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「ビニール袋使用禁止の勝者は誰?」の社説が興味深い

ニュージーランドの新聞社stuff.co.nzにちょっと興味深い社説が掲載されていました。

ニュージーランドは昨年2018年に、環境を配慮してスーパーマーケットなど多くの店舗から買い物時に配られるビニールの買い物袋が姿を消しました。

また今年2019年中にそのビニール袋の使用を法律で禁止することも決まっています。でも、今回のこの騒動。いったい誰が勝者なのでしょうか?

今回はそんな興味深い社説「Have we been blinded by the success of the plastic bag ban?」を紹介します。

Stuff.co.nzの社説が興味深い

ここからはstuff.co.nzの社説を意訳しつつ、コンパクトにしたものを紹介します。最後に僕自身が思うこともまとめましたので興味がある方はそちらもご覧ください。

ニュージーランドにとって、2018年という年は「プラスチック」がもっとも敵とみなされた一年でした。

テレビやインターネットのメディアでは、海を漂うプラスチックの映像や画像が紹介され、プラスチックがいかに海洋生物に害を加えているのか?が報じられました。

すると面白いことが起こりました。

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プラスチックの使用について議論されるのは自然なことなのですが、その標的が買い物袋として使われるビニール袋だけに向けられました。

あるスーパーマーケットに至っては、スーパーマーケットでビニール袋を使うべきか投票を始め、スーパーマーケットはこの環境問題について率先的に取り組みさえしました。

その結果、2019年に「ビニール袋の使用が禁止」になるよりだいぶ早く、多くのスーパーマーケットは買い物を入れるためのビニール袋の使用を止めました。

Best of EP Guest Photographer April: "Flying rainbow" - Victor Andronache

ところがスーパーマーケットに行くと、未だにジャガイモなどを入れる薄いビニール袋は使われていたり、肉や魚はプラスチックの容器に入っています。

今回、ビニール袋を禁止にすることによって自然環境にどれだけ大きな効果が出るのでしょうか。今回のビニール袋を使うのを止めようと動いたことで、最大の勝者はいったい誰だったのでしょうか?

1番の勝者はスーパーマーケットだったのかもしれません。

今まで年間に膨大な量のビニール袋を作り、無料で配っていました。それを大幅に減らし、さらに欲しい人には有料で売るようになりました。製造コストが減り、利益を上げることに成功したわけです。

個人的にはこう思う

個人的にはビニール袋の使用を減らして環境を考慮するのはとてもいいことだと思います。

直行便?経由便?どっちが良い?

ニュージーランドに行くとき、直行便のニュージーランド航空と、経由便のカンタス航空・ジェットスター・大韓航空・シンガポール航空どれが良いか迷いますよね

僕は過去10年ほぼ毎回ニュージーランド航空を使っています。その理由をまとめました。

ニュージーランド航空をオススメする一番の理由

ただ以前の記事でも触れましたかもしれませんが、ビニール袋はダメでラップや商品を包装する袋はOKというのはどうも違和感がありました。目の敵にしている。そんな気がしました。

そこへきて今回のstuff.co.nzの社説で「膨大な量のビニール袋を作るコストを抑え、さらに必要な人には有料で販売する」ことで、スーパーマーケットは大きな利益を上げることになる、勝者になるというのは非常に興味深いものがありました。

ちなみにスーパーマーケットはビニールの買い物袋の使用を止めると発表してから、繰り返し使えるショッピングバッグが売れているそうです。つまりそこでも通常より利益を上げたということですね。

しかもその袋を巡って、「ビニール袋が環境に悪いから」という理由で使われるようになった袋がエコな製品でないという話も報じられていました。

もちろん環境を考慮して、環境に優しいことに取り組むのは素晴らしいことなんですけど、結局のところ企業の利益のために突き動かされているのかと思うと切ないものがありますね。

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masa osada
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日刊ニュージーランドライフと日刊英語ライフを主宰しています。 → 詳しいプロフィールはこちら、個人のTwitter @masaosadaには日々の生活を載せています。フォロー大歓迎です。