スポンサーリンク
時々、読者の方からメッセージやメールでこんな問い合わせをいただきます。
ニュージーランドの移住に興味があります。情報をいただけませんか?
実は昨晩もそんなメッセージが来ました。問い合わせをいただいた方にもお伝えしているんですけど、こういった質問はあまりにも漠然としていて何を答えたらいいのかわかりません。
そこで今回はそんな漠然とした質問に毎回メールやメッセージでお答えする代わりに記事を書いてみようと思います。
どうして漠然とした質問になってしまうのか
漠然とした質問をしてしまう多くの人が、まだいろいろ調べていなくて情報がなく、でも「ニュージーランドって良いところらしい」と思っている方です。
イメージ的には「家を自分で建てたい」とか「スマホのアプリを作ってみたい」と思ってみたものの、知識がまったくなくてどこから手を付けて良いのかわからず、呆然としてしまう状態です。
スポンサーリンク
質問をしようにも何から聞いたら良いのかわからなくなってしまうんですね。
もしくは純粋に言葉が足りない人です。
なので今回はそんな「これから移住を考えてみる」という方に向けた記事です。
※今後、この記事は読者の方からいただく質問とその答えを加筆していく予定です。
ちょっとニュージーランドへの移住に興味がある人が知っておきたいこと
この記事では全体的にザックリしたことを書いていきます。
すべてのことを1つの記事にまとめることはできないので、この記事を読んで気になったことをご自身で調べてもらうイメージです。
なのであえてキーワードだけを残して細かく説明していません。
公用語は英語です
ニュージーランドの公用語は英語です。
「イギリス英語をベースに」という言われ方をします。英語の綴りはイギリス流です。CenterはCentre、ColorはColour。realizeはrealiseです。
スポンサーリンク
そして持ち帰りに「take out」は「take away」だし、文法もイギリス英語を基本としています。
ただ発音は細かく書くとキリがないのでここでは細かく触れませんが、イギリス英語とかアメリカ英語ではなく、これはもうニュージーランド英語です。
またアメリカ英語が通じないわけではなく、普通に通じます。北海道訛りと関東訛り、関西訛り、九州訛りの人が話をしてもたいてい意思疎通できるのと同じです。
ちなみに先住民のマオリ族の言葉「マオリ語」も公用語で、名詞や地名でマオリ語が使われることもあります。
日本と同じで四季があります。ただし季節は反対
ニュージーランドは南北に長い島で、日本と同じように四季があります。
ただし南半球にあるため季節が反対。一般的に春は9月から11月、夏が12月から2月、秋は3月から5月、冬が6月から9月です。
夏は日本ほど暑くなることがなく、冬は日本ほど寒くなりません。基本的に気候は穏やかです。
スポンサーリンク
気候は「地中海性気候」に属しています。
日本との時差は3時間。または4時間
日本とニュージーランドの時差は3時間、または4時間です。サマータイム(Daylight Saving)のときは時差が4時間で、それ以外は3時間です。
日本が午後3時のとき、ニュージーランドは午後6時か7時。日本よりも数時間先を行っています。
治安は「割と」良い
ニュージーランドの治安は割と良いです。とはいえ日本と同じ感覚でいてはいけません。
日本と比べて置き引きや窃盗など軽犯罪が多く、例えば日本ならカフェで席をキープするためにカバンやスマホを置いて注文しに行ったりしますが、ニュージーランドでそんなことをしてはいけません。
また車のガラスが割られて車内のものを盗まれると被害も多いです。
仕事をするにはワークビザか永住権が必要
意外と知らない人が多くて驚くことなんですけど、ニュージーランドに限らず海外で仕事をするには「ワークビザ」や「永住権」が必要です。
観光ビザで訪れて仕事をすることはできません。
つまりニュージーランドに移住したい場合は、雇ってくれる会社を見つけてワークビザを取る必要があるということです。ちなみに一般的に永住権はワークビザの先にあることなので、ワークビザ取得が先です。
この辺のことについては以下の記事にアレコレ書いていますのでご覧ください。
どの街に住むのが良いか
「どの街が住みやすいですか?」と聞かれたことがあります。
日本でも都会が好きな人、地方が良い人、海が近い街・山が近い街が良い人といろいろいますよね。ニュージーランドでもそれは同じです。
ただしニュージーランドの場合、「日本人が仕事を見つけられる街」というのは限られてきます。一番チャンスが多いのはオークランド。次は。。。その人の職業によって変わってくると思います。
「医療費が無料」はほぼ幻想
日本のテレビなどで「ニュージーランドは医療が無料」と報じられたことがありますが、あれはほぼ幻想です。
大病をしたとき、子供を生む時、怪我をした時以外の医療費はほぼ有料です。しかも日本よりも高いです。ちなみに怪我の場合は一旦自分で払って、申請した後返金されるシステムです。
また歯の治療は基本的に全額負担です。神経を抜くような治療をして被せ物を作ったら数十万円かかります。
まずは旅行。そのあと仕事を見つけて数年滞在
今回、小学校などの学校の制度や老後のこと、細かい医療制度などは触れませんでした。ただそれらを書き始めたら、それこそキリがありません。それと僕自身も子供はまだ3歳なので小学校以降の教育制度や老後のことはまだ良くわからないことだらけです。
ただ移住するためにはまず「ワークビザを取得できるか?」が大切です。そのために英語を磨いたり、職歴を見直したり、やることがたくさんあります。
それとニュージーランドを訪れたことがない方は旅行でニュージーランドを訪れてみてください。「え?ニュージーランドに行ったことないのに移住したいっていう人いるの?」と思う人もいるかもしれませんが、「行ったことないけど移住したい」と思っている人けっこういます。
そういう方はまず旅行をしてください。できればオークランド以外の場所も見て回ってください。
そしてそれでも気に入ったら、ワークビザをサポートしてくれる=雇ってくれる会社を見つけるにはどうすればいいか?を模索してみてください。そうこうしているうちにいろいろ情報が入ってくるはずです。
ワークビザで数年滞在して、その先を目指したかったらその時はじめて永住権を狙ってもいいと思います。
最後に。ニュージーランドに限らず、海外移住は時間がかかります。
またいろいろな縁や運の要素もすごく強いです。なので、いろいろ情報を得たり、同じことを思っている人たちとつながっていくことで、いろいろな情報やチャンスが舞い込んでくることもありますので、仲間を見つけることをオススメします。