スポンサーリンク
ニュージーランドではほとんどのお店でクレジットカードやEFTPOS(エフトポス)と呼ばれるデビットカードを使うことができます。
実際、Visaカードの調べによるとオークランドは世界でトップ10に入る「キャッシュレスな社会」とのことです。
そんな社会なので現金を持ち歩いている人が日本と比べて圧倒的に少ないです。
そんな日本と比べてカード社会化が進んでいるニュージーランドの新聞にちょっと興味深い記事が掲載されていたので紹介します。
現金を持たないニュージーランド人
新聞記事を紹介する前に僕の体験談を紹介します。
僕は以前、ニュージーランドの南島の山奥にあるホテルで受付やカフェのバリスタとして働いていました。
スポンサーリンク
ある日、お店の電話回線が不通になりクレジットカードやEFTPOSでの決済ができなくなりました。
そこでその日のカフェは現金決済のみにしたんですけど、その途端カフェでコーヒーや料理を注文する人が激減しました。特に食べ物を頼まない人が増えました。
というのも、多くの人が十分な現金を持っておらず、コーヒーと食事を払うことができなかったからです。そのため「とりあえずコーヒーだけ」になってしまったようです。
中には4ドルちょっとのコーヒーが買えないほど現金がない人もいたほどです。
あと車の中に駐車場代として小銭がある人がけっこういて、「現金だけ?そうしたら車の中に小銭があるから探してくる」なんていう人もけっこういました。
逆をいえば、それでもまったく問題ないくらいカード社会になっているということなので、普段の生活で困ることはありません。僕自身、普段の買い物には現金を1ドルも持っていきません。お財布として名刺入れを使っています。
関連記事
- ニュージーランド旅行は現金不要。クレジットカードを活用しよう
- ニュージーランドでクレジットカードやApple Pay払い、キャッシングをする方法
- ニュージーランドの銀行口座とキャッシュカード・クレジットカードの仕組みが便利
ニュージーランド人は現金をどのくらい持ち歩く?
スポンサーリンク

ニュージーランドの銀行Bank of New Zealand(BNZ)の調査によると、カード化が進みほとんどの人がクレジットカードやEFTPOS払いをしているものの、ある程度現金を持ち歩く人が多いそうです。
具体的には年齢や性別によっても変わりますが、「50ドルから90ドル」前後もっているとのことです。
所持金額の違いで様々な傾向が見られたので、傾向ごとに紹介します。
年齢や性別によって所持金額が変わってくる
傾向としては女性より男性のほうが現金を持ち歩く傾向がありました。
また年齢でいうと39才から49才の人たちが一番現金を所持しており平均で79ドル。
逆に18才から29才の人たちは一番所持金額が少なく61ドル。そして50才以上は68ドル所持していました。
住む地域によって所持金額が変わってくる
スポンサーリンク
また都市部に住む人の方が現金を所持していることが多く、オークランドで100ドル前後。ウェリントンで70ドルほど所持していました。各地の平均所持金額は以下の通りです。
- Auckland … 101ドル
- Wellington … 69ドル
- Bay of Plenty … 59ドル
- Northland … 58ドル
- Otago / Southland … 55ドル
- Canterbury … 54ドル
- Waikato … 54ドル
- Taranaki … 43ドル
- Manawatu-Wanganui … 43ドル
- Gisborne … 32ドル
- Hawke’s Bay … 32ドル
また郊外に住む人ほど現金を所持しなくなり、10ドル以下という人も多くいました。
収入によって所持金額は変わってくる
その他、比較的所得が高い(年間7.5万から10万ドル/600万円から800万円)人は130ドル所持していたにもかかわらず、年収10万ドル(年収800万円)以上の人たちは所持する現金額が減り、62ドルしか持っていなかったそうです。
また年収3.5万ドル (280万円)以下の人は所持金が一番少なかったです。
支払い方法の傾向が興味深い
Bank of New Zealand(BNZ)の調査では現金をいくら持っているか?といった調査のほか、どういったケースで現金を使うのか?という調査も行っています。
それによるとニュージーランド人の約40%の人が5ドル以下の買い物をするとき現金を使い、約20%の人が5ドル以下でもクレジットカードを使うそうです。そして35%の人は5ドル以下の買い物でデビットカードを使っています。
スポンサーリンク
また500ドル(4万円)以上の買い物をするとき、36%の人がデビットカードを使いますが、残りの人たちのほとんど(約65%)の人はクレジットカードで支払いを行うそうです
我が家はできるだけクレジットカード払い
ちなみに我が家の支払いはできるだけクレジットカード払いにしています。
というのも、ニュージーランドにはFly Buysというシステムがあるからです。
Fly Buysは買い物ごとにポイントが加算され、そのポイントを使って様々なモノをもらえるシステムです。日本でもクレジットカードごとに付いていたりしますね。
我が家はFly Buys単体だけでなく、クレジットカードにもFly Buysが貯まる機能が付いているので、できるだけ支払いをクレジットカードに集中させてポイントを貯めているわけです。
毎年それだけで10万円とまではいかないものの、何万円分もポイントが貯まって買い物をしています。ここ数年だけでも
- ホームベーカリー(Panasonic Breadmaker)
- 圧力鍋
- ジューサー(NutriBullet 1000w 9 Piece Kit)
- ヘッドフォン Sony WH-1000XM3B
- 大きなバックパック(Incase Tracto Buffel)
- 炭酸メーカー(Sodastream Source Elements Starter Pack)
- 湯沸かし器(Delonghi Icona Kettle)
- ハイチェア(phil&teds)
- ポータブルコット(Phil&teds)
などをもらっています。全部現金で買ったらけっこうな額になっているので、ありがたいかぎりです。
スポンサーリンク
他にもAir New Zealandのマイルが貯まるクレジットカードもありますが、以前クレジットカードを作るときに、知り合いの銀行員の人が「Fly Buysのほうがお得」と教えてくれたので、買い物でマイルは貯めていません。
ということで、「ニュージーランド人は現金をどのくらい所持している?」というお話しでした。