今回はニュージーランドのテレビ局TVNZのウェブサイトで紹介されていたニュースを紹介します。
ニュージーランドの首都ウェリントンの一部の地域にある店舗では、環境破壊や野生動物の保護という観点から今後プラスチック製のストローを使わなくなるそうです。
今回はそんなニュースの概要と、なぜプラスチックストローを使わなくなるのかなどを紹介します。
ウェリントン市内の一部でプラスチックストローが禁止に
先日、ウェリントンのテパパ博物館周辺、ウォーターフロントエリアにあるバーやカフェ、レストラン、フードトラックなど26店舗がプラスチック製のストローを使わなくすると宣言しました。
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なぜプラスチックのストローを禁止するのでしょうか。
使い捨てのプラスチックストローは土に還ることがなく、また亡くなった動物の多くの胃の中からプラスチックストローや、ビニール袋が見つかっているなど、環境に優しくないからです。
Hospitality New Zealandという接客業の団体はこの動きを歓迎しています。また、今後、この動きは拡大し「持ち帰り」などのお店にでも採用されるべきだと話しています。
今回のような動きについて市役所は
我々には「ストローを廃止する」と法的に抑えることはできません。またそうしようとも思っていませんが、そういった文化に変わっていくことを牽引したいです。
と述べていました。またウェリントン市としては2年以内に街中でストローを廃止できたらと考えています。
ちなみに「子供用」などどうしてもストローが欲しいときは、紙製の地球にやさしいストローを提供してくれるそうです。
情報元:TVNZ ほか
プラスチック製の日用品禁止は世界的なムーブメント
プラスチックのストローに限らず、プラスチック製の日用品やビニール袋の使用禁止は世界的なムーブメントとなっているので、読者の方も耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
プラスチックストローを禁止する動きはニュージーランド国内でいうと、カンタベリー地方ランギオラ(Rangiora)がすでに行っています。
またニュージーランド国内のスーパーマーケットでも、買い物をしたお客さんにビニール袋の提供を止めようとする動きが活発になっています。
さらに海外では、イギリスが来年を目処にプラスチックのストローやマドラー、綿棒などの使用を禁止するよう動いていたり、アメリカのシアトルが今年2018年7月を目処にプラスチックストローや食器の使用を禁止することになっています。
繰り返し使えるものを率先して使いたい
先日、モトゥエカという村で持ち帰り用のコーヒーの紙コップを使わないようにする動きがあると紹介しました。
その記事を書いたときにも思ったんですけど、使い捨てのカップやビニール袋などは手ぶらで行けるので便利といえば便利です。でも、それが結局ごみになることを考えると、安易に使うのは良くないです。
特に「絶対に使い捨てでなければならないもの」があれば、それはしょうがないかもしれません。と言っても思い浮かびませんけど。
コーヒーカップや買い物袋などはくり返し使えるものにして、使い捨てのものを日常から減らしていかなければいけないなと改めて思います。