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ニュージーランドのスーパーマーケットCountdownは9月1日からエナジードリンクの販売に確認をすると発表しました。
なぜエナジードリンクの販売に年齢制限を設けたのでしょうか。今回はそんなニュースを紹介します。
子供のカフェイン摂取は有害!?販売に年齢制限を設ける

2019年7月26日、ニュージーランドのメディアstuff.co.nzとNew Zealand Heraldが、スーパーマーケットのCountdownでエナジードリンクの販売に年齢制限を設けると発表しました。
すでにイギリスのスーパーマーケットSainsbury’s、Aldi、Asda、Waitroseはエナジードリンク販売時に身分証明書を求め、16歳未満の子供に対して販売を行っていません。
でも、なぜエナジードリンクに年齢制限を設けられるのか?というと、主な理由はカフェインです。あわせてエナジードリンクに含まれる砂糖も問題視されています。
Countdownによると
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エナジードリンクに年齢制限を設けることで、私たちのお店でより健康的な選択をしてもらうことの手助けができる。イギリスでの制限は私たちの耳にも入っていて、同じことを私たちも考えていた。
と述べています。お店では来月8月から年齢制限を設ける旨の告知を出すとのこと。
Consumer New Zealandという団体もこの動きを高く評価し、
消費者はエナジードリンクのマーケティングが子供をターゲットにしていることは以前から懸念されていました。また、エナジードリンクには大量の砂糖も含まれています。
とエナジードリンクのマーケティングやカフェインだけでなく、砂糖が大量に含まれていることも指摘しました。
実際、Ministry of Health(保健省)は、エナジードリンクはカフェインと大量の砂糖を含むことから、若者が飲むことを推奨していません。
過去に過剰摂取で亡くなった人もいる
過去に世界中でカフェインや砂糖を含む飲み物を止められなくなった人たちが過剰に摂取し亡くなるという事件が起きています。ニュージーランドでも2013年にコーラを飲み過ぎたことで命を落としました。
またオークランド大学の専門家は
エナジードリンクは時として悲劇を生みます。
年齢制限は良い動きです。なぜなら子供は大人が飲むものを見て、それに誘導されがちです。多くの人が「Countdownだけが年齢制限を設けても消費者は別の販売店で購入するだけです。そのためNew WorldやPak’nSaveを運営するFoodstuffsも同じことをするべきです。そして将来的にすべての販売店が取り組んでくれることを望みます。
カフェインってどのくらい含まれる?
ところで気になったことがあります。それはエナジードリンクばかりがやり玉に挙げられていますが、本当にカフェインの含有量が多いのでしょうか。
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Red Bullの公式ページによると250mlの缶に含まれるカフェインは80mgとのこと。ただそれだけでは比較対象がないと「多い・少ない」の判断ができませんね。
- Red Bull … 30mg
- モンスターエナジー … 36mg
- コカコーラ … 9.5mg
- スターバックス ラテ … 32mg
- 玉露 … 160mg
- ウーロン茶 … 20mg
- 玄米茶 … 10mg
- 麦茶 … 0mg
こう見るとエナジードリンクのカフェインの量が飛び抜けて多いわけではないんですね。
ただ人によってはエナジードリンクは朝から晩まで水感覚で飲んだりするので、そうなると1日の摂取量が多くなってしまうのかもしれませんね。
情報元:Stuff.co.nz|New Zealand Herald|CHAKATSU|caffeineinformer