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旅行者にとって、旅行先の気候はとても気になるものですね。
夏を楽しむために行った国で妙に涼しくて秋のような涼しい日々だったら、なんだか損した気持ちにすらなるかもしれません。
逆に「真冬の寒さ」「冬の遊び」を楽しみに訪れた国で、毎日ポカポカ陽気だったら、何ために訪れたのかよくわかりません。
これからニュージーランドを訪れる人にとって気になるのは、「夏を楽しめるかどうか」だと思うのですが、そんななか「今年のニュージーランドの夏(12月から2月)」が例年になく暑くなりそうだと、ニュージーランドの新聞社が報じていたので、紹介したいと思います。
1867年まで遡っても記録的な暑さになる?
New Zealand HeraldやStuff.co.nzが報じたところによると、今年のニュージーランドの夏は「記録的な暑さ」になるかもしれないとのことです。
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ニュージーランドの気候などを調査する専門機関NIWAの発表はまだされていませんが、ある専門家がニュージーランドの夏の気温を1867年まで遡って調べてみたところ、今年の暑さは、過去にない暑さになると予想しています。
具体的にどのくらい暑いのか?というと、1981年から2010年までの平均的な地表の温度と比べて0.85度高くなるとのこと。
「空気の温度ではなく地表の温度?」とか「0.85度だけ?」と思いますよね。
地表の温度を測るのは日本でも最近暑い日が多く、「気温は30度ちょっとだけど地表の温度は40度を越える」といったことが起こり、ニュースなどでも「地表温度」といった表現がされていますね。
今回の調査も同じように地表の温度を計測しています。
また「0.85度」と聞くとたいしたことないように思われるかもしれませんが、あくまでも平均した温度なので0.85度でもけっこう大変なことなんです。
具体的な数字をあげると、1998年と2016年は記録的な暑さを記録しましたが、それぞれの地表の平均温度は例年よりも「0.80度」「0.84度」高い程度です。
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つまり過去何十年のなかで「酷暑」と言われた年の地表の平均温度よりも、今年の夏の方が暑いかもしれないということですね。
ただ今回発表したのは、国の機関ではなく「いち専門家の見解」です。専門機関のNIWAは「来週までの最新のデータを加味したデータを見た方が良い」と述べています。
ただしそれと同時にNIWAも「速報値を見たところ(記録的な暑さを記録した)2016年と非常に近い値を示している」と述べているので、今年の夏(12月から2月)が相当暑くなるのは間違いなさそうです。
とは言え、日本の夏よりは涼しい
「今年の夏は記録的な暑さになる」と聞くと、日本の暑さを基準に考えてしまうかもしれませんが、ニュージーランドの夏は日本ほどではありません。
日本と同じで南北に長く、また地域によって気温差はありますが、日本ほど暑くはなりません。また日本ほど湿度が高くありません。
なので、日本に住んでいる方はそこまで暑さに対して何か準備する必要はないかもしれません。
ただし気を付けたいこともあります。
ニュージーランドはそこまで暑くならないことから、エアコンが付いていない家や宿泊施設も多くあります。そのため西日が入る時間帯に家の中が猛烈に暑くなることもあります。
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またニュージーランドには【網戸】がないため夜になって換気のために窓を開けていると、明るい光に誘われて虫がガンガン入ってきます。つまり窓を開けて換気をするのがけっこう大変です。
実際、去年クイーンズタウンを旅行したときに泊まったAirbnbの宿は暑くて大変でした。
日中の天気が30度を超え、しかも日が落ちるのは21時過ぎ。それまで家には強い西日が入ってきました。
明るいうちは窓を開けられますが、暗くなると窓を開けられず、でも窓を開けないと換気ができないので、日中の暖かい、むしろ熱い空気がいつまで経っても家から出て行きません。でも、窓を開けると自然が多いエリアなので虫が入り放題。けっこう悩ましい状況でした。
その辺はちょっと注意が必要です。
ということで今年2019年のニュージーランドの夏は暑くなりそうです。これからニュージーランドを訪れる方は冬の夏(?)を満喫できそうですね。