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皆さんは飛行機の機内で音楽を聞いたりしますか?
先日、ニュージーランドの新聞社Stuff.co.nzにカンタス航空が機内エンターテイメントから音楽配信を終了することを明らかにしたことが報じられていました。
今回はそんな機内での過ごし方にまつわるお話です。
カンタス航空。音楽配信を終了に
Stuff.co.nzによると、カンタス航空は機内エンターテイメントの音楽配信を終了するそうです。といっても、今のところオーストラリアの国内線だけです。国際線はなくなりません。
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カンタス航空が行った調査によると、国内線で音楽やラジオを聞く利用者は10%未満しかいないそうです。そのかわり乗客は自分の音楽プレーヤーや、スマホなどで音楽を聞いていることがわかりました。
それを受けてオーストラリア国内を飛ぶボーイング737sとエアバス A330sでの音楽配信を取りやめることが決まったそうです。
では今まで機内で音楽を聞いていた人はどうすればいいのか?というと、機内で提供するWi-Fiサービスを使って音楽を聞いてほしいとのことでした。
「確かに」と思う反面の残念感
機内での音楽配信サービス。正直なところ、僕はほとんど聞いたことがありません。
その昔、スマホがまだ一般的でないころ、音楽プレーヤーを機内に持っていくのを忘れて音楽を聞いた経験はあります。でも、それ以外であえて機内エンターテイメントの音楽を聞くことはありませんでした。
もちろん今回のことを受けて反対する人たちもいます。僕自身「なくなる」と聞くと残念な気持ちになります。でも、それが時代の流れなのかな?と思います。
そもそも航空会社はビジネスです。利用者が10%未満のサービスのための費用を考えると「終了」を決断するのもわかります。
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機内Wi-Fiサービスで音楽を聞ける!?
カンタス航空の発表で「機内Wi-Fiサービスがあるから、それを使って音楽を聞くこともできる」とありますが、これは今の段階では現実的ではないなと思いました。
オーストラリアと日本で機内Wi-Fiサービスの性能が違うのかもしれませんが、去年・今年と日本に帰国したとき、JALとANAの機内Wi-Fiサービスを使ってみました。でも、音楽を聞くのはもちろんまともにインターネットをすることすらできませんでした。
そもそもWi-Fiに繋がらなかったり、回線が遅すぎたりして普通にウェブサイトの閲覧をするのも困難でした。
この辺は今後の課題であり、大きな伸びしろでもあるんだと思います。
今後、他の航空会社でも同じ動きになるかも
今回のニュースはオーストラリア国内を飛ぶカンタス航空のみの話です。
でも、今後この波は他の航空会社にも波及してくると思います。音楽配信をやめ、そのうち機内Wi-Fiサービスが充実・高速化してきたら「機内エンターテイメント」という存在すらなくなるかもしれません。
1席1席に端末を用意して、管理したり、配信を機体ごとに行うよりも、ユーザーが持っている端末を使わせたり、端末を持っていない人に航空会社がタブレットなどを貸し出すほうが明らかに効率的だしコストも掛かりません。
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個人的にはそういうテクノロジーの進化は好きなので楽しみでしょうがないんですけど、きっと反対する人もいるんでしょうね。
今後どうなるのか楽しみです。