと願います。

情報元:New Zealand Herald | Stuff.co.nz

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日刊ニュージーランドライフと日刊英語ライフを主宰しています。 → 詳しいプロフィールはこちら、個人のTwitter @masaosadaには日々の生活を載せています。フォロー大歓迎です。