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これから留学やワーキングホリデー、海外に転職・移住する人にとって「海外にいかに良いレートでお金を送るか」がけっこう大切です。
普段の海外旅行で数万円を両替するのと違って、50万円100万円の両替はレートがちょっと違うだけで1-2万円分、両替する金額によってはそれ以上の違いが出てきます。
ニュージーランドでは少し前までKVBというサービスが、日本円を非常に良いレートで送金できました。ところが2018年2月をもって日本円の取り扱いを止めてしまったそうです。 KVBは銀行系よりも圧倒的にレートが良く、個人的にも毎年のように使っていたので残念です。
そこで今回は、日本からニュージーランドに送金ができる海外送金サービス5社を比較してみました。
海外送金サービスって何?

そもそも海外送金サービスって何?という方も多いと思います。そこでまずは海外送金サービスと銀行を使った送金の違いを簡単に説明します。
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一般的な銀行を使った送金の場合、お金は日本の口座から海外の口座へ、時にはいくつかの銀行を経て、送金が行われます。その間で手数料を取られます。
ところが海外送金サービスの場合、送金先は日本国内の海外送金サービスの口座です。日本国内の口座で入金確認ができると、海外の海外送金サービスに通知が行き、今度は海外の海外送金サービスの口座から海外のあなたの口座にお金が振り込まれます。
つまり「海外送金」と言っておきながら、物理的な送金は行っていないんですね。
レートも良いし手数料も安い
海外送金サービスは銀行と比べて、レートが良いのはもちろん手数料も安いです。
銀行を使った場合の手数料
例えば銀行の場合、以下のような手数料がかかります。
- 海外送金手数料(日本の銀行に払う)
- 海外送金手数料(受け取り側の銀行に払う)
- 本来の為替レートより若干上乗せされたレート(日本の銀行の利益)
- 送金に中継する銀行がある場合は中継手数料
これらを足すとけっこうな金額になります。特に為替のレートに若干上乗せされているので、両替結果に直接影響します。
海外送金サービスの場合
ところが海外送金サービスの場合、実は海外送金をしていないので上のような手数料はかかりません。またれ「3番のレート」も本来のレートそのもの、または銀行と比べて圧倒的に低いレートになっています。
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また手数料も、送金に特化しているため良心的です。
海外送金サービス主要5社を比較してみた
海外送金サービスはここ数年、急送に成長しています。サービスも数年前までほとんど見かけなかったのが、今ではさまざまなサービスがあります。
今回は数ある海外送金サービスのなかから「日本円の取り扱いがある」ところで、なおかつ「ニュージーランドル」の取り扱いがある5社を選んで比較します。
まずは5社の送金シミュレーターを使って、実際にいくら送金されるかを調べてみました。
50万円 | 100万円 | 日本語 | メモ | |
---|---|---|---|---|
TranserWise | 6,352 NZD | 12,600 NZD | ◯ | 上限100万円まで |
Worldremit | 6,370 NZD | 12,730 NZD | ☓ | 上限100万円まで |
xendpay | 6,385 NZD | 12,770 NZD | ☓ | |
SBI Remit | 6,181 NZD | — | ◯ | 100万円の結果出ず |
enRemit | 6,181 NZD | 12,363 NZD | ◯ |
ちなみに米ドルに替えた場合は以下のとおりです。
50万円 | 100万円 | 日本語 | メモ | |
---|---|---|---|---|
TranserWise | 4,637 USD | 9,279 USD | ◯ | 上限100万円まで |
Worldremit | 4,645 USD | 9,310 USD | ☓ | 上限100万円まで |
xendpay | 4,665 USD | 9,330 USD | ☓ | |
SBI Remit | 4,620 USD | 9,241 USD | ◯ | |
enRemit | 4,599 USD | 9,198 USD | ◯ |
これだけ見ると、両替結果がいいのは「xendpay」「Worldremit」「TranserWise」の3社になりますね。
5社の比較だけでも100万円をニュージランドドルに替えると「240ドル(19,000円)」くらい差が出てきます。
ちなみにこの表を作っているあいだも刻一刻とレートは変わっていて、各社20-30ドル違っていました。今回紹介した結果は2018年2月27日のお昼ころのレートを見て作っています。
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マイナンバーは必要?
マイナンバーが導入されてから、海外送金をするときにマイナンバーを求められることがあります。日本在住で海外に留学をする場合は問題ありませんが、海外在住で住民票を抜いてしまった人はマイナンバーを持っていません。
海外送金サービスでマイ・マンバーが必要と明記があったのは
- SBI Remit … マイナンバー制度に関するお知らせ
- enRemit … マイナンバー制度施行に伴う個人番号提供のお願い
またTranserWiseは「マイナンバーは必要」とありながらも、非居住者の場合は必要ない場合もあると明記されています。
住民票を外しており、現在日本国外へ居住されているお客様で、日本に本人確認書類と一致する住居(住所確認書類が送付可能な住所)を現在でも保持されているお客様に限り、非居住者である宣言を送金手続き中にご申告頂く事により、マイナンバー関連書類の提出を省略する事が可能な場合がございます。
日本から海外へのご送金の際に、口座開設時にご用意いただく書類と送付方法について | TransferWise
日本語に対応していないWorldremitとXendpayに関してはマイナンバーに関する記載を見つけることができませんでした。
実際使った体験談を募集します
僕は今回いろいろ調べてみましたが、まだどのサービスも使っていません。
なので、もし実際に上記やそれ以外の海外送金サービスを使ったことがある方がいたら、日刊ニュージーランドライフのFacebookページにコメントやメッセージ、または info@nzlife.net までメールで情報提供を頂けると嬉しいです。
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今回の記事に加筆するか、または別記事として体験レポートを掲載させてください。
僕自身、次に一時帰国をした際は、日本円をニュージーランドに送金する予定なので今回紹介したサービスの中から、またはもっと良いサービスを見つけたらそのサービスを使って海外送金をやってみようと思います。
そのときは体験レポートを書きます。お楽しみに。