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ニュージーランドのコカ・コーラが使ったキャッチコピー「Kia Ora, Mate」がちょっとした炎上状態になっています。
パッと見たところなんの問題もなさそうなキャッチコピーがなぜ盛り上がっているのでしょうか。
今回はそんなニュースを掘り下げてみます。
Kia Ora, Mateのどこに問題がある?
まずはきっかけとなったツイッターのツイートをご覧ください。
When the languages don't mix well. pic.twitter.com/3piZIoptAE
— Waikato Reo (@waikatoreo) October 14, 2018
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自動販売機の上にキャッチコピーで「Kia Ora, Mate」と書かれています。
「Kia Ora」というのは「Hello」など挨拶で使われるニュージーランドの先住民マオリ族の言葉ですね。
そしてMateはニュージーランド人が人と挨拶するとき「Good day, mate(グダイマイッ)」とか「How are you, mate」など、何かと「mate(仲間とか友達という意味)」を最後に付けています。
なのでKia Oraを挨拶で使う人なら、Kia Ora, mateと当たり前のように使うような言い回しです。
それでも今回ちょっと盛り上がっているのは、Twitterで投稿した人が「when the languages don’t mix well 」と「言語を混ぜてしまってうまくいかなかったパターンである」と書いて、あることを多くの人が気がついたからなんです。
言語を混ぜるとややこしくなることがある
今回の話でいうと、実はマオリ語で「mate」は「マテ」と読み、意味は「死」なんです。つまり「Hello, death」と言っているようなもの。
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しかも、世界で3番目に肥満が多い国のニュージーランド。
太り過ぎが原因で病気になる人が多く、コカコーラを問題視する人も多いです。
そんな中、コカコーラ自身が意図せず「Hello, death」ととられてしまうような広告。気がついた人たちが寄ってたかって揚げ足を取ったわけですね。
正直なところ、今回の件はコカ・コーラがやったことの揚げ足を取って面白おかしくしているだけなので、誰も問題視しているわけではないと思います。
ちょっとした笑い話ですね。
情報元:Stuff.co.nz
日本人の名前でもややこしくなることが
ちょっと余談で「言語を混ぜるとややこしくなる」といえば、こんな話があります。
日本人の「ゆう」とか「あい」という名前の人が会話に出てくると、「You」と「Yuu か Yu」、「I」と「Ai」が混ざって、主語がいったい誰なのかわからなくなるそうです。
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例えばこんな会話が起こるかもしれません。
Steve:Why didn’t you come to the meeting yesterday?(なんで昨日のミーティング来なかったの?)
あなた:ゆう said it’s postponed to next week(ゆうが来週に延期になったって言ってたよ)
Steve:No, I didn’t say that(そんなこと僕は言ってないよ)
もちろん「ゆう」という人がお互い共通の知り合いにいれば、わかる話なんですけど、紛らわしいですよね。
でも、それが言葉の面白さなのかもしれない
こういう言語と言語が混ざることで、面白い言葉遊びができたりすることも多いのも事実です。
商品名とか会社名を作るとき、2つの意味(ダブルミーニング)をもたせたりできますからね。
なので、個人的にはこういう話すごく好きです。