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ニュージーランド政府と企業 テクノロジー教育をめぐる奮闘

近年、世界中でSTEM教育などに代表されるテクノロジー教育に注目が集まっています。

ところで、ニュージーランドではこのテクノロジー教育に関してどのような取り組みを進めているのでしょうか。この記事ではニュージーランドの最新事情教育現場で教師と並んで必須!といわれるある役割についての雑学をお届けします。

ニュージーランド政府 テクノロジー教育の課題

業界団体の振興を目的とした組織であるEdTech New Zealandは2019年、オーストラリア機関Productivity Commissionに対しての意見書を提出しました。

このレポートによるとニュージーランドの教育は大きな変革が必要であるという提言がなされています。

今後ますます依存度が高まるテクノロジー社会において、ニュージーランドの教育システムは現状のままではいけない。ますますデジタル化する作業環境で作業するための高度な技術的スキルと、一方で容易に自動化することができない役割のためのスキルの両方を学習するスキームを作る必要があるという懸念を示しています。

また同レポートの中で、具体的な改善点としてコラボレーション、デジタルリテラシー、批判的思考、問題解決などを効果的に組み入れたカリキュラムの作成が強く推奨されています。

ニュージーランドの多くの企業や業界団体がこうした危機感に敏感であることに対して、教育分野では政府の対応の遅れが目立っており、今後の政府の施策や投資計画にも警鐘を鳴らしているのです。

教育現場に必要なのは教師と○○?

ニュージーランドの教育現場のなかにはいち早くIT企業と協業し、先進的な取り組みを進めているところがあります。

Microsoft 社と McKinsey & Company社の見解によると、2030年までに世界の仕事の約半分がロボットによってなされるという考えを示しており、そのために特にデジタル社会でのリーダー育成のための子どもたちの教育が必要であると強調しています。そんな中これからの教育には教師だけではなく、ある役割が必須だと言われているのをご存知でしょうか。

それは「データサイエンティスト」です。

Microsoftアジア太平洋地域の文教事業リーダーであるDon Carlson氏は今後10年以内にデータサイエンティストたちがあらゆる学校に送り込まれ、人工知能(AI)を使って傾向を見つけ、問題解決のための解決策を提供する時代がくると予測しています。

データサイエンティストとは、データの収集からモデリングを行い、データを活用した問題解決の中枢を担うブレインのような役割です。まさにニュージーランド教育で子どもたちが鏡とするべき、論理的思考力、問題解決力を備えた人材といえます。

引用:stuff.co.nz

教育分野はデータ活用に苦しんでいる代表でもありますが、有用なデータの宝庫といわれています。機械学習アルゴリズムの進化によって多くの分析・予測が可能となり、生徒のプロファイルを分析して最適なクラス編成をしたり、生徒の作文内容や質問から意欲・学習成果を測定・分析してより適切なキャリア指導の実現ができるようになることが期待されているのです。

このような新しい教育の実現に向けて、Microsoft と協業をはじめたニュージーランドの複数の学校ではすでに試験的な取り組みが始まっているというので驚きです。同社によるとュージーランドの教育現場には教師だけではく、データを集め分析するデータサイエンティストが必須になる時代が近いといいます。

今後、ニュージーランド政府はテクノロジー社会をリードする人材の育成にむけて様々な取り組みをする必要があります。その政府の動向に注目するだけでなく、教育現場で奮闘する企業の取り組みという面に注目してみてはいかがでしょうか。

2020年、日本でも教育指導要領の改定によって小学校でのプログラミング教育が開始されることが話題です。日本でもニュージーランド同様、多くのIT企業、電子部品のオンラインが教育変革に貢献すべく様々な施策やプロダクトライン強化をしています。

テクノロジー教育に関心を持たれた方は小学生から使えるプログラミング教材のRaspberry Piから本格的な電子部品までオンラインショップを覗いてみるものおススメです。(PR)

情報元:EdTech New ZealandProductivity Commissionstuff.co.nz

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日刊ニュージーランドライフと日刊英語ライフを主宰しています。 → 詳しいプロフィールはこちら、個人のTwitter @masaosadaには日々の生活を載せています。フォロー大歓迎です。