スポンサーリンク
Facebook版日刊ニュージーランドライフを通して、以下のような質問をいただきました。
質問なのですが、前、家族に教えてもらって、long blackって頼むと私好みのコーヒーが出てくるのですが、このlongって何なんでしょう?
確かにコーヒーに限って言うとニュージーランドはちょっとわかりにくいです。
ラテ・カプチーノは日本でも聞いたことあるから、注文するとき頼みやすいんですけど「Flat White」「Long Black」「Short Black」は聞いたことない人が多いと思います。
以前「Flat White」は日刊ニュージーランドライフでも紹介させていただいたことがありますので、今回はLong BlackとShort Blackについて紹介したいと思います。
ちなみに「Flat White」についてはフラットホワイト(Flat White)って何だ?をご覧ください。
ニュージーランドにブレンドコーヒーはない?
よく日本だと喫茶店に入ってサラリーマンが「ブレンド」というとミルクも砂糖も入れていない誰もが知っている「ブレンドコーヒー」が出てきますよね。
ところがニュージーランドのカフェで「ブレンド」と言っても、パードゥン?と言われます。
なぜなら「ブレンド」という名前のコーヒーはないからです。
では、何を頼めば良いんでしょう。
ブレンドコーヒーって何もの?
スポンサーリンク
まずブレンドコーヒーって何ものなのか。敵を知る前にまずは味方を知りましょう。
ブレンドコーヒーって言うのは言葉の通り、ブレンドされたコーヒー、つまり調合されたコーヒーです。
1種類のコーヒー豆だけのコーヒーではなく、苦みとか酸味、コクなんかを複数のコーヒー豆の割合を変えることで一番美味しい状態にしたコーヒー。
別の良い方をすれば、安い豆同士、イマイチなのを掛け合わせて、結果美味しく飲めるコーヒーにするっていう企業がコストを抑えるために生まれた知恵でもあったりします。
なのでお店によって味はバラバラ。
値段も良い豆をブレンドしたら、すごく高いブレンドコーヒーになるし、安い豆をブレンドしたら安いコーヒーができあがるわけです。
Long Blackってなんだろう
Long Black。この言葉だけを聞くと「長い黒」なんのこっちゃさっぱりですよね。
同じ英語圏の人でもアメリカ人に「Long Black」って言うと、何のことだかさっぱりわからないそうです。
スポンサーリンク
なのでGoogleの画像検索をすると一般の人が抱く「Long Black」のイメージがわかります。
雰囲気的には「長い黒髪」もしくは「黒人」ですね。
Long Blackって言うのは主にニュージーランドとオーストラリアで飲まれているコーヒーの一種です。
簡単に言うとカップにお湯を入れて、そこにダブルショットのエスプレッソコーヒーを注いだものです。なので砂糖やミルクは一切入っていない純粋なコーヒーを飲むことができます。
This photo was taken by mezzoblue
これがLong Black。
見た目はブレンドコーヒーとほぼ同じですよね。
Long Blackがあれなら、Short Blackは?
Long Blackがわかれば、Short Blackはなんとなく想像できますね?
スポンサーリンク
そうです。もちろんこんなです。
もちろん「短い黒髪」とか、黒のショーツ、あと黒いショートブーツです。
これもメリケンには通じないんです。
Short Blackと言うのはオーストラリアとニュージーランドでの呼び名で世界的には「エスプレッソ」と言います。
なのでエスプレッソマシンで煎れた濃いコーヒーのことです。
これは濃さを考えると、ブレンドコーヒーとはまったく違うコーヒーになってしまうので、間違えて注文したらひどい目に遭いますよ。
デザートと合うのはLong Black
レストランに行ってデザートと一緒に頼むコーヒー。
デザートもコッテリなのにさらに牛乳たっぷりのコーヒーって意外と飲めないですよね。
ニュージーランドに来た最初の頃はそれでも牛乳少なめのFlat Whiteを飲んでいましたが、最近はもっぱらLong Blackです。
スポンサーリンク
今まで食べた油分の多いご飯やコッテリデザートをコーヒーがさっぱりさせてくれます。
本当はまだ紹介したいコーヒーが
実はさらに「アメリカーノ」というコーヒーがあるのですが、ちょっと長くなってきたので今回は「Long Black」と「Short Black」の紹介だけで終わりにしたいと思います。
次回に続く。