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花粉症が大変な人にとって毎年、花粉が飛び始める時期がくると「またこの季節が始まった」とどこか憂鬱になりますよね。
ニュージーランドは自然が多い国です。
つまりそれだけ花粉が飛ぶため、毎年10月くらいから花粉症の人が急増します。テレビCMや薬局のディスプレイなどで鼻炎を抑える薬をよく見かけるようになります。
先日、ニュージーランドの新聞社Stuff.co.nzにニュージーランドでもっとも鼻炎を引き起こす草木が紹介されていたので紹介したいと思います。
その1:Gorse
「Gorse」と言われてもピンと来ないかもしれませんが、ニュージーランドを旅行したことがある方なら、見かけた方多いはずです。特にこの時期は郊外を車で走っていると、あたり一面が黄色い花で覆われていることがあります。
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それがGorseです。日本語ではハリエニシダと呼ばれています。
見た目はすごくきれいなんですけど、その繁殖力の強さと駆除の難しさから、世界自然保護連合が「世界の侵略的外来種ワースト100」に選出されています。
この木は花粉はもちろん「ハリエニシダ」という名前の通り、トゲがあるため家畜やトレッキングを楽しむ人を傷つけることも問題視されている理由の一つです。
ちなみにこのGorseは1年の間9ヶ月花粉を飛ばします!時期で言うと3月から11月です。
その2:Macrocarpa
Macrocarpaというのは糸杉の一種「モントレーイトスギ」です。つまりスギ花粉のスギですね。
この木も花粉を飛ばす時期が長く、7月から2月までの8ヶ月も花粉症の人を苦しめます。
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その3:Plantain weed
Plantain Weedというのはいわゆる雑草です。
1つ1つの花が飛ばす花粉の量は大したことありませんが、広範囲にわたって生い茂っていたり、牛などが食べる牧草としても使われているため、花粉症の人を苦しめることになっています。
Plantainという植物はいろいろ種類があり、日本だとセイヨウオオバコという種類のPlantainを耳にしたことがある方もいるのではないでしょうか。
その4:Pine Tree
Pine Tree(マツ)も花粉症を引き起こす木といわれています。日本ではアカマツがヒノキやシラカンバなどと並んで、花粉症の原因とされています。
ニュージーランドでは7月から12月に花粉を飛ばし、Pinus Radiata Treeと呼ばれるマツは1本の木から1年で500グラムの花粉を飛ばすと言われています。「500グラム」と聞くと少ないように思えますが、花粉の軽さを考えたらものすごい量ですね。
その5:Olive
日本ではあまりオリーブが花粉症とあまり結びつかない人も多いかもしれませんが、ニュージーランドではけっこうオリーブの花粉で鼻炎になる人が多いです。
ニュージーランドでも2000年前半までオリーブが花粉症の原因になることはあまり知られていませんでした。
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ワインの栽培に適している気候とオリーブの栽培に適している気候が同じため、ワインの産地ではよく見かけます。特にここ20年くらいでオリーブを栽培する農家が増え、それに合わせて花粉の量も増えています。
花粉は10月から3月くらいまで飛ぶようです。
その6:Meadow Foxtail Grass
Meadow foxtailというのは、イネ科の植物です。イネ科の植物と言えば花粉症の原因となることはよく知られていますね。花粉は8月から1月にかけて飛ばしますが、気候によっては2月くらいまで飛ぶこともあるようです。
ちなみにFoxtailというのは一般的な通称で、雑草の猫じゃらしもFoxtailと呼ばれます。
その7:Privet
Privetは大きな分類でいうと、ジャスミンやキンモクセイ、さらに上で紹介したオリーブと同じ仲間です。ニュージーランドには4種類のPrivetが生息します。
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また花粉は11月から3月まで飛び、ニュージーランドでは花粉症の原因として広く知られています。
花粉症の人は日本から鼻炎の薬を持ってきましょう
日本で花粉症で苦しんでいる方はニュージーランドに限らず、海外に行くときはぜひ花粉症の薬を持っていきましょう。
日本で花粉症に苦しんでも、海外だと平気な人もいますが、中にはもっとひどい目に合う人もいます。
ニュージーランドでも花粉症の薬は売っていますが、普段飲みなれたものを持っていくほうが安心ですよね。
でも、もし忘れてしまった場合は薬局に行って鼻炎の薬を買うこともできます。以下の記事で紹介しているので、興味がある方はそちらもご覧ください。
