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何年も前のニュージーランド航空のエイプリルフールネタで「立ち乗り席が登場」というものがありました。
「座るよりも人がたくさん乗れる」ことから「バス並みに安くなる」というものだったんですけど、それがまさかの現実になるかもしれません。
今回は「ニュージーランド」に直接関わる話ではありませんがちょっと興味深い話だったので、皆さんに紹介したいと思います。
その昔あった「立ち乗り」のエイプリルフールネタ
2012年、もう今から7年も前のニュージーランド航空のエイプリルフールネタで「Straight Up」という新しいサービスを用意するというものがありました。
そのネタでは通常のエコノミー席より更に安く飛行機に乗る手段として「立ち乗り」を用意したというモノでした。

つり革に小さな液晶画面があって一応「機内エンターテイメント」が用意されていたり、
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混み合っているときは日本の満員電車さながらギューギューと押し込んでくれたりするというものでした。
このエイプリルフールのネタのようにつり革に掴まって、日本の満員電車みたいにギューギューに押し込むのは安全上問題があるので実現することはありません。
ところが、先日ドイツのハンブルグで開かれた航空機の機内にフォーカスしたイベント「Aircraft Interiors Expo」で「立ち乗り席」が紹介されていて、「ま、まさか!」となりました。
まさかの立ち乗り席。でも安ければ意外と良い?
ニュージーランドの新聞社stuff.co.nzによると、イタリアのメーカーが「ウルトラ・エコノミー席」とも言える「立ち乗りシート」をハンブルグで開かれた「Aircraft Interior Expo」で発表しました。
これによるとこの新しい座席「Skyrider 3.0」はイメージ的にはバー(Bar)にある背の高い椅子(バースツール)に座るようなものです。完全な「立ち乗り」ではありません。
座席は自転車のサドルを大きくしたような座席に背もたれと肘掛けが付いていて、コートを掛けることもできるとか。もちろんテーブルも付いてきます。
実際にイベントに行って来た人がInstagramに写真をアップしていました。
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どうですか?けっこう狭そうではありますね。
この座席を使うことで座席の間隔を狭めることができるので、従来のエコノミーよりも20%多く人を乗せることができるようになるそうです。
また従来の席より重量が50%も軽く、さらに使うパーツが少なくすむため製造コストを大幅に抑えることができます。
さすがにこの席で「10時間」は無理でも、1時間前後なら乗れそうな気がしますよね。実際、LCCなどの近距離路線で採用されたら、金額次第では有りかもしれませんね。
気になることもある
気になるのは「座席の高さは調節できるのか」です。
子どもや背が小さい人は足が届かないかもしれないのと、反対に背が高い人はずっと中腰状態みたいになるとけっこうキツそうですよね。
あとはこういうタイプの席だと寝れなさそうなので、「移動の1時間は寝たい」と思っても寝れなさそうです。
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この辺はきっと値段次第なんでしょうね。往復エコノミーなら20,000円の路線が、立ち乗りで17,000円とかだったら座れる席を選びそうです。でも、往復12,000円くらいだったら利用するかもしれません。
今後この立ち乗りシートが実用化されるかわかりませんが、実用化されたら1回くらいは乗ってみてもいいのかもしれません。見た目と違って意外と快適なんてこともありえます。
ということで、ちょっと興味深い立ち乗りシートのお話しでした。