[私とNZ] NZでの学生時代 K.U. 第2話

K.U.さんのコラム第2話目です。

ニュージーランドに来て7年目。今まさに待望の赤ちゃんが生まれようとしているK.U.さん。
そんな彼女の「夫婦のあり方」を学んだエピソードや、学生時代の英語の苦労など今回の話は彼女がニュージーランドで生きていく上で大きなベースになった話がたくさん盛り込まれています。

やっぱり「出会い」って大切だなーと個人的にすごく感心してしまった第2話目スタートします。

私とニュージーランド K.U.の場合 第2話

前回は、NZ上陸までの経緯をお伝えしたわけですが、第2回は、NZでの学生時代についてお話したいと思います。

2006年5月末から始まったNZでの生活は、語学学校に通うことからスタートし、滞在先は、以前NZに滞在していた妹の友だちの家に「ボーダー」として約10ヶ月お世話になりました。

ニュージーランドでの留学生の一般的な滞在スタイルは、「ホームステイ」や「フラット」が挙げられますが、「ボーダー」とはその中間地点、昔の日本で言う「下宿人」といった意味で、ご飯付きだけど、ホームステイのようにホストファミリーが責任をもってお世話をするというより、フラットのようにもう少し自由な雰囲気で、生活をするといった形態です。

どの滞在方法もNZでの生活を経験するために有効な手段といえ、食生活や掃除、洗濯、家族の様子、子どもの育て方、カップルの様子など、NZのライフスタイルを私はここで実際に見て学び、例えば、同居家族のお父さんがどうのように家事・育児に関わっているのかを目の当たりにすることで、日本と比較し、これが日本に帰らなかったひとつの原因だったのかも・・と今では感じます(笑)

例えば・・、子どもの寝かしつけは夫婦で交代で行う、ご飯を作らなかった方が皿を洗う、お母さんを休ませるために、週末はお父さんが子どもたちを数時間でも外に連れ出す、夫婦で出かけるときは、ベビーシッターをお願いして夫婦の時間をしっかり作る、などなど、子どものしつけや教育を母親任せにしない、夫婦共同作業という姿勢をずっとみてきて、これが典型的NZ人ではないと思いつつも、私の中での標準がそこで出来上がってしまったのは事実でした。

そして家の外では、語学学校のクラスから併設の介護の資格取得のための専門クラスへと移り変わり、平日は学校、日曜日は老人ホームのボランティアと毎日があっという間に過ぎていく日々を過ごしていました。


私のNZの福祉の原点、ボランティア先の老人ホーム(の看板)

老人ホームのボランティアは、クライストチャーチのボランティア協会に登録してみつけたもので、渡航1ヵ月後の英語もままならない状態でスタートし、当時は英語力のなさから実際のケアのボランティアはやらせてもらえなかったのですが、老人ホームでのキッチンのお手伝いをさせてもらえることになり、語学学校ではどうしても伸びなかった英語力は、現地の人たちにまざって1日を過ごすうちに徐々にそこで伸びていきました。

キッチンのスタッフはNZ人で、滞在先以外で出会うNZ人でもあり、語学学校は英語を学びにきているアジアの国々の人が多いため、本当の意味でのNZ英語を学ぶ、経験するのには限界があるといえます。そこで思い気ってボランティアに飛び込むことで、ネイティブの英語を聞き、話す機会に恵まれることで、英語力も伸びるという結果につながります。

そこでも英語力のない、外国人である日本人の私を、門前払いせずに、できることを探して、受け入れてくれた老人ホームのナースマネジャー、キッチンスタッフの人たちの暖かい気持ちが何よりもNZという国そのものの姿勢を映しているようで、学生であった期間と同じ10ヶ月間、その老人ホームでボランティアを続けました。

次回は「学校での介護の資格取得と就職までの道のり」をお話したいと思います。

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K.U.

2006年5月よりNZ・クライストチャーチ在住。現在は知的障害者のコミュニティサポートワーカーとして働きつつ、バレーボールに夢中な、第一子出産間近の自称「アクティブ・K.U.」。

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