ウェリントンの湾にクジラが出現でいろいろ大騒ぎに

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数日前からウェリントン市民を中心に賑わっていることがあります。

それはウェリントン湾内にクジラです。クジラが湾内に迷い込み、市民の目の見えるところを泳いでいます。

住人や観光客が見える場所でも姿を確認できることから当初は珍しい光景を見れると喜んでいましたが、出現から数日経って様々な問題が浮かび上がってきています。

ウェリントンに出現したクジラはどんなクジラ?

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今回、ウェリントン湾に出現したクジラはミナミセミクジラ(Southern Right Whale)というヒゲクジラの一種です。
※ ちなみに上のクジラの写真はウェリントンで撮影されたものではありません。

ミナミセミクジラは体長約15メートル。体重は40トンから50トンになります。南半球に生息するクジラでニュージーランドだけでなく、オーストラリア・南アメリカ大陸、アフリカ大陸の南部の海域でも生息しています。

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さてこのミナミセミクジラが本来いるべきではないウェリントン湾(内海)に紛れ込んでしまい、住民の目でも普通に確認できるところを泳いでいることがニュースで報じられました。

街から普通にクジラを見れるのは凄いけど

今回の報道を受けて、街の海辺からもクジラが見えることを受けてちょっとした「クジラフィーバー」となっているわけなんですけど、いろいろな問題が起こり始めています。

フェリーの運行に影響が出る

まず最初に挙げられる問題はフェリーです。

ウェリントンは南島の街ピクトン(Picton)とのあいだで毎日数便のフェリーが運行されています。

フェリーはクジラに衝突してはいけないので(当たり前ですね。それは事故です)、クジラの位置を確認しながら運行しています。ところが、今日クジラはフェリーの航路上をずっと泳いでいたため、フェリーはやむを得ず汽笛を鳴らして、クジラをどかさなければならなくなりました。

フェリーが退けばいいと思われる方もいるかもしれませんが、フェリーは船体が大きく小回りがきかないため、フェリー自らがクジラを避けるのは難しいです。

明日開催の花火大会が延期に

また明日はニュージーランドの新年マタリキ(Matariki)の花火大会がウェリントン湾で開催される予定でした。ところが「クジラが湾の中にいる」ことが理由で、開催を延期するかどうか判断しなければなりませんでした。

「花火大会をやるかどうか」という判断はギリギリまで先延ばしにされ、そしてついに先程7月6日の午後4時前に市役所は「花火大会は1週間延期」と発表しました。

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ちなみに新聞社が行ったアンケートでは15%の人が「花火大会はそのままやっても良い」と答え、85%の人がそれに反対しています。

さらなるクジラを引き寄せる可能性

さらに環境省の専門家が心配しているのは、迷い込んだクジラはオスのクジラで現在繁殖期に入っているため、ジャンプをしたり尻尾で音を立てるなどして別のクジラの気を引こうとしているそうです。

通常、このエリアにクジラはいないため可能性は低いものの、もし他のクジラが湾の外にいて、その音に気がついて湾に入ってきてしまうと、状況は深刻化するかもしれません。

ヨットなど小型船にも影響が出る可能性

他にも環境省の専門家はクジラの動きを見ていて気になったことがあるそうです。

それはクジラが尻尾を海に叩きつける動きです。先日、SNSにアップされたクジラの動きのなかで、攻撃的な動きを見て取ることができたそうです。

現在の環境などに苛つきを覚えているのかもしれず、ただ海を叩いているだけなら問題ありませんが、その行動が原因で湾の中を航行している小型の船に、例えばヨットなどを意図する・意図しないに関わらず影響を与えてしまうかもしれません。

特に今回、ウェリントン湾に姿を見せたクジラを一目見ようと船を所有している人が、クジラに近づきすぎていることがSNSなどで懸念されています。今のところ、接触するほど近くに行く人はいないようですが、それでも今後どうなるかわかりません。

どこかのタイミングで野次馬が怪我させられたり、逆にクジラを傷つけてしまう可能性は十分にあります。

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ちなみに法律(The Marine Mammals Protection Regulations 1992)では、海洋生物の半径300メートルの範囲には船は3隻までしか入れず、また50メートル以内には近づくことも許されていません。

早く外海に戻って欲しい

今回のニュースを見て「クジラを見に行きたい」と思うよりも先に「早く外海に帰って欲しい」と思いました。

クジラは本来いるべき場所ではない内海に迷い込んでいます。

きっとフェリーや船の音が聞こえるなど慣れない環境の中にいたり、食べ物だって思うように食べれず不安定な状態にいると思います。そう考えるとクジラがイライラして攻撃的になってしまうのもうなずけます。

なので早く外海に帰ってくれることを願うばかりです。

追記:2018年7月6日23時30分(NZ時間)

この記事を読んだ方から

「本来の住み処ではない」というのは完全に間違いですので訂正していただければ幸いです。セミクジラは非常に沿岸性が強く、港ですごすのも普通の光景

というコメントをFacebookページでいただきました。上記の部分はあえて消さずに書きたかったこと、思ったことを修正いたします。

僕自身、クジラは外海からくるものと思っていたので、「外海に帰って欲しい」と書きましたが、そうでないようです。ただ本来ウェリントンの湾のなかで生活していない、別の場所で生活していたクジラであれば、その今まで住んでいた場所に戻って従来の生活を取り戻しもらうことを願うばかりです。

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それと明日の花火大会はもともと雨の予報だったので延期になってよかったです。そして来週は雨が降らず、クジラもいなくなっている事を祈るばかりです。

情報元:Stuff.co.nz

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