つい先日、タスマン地方が深刻な人手不足のため観光ビザでも働くことができるようになる特別処置が取られたと報じたばかりですが、今度はBay of Plenty(ベイ・オブ・プレンティ)地方でも同じ処置が発動されました。
本来、働くことができない観光ビザでも大手を振って働くことができます。
今回はそんなニュースにまつわるお話しです。
Bay of Plentyが深刻な人手不足に
ニュージーランドの新聞社各紙によると、Bay of Plentyが深刻な人手不足に陥り、現在収穫の最盛期にあるキウィフルーツの収穫が間に合わないそうです。
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試算によると約1,200人の収穫やパッキングするスタッフが足らないとのこと。
そのため、Ministry of Social Development(社会開発省)が深刻な人手不足を申告し、それを受けて移民局は観光ビザでも申請があれば一定の条件下で働くことができる特別処置を発動させました。
ところでBay of Plentyってどこ?
ところでBay of Plentyというのはどこなのか?というと
- ロトルア(Rotorua)
- タウランガ(Tauranga)
- ファカタネ(Whakatane)
- オポティキ(Opotiki)
これらのエリアを指します。
特にタウランガの東にあるテ・プケ(Te Puke)という地域はキウィフルーツの産地として有名です。
今回、キウィフルーツの収穫やパッキングをするスタッフが不足しているので、観光ビザで働くことを希望される方はこの地域を目指すのが良いということですね。
またワーキングホリデービザを持っている方で、今仕事をしたい!という人もこのエリアに行けば今なら確実に仕事を得られるということです。
立地がかなりいいベイ・オブ・プレンティ
前回紹介したタスマン地方と比べて、ベイ・オブ・プレンティはオークランドからの交通の便がよく、また周りには温泉の街ロトルアなど観光地も多いです。
そのため観光ビザを持っている観光客も訪れやすく、また仕事が休みの日にいろいろなところに足を伸ばせるので、かなり魅力的です。
ちなみにキウィフルーツの産地として有名なTe Pukeには上の写真のような大きなキウィフルーツがありました。(もしかしたらまだあるかもしれません)
「ありました」という書き方をした理由は少し前にこのキウィの真ん中に書かれている「kiwi 360」という企業は倒産したのか、撤退したのかなくなってしまったからです。
なので、今はもうないかもしれません。
労働条件と申請について
今回の特別処置は観光客がフラッと立ち寄って働けるものではなく、事前に移民局に申請しなければなりません。また働く上で条件があります。
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まず条件というのは仕事はパートタイムであるということです。
仕事ができるのは月曜日から金曜日までの朝9時半から午後2時半までの5時間(休憩含む)、または週に20時間までとなっています。
ビザの申請については移民局ウェブサイトの「Seasonal labour shortage declared across the Bay of Plenty region」のページと、「Varying the conditions of a visitor visa」をご覧ください。
申請費用や申請場所などの情報は「Fees and office finder」というページに記載されています。フォームは以下のスクリーンショットを参考にしてみてください。
最後の「Auckland」はニュージーランド国内でどこにいるのかを入れると、最寄りの移民局のオフィスなどを教えてくれます。
