ニュージーランドの世界遺産の島で20万匹のネズミの駆除に成功

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ニュージーランドといえば、観光客がニュージーランド国内に食べ物や動植物を持ち込むことを厳しく規制していることで知られています。

そして現在、2050年までに国全体からネズミやイタチといった外来種を撲滅することを大きな目標として掲げて、さまざまなプロジェクトを立ち上げています。

以前、ウェリントンの一部のエリアを使ってネズミやげっ歯類などを撲滅させるプロジェクトが立ち上がったことを取り上げたことがあります。

今日はそんないくつもあるプロジェクトの1つが世界遺産の島で大きな成果を上げたそうなので、どのようなことが行われ愛知たのか紹介したいと思います。

もともと哺乳類がいなかったニュージーランド

kiwi

その昔、ニュージーランドには哺乳類がいませんでした。
正確にはいたけど、絶滅したという説が有力なようです。なぜ哺乳類が絶滅したのか。それはまだ大陸同士が今とは違う並び方をしていた時代にさかのぼります。

当時、オーストラリア大陸の一部だったニュージーランドは大陸移動によってオーストラリアから離れました。そして途中数万年にもわたって島全体が海の中に姿を消しました。

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すると地上で生息していた動物は絶滅。その後、再び地上に上がってきたニュージーランド大陸には哺乳類はもちろん動物が住んでいません。そこへ長い年月をかけて鳥や、コウモリが渡ってきて「鳥の大陸」が出来上がりました。

人類とともに在来種を脅かす外来種が来る

鳥の楽園は何万年もその姿を留めていましたが、人類がニュージーランドを見つけてしまいます。そして人類は自分たちが住んでいた場所から故意に、また意図せず動物を持ち込むことになりました。

そして今まで哺乳類がいなかった鳥たちは、外来種のネズミやイタチ、猫、そして人間に捕食され、その数を減らしたり絶滅してしまうことになります。

現在はその事実を受け止め、ニュージーランド固有の動植物の保護や外来種の撲滅のために国をあげてさまざまなプロジェクトを立ち上げ支援しています。

世界遺産の島で20万匹のネズミを駆除したと発表

Harvest mouse (Explored)

今回、環境省が「20万匹いたネズミの駆除に成功した」と発表したのは、ニュージーランドの南島ダニーデンから約南東に750キロほど沖合にある島Antipodes island(アンティポーズ島)です。

島の広さは約20平方kmです。といっても広さがどのくらいかわからないと思うので参考となるかもしれない広さをいろいろ出してみました。

  • 東京ドーム … 0.047平方km
  • 東京ディズニーランド … 0.46平方km
  • 山手線の内側 … 65平方km
  • 八丈島 … 72平方km
  • 佐渡ヶ島 … 855平方km

なんだか同じくらいの広さの場所がなくて、あまり参考になりませんね。。。実はピッタリ同じ20平方kmの場所があったんですけど、広さがイメージできませんでした。

セール終了まであと今日を入れて3日!

ニュージーランド航空が10月19日から11月19日までのあいだセールを開催しています。
対象機関は11月から4月で、今回のセールの最安値は8.9万円です。

さらに今回はエコノミーのチケットを買った方のなかから抽選で30名がプレミアム・エコノミーにアップグレードします!これはスゴイ。

詳しい情報は「セールの詳細ページ」をご覧いただくか、「予約ページ」へ直接アクセスして、日にちや人数を入れて値段をチェックしてみてください!

同じ広さの場所というのはバチカン市国です。。。よけいわからなくなります。。

さて、そんな広さの話はさておき。

アンティポーズ島という島は19世紀まで哺乳類がいない島でした。そこへヨーロッパの人たちがネズミを持ち込み、その結果として25種類の固有種が被害に遭いました。

そこで5年前に環境省といくつかの団体でネズミの駆除プロジェクト「Million Dollar Mouse Project」を発足。プロジェクトではネズミを見つけるために訓練された犬を使って、ネズミの生息地域や移動経路を探りました。

そして2016年6月には上空から毒入りのエサ(殺鼠剤)を撒きました。6月(冬)に餌が撒かれたのは、冬のほうが自然界のエサが減り、ネズミが好んで毒入りのエサを食べてくれるからです。

ちなみに、島に撒かれたネズミを殺すための殺鼠剤の量は65.5トンにも及んだそうです。

そしてネズミはいなくなった

プロジェクトチームはネズミを絶滅できたのか確認するために、3週間かけて更に島にねずみがいないか、ネズミを探す犬を使って徹底的に島内を探索しました。

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その結果、1匹もネズミが発見されなかったことから、先日「20万匹のネズミを絶滅させた」と発表しました。

個人的には上空から撒いた65.5トンにも及ぶ毒で、島の生態系に影響は出なかったのか?ということです。

環境庁によると今回のプロジェクトによって、ネズミ以外の動物に被害は出ていないとのこと。21種類の在来種の海鳥と4種類の鳥や、150種類の虫、21種類の植物に変わりはないそうです。

でも、ネズミにしか効果がない毒とはいえ、撒いた量は65.5トン、65500キロです。それだけの量を上空からばら撒いて、本当に大丈夫なのか気になります。5年後、10年後、100年後に本当に何も影響はないのでしょうか。

「20万匹ものネズミを絶滅させた」ことはスゴイことなんでしょうけど、「65.5トンの毒を使った」と聞くと、なんだか素直に喜べないのは僕だけでしょうか。

今後もニュージーランドが在来種を守るために、全国で膨大な量の毒を使って、外来種を殺していくのかと思うと、複雑な気持ちになります。。。

情報元:Radio New ZealandThe Telegraph

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