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昨日の記事で「使い捨てのビニール袋の使用がとうとう違法に。来年NZ国内から姿を消すことに」という記事を紹介しました。
その記事のコメントや、別の読者の方からのメッセージで「大きな誤解」をされている方がいるようなので、追加情報を記事として書くことにしました。
ラップやジップロックの使用は違法にはなりません。
前回の記事で、「0.07mm以下のビニール袋が使えなくなる」という説明のなかで、「0.07mmってどのくらいかわからないですよね?」という例えの中で、以下のような記載をしました。
ところで「0.07mmより薄いビニール袋」と言われて、どのくらいの厚さなのかピンと来ますか?僕はまったくわかりませんでした。
そこで少し調べてみました。
例えばスーパーのレジでお会計をしたあと、お肉や豆腐などを入れる薄い袋ありますね。あの袋は0.006mmから分厚いところで0.01mmです。ニュージーランドの規定の薄さの約1/7から1/12しかありません。
またビニール袋ではありませんが、クレラップやサランラップなどのラップの厚さも種類により若干異なりますが0.01mm程度です。
他にもけっこう分厚い印象があるZiploc(ジップロック)ですら、厚みは0.06mmなので、規定の0.07mmより薄いことになります。
ということは、かなり分厚いプラスチック製の袋しか使えなくなると言うことです。
どうやらこの一文を読んで「ラップやジップロックも違法になる」と勘違いした人たちが多くいました。
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前回の記事の話はあくまでも「0.07mmがどのくらいの厚さなのか」を知ってもらうための「例え」であって、ラップやジップロックが使えなくなるという意味ではありません。
とはいえ、この「ビニール袋」の件は気になること満載
今回の件、「さすがニュージーランド」と称する声もありますが、個人的にはなんだか変な法律だなと感じています。
というのも、ビニール袋(Single use plastic bag)はダメなのに、ラップや製品に使われるビニール袋や、ビニール製の包装、梱包のビニールはOKだったりします。
それってビニール袋だけを目の敵にしているだけのようにも思えます。
ニュージーランドで消費されるビニール製の袋や、ラップなどのシートのいったい何パーセントが、スーパーマーケットなどで買い物袋として使われるビニール袋なのでしょう。
ビニール袋を配ることを禁止するのは焼け石に水のようにも思えてなりません。