タネ・マフタも危機に。カウリの森を閉鎖に追い込む「Kauri dieback」という病

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ここ最近、Kauri diebackと呼ばれる病が原因でニュージーランドの各地でトレッキングコースが閉鎖されています。

以前紹介した記事「数年以内に枯れてしまう!?巨大樹「タネ・マフタ」に忍び寄る影」のなかでもこのKauri diebackについて軽く触れました。

今回はそんなカウリの森を閉鎖に追い込む病Kauri diebackを紹介します。

タネ・マフタが枯れてしまう危機

冒頭で紹介した巨大樹タネ・マフタが枯れてしまうもしれないという話をまだ読んでいない方のために、少しだけこの記事のあらすじを紹介します。

オークランドの北にあるワイポウア森林保護区(Waipoura Forest)には樹齢1500年とも2000年とも言われているカウリ(Kauri)と呼ばれる種類の巨大樹があります。

その名をタネ・マフタといい木の高さは50メートル。マンションでいうと15階から20階建てに相当することからも、その大きさがわかってもらえると思います。

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マオリ族にとって神聖視されているこの木は森の神「タネ・マフタ」から名前を取られました。

先日、この木に一旦感染してしまうと致死率100%という恐ろしいカビの菌が感染するかもしれないと報じられました。その病原菌がKauri diebackです。

実はこのKauri diebackはタネ・マフタだけでなく、他の地域のカウリをも脅かしているとして、新聞各紙で取り上げられたり、森の閉鎖が発表されたりしています。

次々と閉鎖される森

Kauri Tree

Kauri diebackの発見によって今年の5月オークランド市役所はオークランドの東にあるWaitakere Rangers Regional Parkと呼ばれる森林公園のなかにある大部分のトレッキングコースを閉鎖しました。

このKauri Diebackの感染を抑えるために、何十億円というお金をかけて対応に当たると発表しています。ところがこの予算は小さな自治体にとって大きすぎるため、様々な懸念が飛び交っています。

そして9月3日、ニュージーランドの新聞社Stuff.co.nzにまた別の森が閉鎖すると発表されました。

North shoreにあるKauri ParkとMuriel Fisher ReserveでKauri diebackが発見されたことで周辺の森が閉鎖されることとなりました。

直行便?経由便?どっちが良い?

ニュージーランドに行くとき、直行便のニュージーランド航空と、経由便のカンタス航空・ジェットスター・大韓航空・シンガポール航空どれが良いか迷いますよね

僕は過去10年ほぼ毎回ニュージーランド航空を使って日本とニュージーランドを行き来しています。その理由とは。

Kauri diebackっていったいどんな病気?

Kauri diebackはいわゆる「病原体」「胞子」です。
2009年に発見され、それまでは学術名で呼ばれていましたが2015年にKauri Diebackと呼ばれるようになりました。

ちなみに「die back」というのは「植物が根だけを残して枯れてしまうこと」をいいます。

Kauri diebackはカウリの根を見つけると、鞭毛と呼ばれる器官を使って土の水分を泳ぎ、感染を広げていきます。そのため雨の日は感染スピードが早くなります。

現在、Kauri diebackを殺す薬はなく、感染したらアウト。致死率が100%です。

上で紹介したタネ・マフタはまだ感染はしていませんが、タネ・マフタの60メートル先にあるカウリの木で感染が確認されたことで、タネ・マフタへの感染が危惧されています。

この菌の恐ろしいところはほんの少し、針の先ほどの菌が付けば、菌が増殖してしまうことです。

つまり人間がこれ以上感染しないように細心の注意を払っても、森の中を歩くアリや、土の中に住む小さな虫、さらにネズミなどでも感染を広めてしまう可能性があるわけです。

また感染が見た目ではわからないため、感染の確認をするのが非常に難しくなっています。

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まとめ

今回紹介したKauri dieback。この菌はカウリに対して強い致死性があります。

今回の記事を書くのに当たって調べていたところ、こういった菌は進化も早いそうです。つまり今後の進化の仕方によっては他の植物の脅威となる可能性もゼロではないということです。

もし野菜に感染するとなったら、農家はもちろん、酪農家にとって大変な脅威になるかもしれません。

そう考えると怖いですね。

実際問題、このニュースを見て僕を含めて一般の人たちは、これといって何かをすることはできませんが、これ以上被害が広がらないことを願うばかりです。

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