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ニュージーランドには先住民マオリ族の言葉「マオリ語」の地名が各地に点在します。
有名なところでいうと、RotoruaやTaupo、Kaikouraなどが挙げられますね。
そのマオリ語の地名が各地で「正式な表記」に変わるそうです。
正式な表記と今までの表記、どう違うのでしょうか。今回はそんなニュースを紹介します。
このページの目次
マオリ語の地名表記が変わる!?
冒頭でも触れた通り、ニュージーランドには先住民マオリ族の言葉「マオリ語」の地名が各地に点在します。有名どころを書き出してみるとこんなマオリ語の地名があります。
- Rotorua … ロトルア 温泉で知られる北島の街
- Taupo … タウポ ニュージーランド最大の湖であり、その周辺の街
- Kaikoura … カイコウラ 南島にあるホエール&ドルウィンウォッチングで有名な街
- Matakana … マタカナ オークランド北部にある街。マーケットが有名
- Tekapo … テカポ 南島の街。星空が有名
さらに世界一長い地名として知られるホークスベイの丘もマオリ語の地名です。
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Taumatawhakatangihangakoauauotamateapokaiwhenuakitanatahu
長いですよね。。
ちなみにマオリ語の地名表記がすべて変わるわけではありません。一部の地名をマオリ語本来の発音に近づけるよう変更がなされるようです。

では、どんなふうに変わるのか?を世界で一番長い地名で見てみましょう。従来、世界一長い地名は以下のように記載されていました。
Taumatawhakatangihangakoauauotamateapokaiwhenuakitanatahu
この地名の読みは
タウマタファカタンギハンガコアウアウオタマテアポカイフェヌアキタナタフ
です。もう何がなんだかよくわかりません。意味がWikipediaに掲載されていました。
タマテアという、大きな膝を持ち、山々を登り、陸地を飲み込むように旅歩く男が、愛する者のために鼻笛を吹いた頂(いただき)
地名というより文章なんです、実は。ちなみに略称は最初の数文字をとって「Taumata(タウマタ)と言います。
今回の変更によって、その世界で一番長い地名の正式な表記は以下のようになります。
Taumatawhakatangihangakōauauotamateapōkaiwhenuakitānatahu
どこが変わったかわかりましたか?わかりやすいように変更された部分を赤くしてみます。
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Taumatawhakatangihangakōauauotamateapōkaiwhenuakitānatahu
これでわかりますね。そうなんです。母音(aiueo)の上に線が付きました。これは日本でローマ字表示を覚えたときの「長音(伸ばす音)」と読み方をします。
他の地名も例に出しましょう。
例えばKaikouraの場合、そのまま読むと「カイコウラ」です。
ところが表記が変更になり「Kaikōura」になりました。この場合の読み方は「カイコーウラ」になります。
またTaupo(タウポ)もTaupōとなったので「タウポー」が正解です。また地名ではありませんがマオリ族のMaoriも正しくはMāoriと書くので読み方はマーオリとなるわけですね。
こういった地名がニュージーランド全土で300カ所以上あり、正式名としての登録作業が行われているそうです。
情報元:stuff.co.nz
余談:āやōを入力する方法
最後に余談といえば余談、でもニュージーランドの地名をアルファベットで正しく表記したい人にとっては気になる情報です。
今回のマオリ語の地名のような長音を含むアルファベットはどのように入力すれば良いのでしょうか。
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ここでは例として「ō」を入力する方法を紹介していきます。ちなみにWindowsとMac、iPhone、iPadの入力方法はわかったのですが、Androidは端末を持っていないので入力方法がわかりませんでした。
Windowsの場合
Windowsに最初から入っている日本語入力の場合、以下のように入力します。
- 日本語入力をオンに=ひらがな入力の状態
- Shiftを押しながら「o」を押す
- 変換候補の中から「ō」を選ぶ
iPhoneやiPad、Macの場合
次はiPhoneやiPad、MacなどのApple製品で入力する方法です。
- 日本語入力をオフに。アルファベットを入力する状態
- 「o」を長押し
- 「ô」や「ö」「ø」などの候補の中から「ō」を選ぶ