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ニュージーランド旅行の旅行ガイドブックには必ずニュージーランドで食べておきたいものの1つに「ラム肉」が紹介されていますね。
実際、ニュージーランドのラム肉は非常に美味しいのですが、ここ数年ニュージーランドの一般家庭からラム肉が食卓に並ぶことが激減していると、Stuff.co.nzが報じています。
いったいどうしてなのでしょうか。
ニュージーランド人はラム肉を食べなくなっている
ニュージーランドの新聞社Stuff.co.nzの記事「Lamb meat disappearing from New Zealand plates」によると、ニュージーランドで定番の食材とされてきたラム肉の消費がここ数年急激に減り、食卓から姿を消しつつあるそうです。
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OECD(経済協力開発機構)の2月の調査によると、2006年の1人あたりのラムの消費量は19キロでした。ところが10年後の2016年に行われた調査ではたったの900グラムしか年間に食べられていないそうです。
19キロが900グラムといえば20分の1以下、ステーキ3−4枚分しかありません。
この調査結果を受けてBeef+Lamb New Zealandという団体は「そこまで減ってはいない」と反論しつつも、国内のラム肉の消費が減少していることは認めています。
残念ながらBeef+Lamb New Zealandはどのくらい消費しているというデータは持っていないそうなのですが、別の調べでは年間で3.6キロ消費していると発表されています。どちらにしても19キロから比べるとかなり減っていることがわかります。
個人的には、そもそも900グラムという調査結果が怪しければ、2006年の19キロというデータも怪しい気もするんですけど、その辺は触れずに話を先に進めていきます。
Beef+Lamb New Zealandによると、消費が減少した大きな理由は他の肉と比べて、価格高騰が長く続いているからで、
今では他の牛肉や鶏肉と比べると、ラム肉は高級な肉です。鶏肉の消費は安さのせいもあって年々増えています。スーパーマーケットでは価格が(消費者にとって)大きな決定要素となります。
と新聞社のインタビューに答えていました。
また、なぜ価格が高騰し続ける理由として
- 羊の数は年々減少し、27年前と比較して半分に減少している。その分、牛を育てる農家が増えている。
- 中国やイギリスでラム肉の需要が増えた
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といった理由が挙げられていました。ラム肉自体の値段が高騰し、さらに国内で流通するラム肉の量が減っている=値段が上がってしまうといった実情があります。
スーパーマーケットの肉コーナーを見ると
実際に街のスーパーマーケットに行くと、肉コーナーで一番大きな面積を占めているのは鶏肉です。次は牛肉コーナーと豚肉コーナーです。
それぞれの肉のコーナーの割合は「鶏肉3」「牛肉2」「豚肉2」「ラム肉1」くらいです。お店にもよっては鶏肉のコーナーがもっと広いことも。
また価格的にも鶏肉が一番安く、牛肉は部位や牛の種類でピンきり、豚肉とラム肉は部位ごとに値段が違いますが鶏肉ほど安くはありません。
我が家でも食べる肉の量は鶏肉がダントツ1位。次が豚肉、牛肉の順番です。ラム肉は圧倒的に少なくなりました。本当はラム肉大好きで外食するとラム肉を食べる機会が多いんですけど、家ではなぜかあまり調理しません。
旅行中はぜひラム肉を食べてみてください
そんな一般家庭の消費が減っているラム肉。外食ではどうか?というとやはり人気のメニューです。レストランで必ずメニューに載っているし食べている人も多く見かけます。
レストランのラム肉は、一般家庭とは違ってオーブンを使ったり、絶妙な火加減で調理されているのでラムは最高に美味しいです。
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ちなみにラム肉の部位ごとの特徴を過去にまとめていますので、興味がある方はそちらもあわせてご覧ください。