生活・ライフスタイル

ニュージーランドの医療は無料って本当?

昨日、「ニュージーランドで歯医者に通うのは高いですよ」という話を紹介しました。

改めて感じた「海外生活の前に歯医者へ通う大切さ」

今回はその時、少しだけ触れた

「ニュージーランドは医療費が無料」という話は、実は大きな誤解というか、間違ってはいないんですけど、「すべての医療を無料で受けられる」というわけではありません。

というこの辺を少し掘り下げて紹介したいと思います。

ニュージーランドの医療は無料って本当?

Wellington Hospital

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以前、日本のテレビでニュージーランドは医療が無料と報じられてから、「ニュージーランド 医療 無料」という検索語句で日刊ニュージーランドライフを訪れる人が増えました。

また日本に帰ったときに会う人にも「ニュージーランドは医療が無料なんて良いですね」と言われることもあります。

でも、実際のところはそんなことありません。

ちなみにここから紹介する「無料」に当てはまる日本人は「永住権を取得しているか、または2年以上のワークビザを取得している人」が対象となります。観光ビザや留学ビザ、また2年未満のワークビザの方は「怪我以外」基本的にすべて有料と考えたほうが良いです。

歯医者は高額

例えば昨日の話のような歯医者は無料ではありません。
むしろニュージーランドは健康保険という制度がないため、全額負担となります。歯を抜歯するだけでも350ドル(28,000円くらい)かかります。

これが神経の根本まで治療するなら数十万円、ブリッジとかでも同じくらいするので歯の治療は家を滅ぼします(言い過ぎ?)

普段の病気も有料

ニュージーランドではまずGP(General Practitionerの略)と呼ばれる「町医者」に診てもらわなければなりません。

例えば風邪などの内科または小児科、怪我をしたときの外科、「あれ?妊娠?」といったときの産婦人科、さらに耳鼻科や目の不調があるときの眼科などほぼすべてです。歯医者くらいです。GPを通さないのは。

直行便?経由便?どっちが良い?

ニュージーランドに行くとき、直行便のニュージーランド航空と、経由便のカンタス航空・ジェットスター・大韓航空・シンガポール航空どれが良いか迷いますよね

僕は過去10年ほぼ毎回ニュージーランド航空を使って日本とニュージーランドを行き来しています。その理由とは。

ニュージーランド航空を強くオススメする一番の理由

ニュージーランドの医療システムは「まずGP。GPの手に負えない時だけ専門医が行う」というシステムです。

そしてこのGPは有料です。日本なら保険があるので、数百円の治療で済むような治療もニュージーランドでは数十ドル(数千円)かかります。高いです。

出産や育児にかかる費用は無料

ここまで「有料」の話ばかり書いてきましたが、今度は無料の話を。

ニュージーランドでは妊娠発覚から出産、そして12歳までの子どもの医療費は無料です。なので、我が家でも娘が生まれる前の検診や出産費用、その後の検査や予防接種など一切お金を払っていません。

また妊娠中、妊婦が受けたほうが良い予防接種も無料になっていました。

※日本でもいろいろ制度があって、無料ではないけど補助金や出産祝い金が出たりして結果的に無料に近い、むしろ得をするなんてこともありますね。

怪我は無料になる。こともある

ニュージーランドにはACCというシステムがあります。
これはニュージーランドに住んでいる人だけに限らず、外国人もニュージーランド国内で怪我をすると治療費が無料になるというシステムです。

ただし先にお金を払って、ACCに認められたらお金が返ってくるシステムです。

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そのため旅行者がスキーで怪我をしても、治療費がタダになったりするわけですね。

では腱鞘炎は?というと無料ではありませんでした。
以前、腱鞘炎になってGPへ行ったとき、治療費はすべて実費でした。しかも実費の割に何の効果もなく、GPへ行くのを止めました。結局、手のサポータを買ったり、「この動きをすると痛い」とわかったので、その動きをしないようにするなどして、とりあえず今は日常生活ができるまでに自力で直しました。

公立病院(Public Hospital)の治療費は無料

先程も少し触れましたが、ニュージーランドではとりあえずGPという町医者に診察してもらわなければなりません。

そこで手に負えない場合に限って、専門医が紹介され診断してもらいます。このとき行く場所が「公立病院 Public Hospital」です。この公立病院での診察や治療は無料になります。

もしくは急に倒れて意識不明になった場合、運ばれる先は公共病院です。そのときの治療費もかかりません。ただし安易に救急車を呼んで、病院に付いて重傷でないと判断された場合は、治療すらしてもらえず「GPにまず行って」と言われてしまうケースもあります。以前、それが問題になってニュースになっていました。

基本的に公立病院には行くにはGPを通さなければならず、自分の判断で行くことはできません。GPの紹介状が必要になります。

また紹介状を書いてもらっても、緊急度合いにもよりますが、自分の順番が来るまで1ヶ月待ちとか当たり前です。なかには3ヶ月も4ヶ月も待たされることだってあるほどです。

それとウェリントンの場合は市内に公立病院がありますが、住んでいる場所によっては最寄りの公立病院まで車で2時間、3時間なんていうところもあります。

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結論:ニュージーランドの医療費は高い&遅い

アレコレ書いてきましたけど、結論です。

ニュージーランドの医療は無料もあるけど、重症患者と出産と子どもの治療のみ。それ以外は有料で値段も高く、キチンとした治療にこぎつけるまで時間がすごくかかります。

こう書いているとニュージーランドの悪口を書いているように思われるかもしれません。でも、これが現実なんです。もしニュージーランドに移住を考えている方はその辺はしっかり理解の上で来られたほうが良いと思います。

特に家族で移住を考えている方で、子どもの体が弱かったり、逆に両親を連れて移住を考えている場合は病院に行く機会が多いと思うので、その辺はしっかりリサーチしたほうが良いですね。

日本の医療は日本の医療で「薬漬け」とかいろいろ良くないことを言われていますが、ニュージーランドはニュージーランドで良くないところがあるということです。

どっちが良いのかはその人の症状や金銭的・時間的・健康的にどうなのか?次第ではないでしょうか。

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masa osada
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日刊ニュージーランドライフと日刊英語ライフを主宰しています。 → 詳しいプロフィールはこちら、個人のFacebookには日々の生活を載せています。フォロー大歓迎です。