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今回はニュージーランドに観光ビザで訪れて、できることとできないことについてまとめました。
特に「できないこと」は知らずにやってしまうと、違法行為となってしまうので、ぜひ知っておきたいことですね。
特に短期旅行をする人よりも1ヶ月以上滞在したいと思っている人は必見です。
このページの目次
観光ビザでできること・できないこと
観光ビザでできること・できないことといったらいったいどんなことを思い浮かべますか?
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観光ビザでできること
観光ビザでできることは
- 観光・旅行(当たり前ですね)
- 3ヶ月未満で学校に通う
- 仕事探し
このくらいです。学生ビザを取らなくても語学学校に3ヶ月未満なら通うことができるんですね。
「え?仕事探ししてもいいの?」と思うかもしれませんが、「仕事を探すこと」「インタビューを受けること」はできますが、無給であっても働くことはできません。
ちなみに移民局のサイトにも「仕事探しはしても良い」と書いてあります。
New Zealand Immigrationからスクリーンショットで引用
企業のなかには「働きっぷりがわからないとビザのサポートはできない」と理由を付けて、無給でちょっと働かせたりするところがあると聞きますが、それはアウトです。
観光ビザでできないこと
では、反対に観光ビザではできないことは何でしょう?
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- 仕事をする
- 3ヶ月以上学校に通う
- 法律を犯すこと
「法律を犯すこと」は冗談に思えるかもしれませんが、意外と真面目なことです。
エクスチェンジは違法?合法?
例えば「仕事」と聞くと企業に就職してお給料をもらって働くことをイメージしがちですが、それだけではありません。
エクスチェンジなど「働いたり、何かを手伝う代わりに食事や宿泊を提供してもらう」ことは「仕事をした」と見なされるため違法行為という扱いになってしまう可能性があります。
正直なところこの辺はどこまでが合法でどこまでが違法なのか線引が難しいところです。
移民局のページ Can I do unpaid work while visiting New Zealand? にはこのように書かれています。
On a visitor visa you can do volunteer work while in New Zealand, provided you receive no gain or reward.
これは観光ビザの人は報酬がない(no gain or reward)ならボランティアとして働くことができると書いてあります。
続いて報酬(gain or reward)が何かも書かれています。
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- accommodation, such as board or lodging
- goods, such as food or clothing
- services, such as transport
- training.
つまり宿泊や食事、さらに洋服や移動のサポート、トレーニングといったものですね。
そして、きっとここがポイントなんだろうなということも書かれていました。
You must not expect or receive gain or reward for the volunteer work you do.
これは「見返りを期待した、見返りを求めて、仕事をしてはいけない」ということですね。
例えばこんなことはOKです。
- 農家の家に泊まりに行って、ちょっと手伝わせてもらう
- 友人宅が工事中で開いてる時間に工事を手伝った
ところがこれが事前に「◯◯をする代わりに無料で泊めて」とか「食事を出して」と、条件が先にあってそれを受理する形で滞在することはアウトということです。
あと実際の判断は移民局が行うことなので、僕自身が線引をすることはできません。でも旅行者は 注意は必要ですね。
WWOOFも観光ビザでは違法
ちなみに酪農や農業をしている家で仕事をする代わりに、滞在や食事を無料にしてもらうWWOOFも観光ビザで行うと違法です。
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移民局のページにこのように記載されています。
Please note that WWOOFing (Willing Workers on Organic Farms in New Zealand) is considered to be work, as WWOOFers receive food and accommodation. WWOOFers must hold a work visa.
簡単に訳すと
「WWOOFは(仕事をする代償として)食事や宿泊を受け取っているため、仕事と見なされています。WWOOFをする人はワークビザが必要です。
と書かれています。
3ヶ月以上ニュージーランドに滞在したい場合は
観光ビザは基本的に3ヶ月までしかニュージーランドに滞在することができません。でも、実は最長で9ヶ月までビザを延長することができるんです。
といっても、3ヶ月滞在して「もうちょっと滞在したいから帰りの飛行機の日付を変えればいいや」というわけにはいきません。
3ヶ月以上滞在したい場合は、必ず移民局に「観光ビザ延長」の申請をしなければなりません。
また観光ビザは「18ヶ月のあいだで最長9ヶ月」の滞在ができるので、1年前に3ヶ月滞在した方は最長で6ヶ月の延長ができます。また過去の滞在なく9ヶ月滞在した場合はその先9ヶ月はニュージーランドに戻ってくることはできません。
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どうやってビザの延長をするのか
観光ビザを3ヶ月以上延期したい場合は、How to apply for a visitor’s visa | New Zealand Government のページを見てもらうのが確実です。
このページから必要な書類や必要条項などをチェックすることができます。もちろん英語で書かれていますので、その点はご了承ください。
ちなみに滞在を延長する場合、滞在資金があること、帰りのチケットがあることなどを証明したり、ニュージーランド国内で健康診断を受けたりしなければなりません。
滞在資金は1ヶ月1000ドル、つまり3ヶ月延長したい場合は3000ドル(24万円)が日本の口座にあり、それを証明する必要があります。
詳しくは上記のページをご覧ください。
長期滞在をするときは特に注意しましょう
今回の内容は1週間とか10日程度の短期滞在の場合は、あまり問題にはならないかもしれません。
ところが長期滞在の場合、深刻な問題となるのが宿泊費や食費です。
今回紹介したようなエクスチェンジやWWOOFはこの宿泊費と食費が無料になるので、魅力的に見えるかもしれません。
特にWWOOFは大丈夫と思っている人もいて、中にはブログの記事で「エクスチェンジとWWOOFで滞在費を安くしながら旅をしよう」なんて書いてあるところもありますが、本来はやってはいけないことなんですね。
注意しましょう。