「浜辺で飲酒禁止」から逃れるために「国際水域」に自ら島を作る。ニュージーランド

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今日はある意味ニュージーランドっぽいオマヌケなニュースを紹介します。

ニュージーランド北島のコロマンデルで、年越しに飲酒が禁止されている砂浜でどうしてもお酒を飲みたかった若者たちが、自ら島を作りそこでお酒を飲んだことがニュージーランドはもちろん海外のメディアでも取り沙汰されています。

そこで今回はそんなニュースと、ニュージーランドの飲酒にまつわる取り決めを紹介します。

公共の場ではお酒を飲んではいけないニュージーランド

New Zealand Beer

日本だったら、花見と称して公園で桜を見ながらお酒を飲んだり、ビーチで寝転びながらクーラーボックスで冷やしたビールをクーッと飲んだりしますね。

ところがニュージーランドでは多くの公園、歩道など公共の場でお酒を飲むことが禁じられています。中にはお酒を飲むだけでなく「お酒を携帯する」ことすら禁じられているエリアもあるほどです

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どこで飲んでいけないのかは各自治体が決めているので、例えばオークランドの場合は「Auckland Council」、ウェリントンの場合はWellington City Councilのページを見るとわかります。

ただいちいちチェックするのは大変だと思うので、基本的に「お酒を飲むのは家か店だけ」と思っていたほうが無難です。

もしどうしても外でお酒を飲みたい場合は、その飲みたい場所を管轄する役所(Council)に相談することをお勧めします。以下のページで役所の連絡先などを調べることができます。

Council Profiles by Region Local Government

飲酒禁止のビーチでどうしてもお酒を飲みたかった若者たちの奇策

さて、コロマンデルのビーチではここ数年、正月になるとビーチでお酒を飲む若者が急増し、警察は毎年多くの酔っ払った若者の対応に追われていました。

そこで数年前、警察や自治体、救急隊などで協議して、年末年始のビーチでは飲酒は禁止になりました。もしビーチでお酒を飲んだ場合は罰金、最悪の場合は逮捕されてしまいます。

さてそんな「飲酒禁止」のビーチで、若者たちがどうしても年越しに打ち上がる花火をお酒を飲みながら見たいと考え、思わぬ奇策に出ました。

それは「ビーチで飲酒がダメなら、海に島を作ってしまえば良いんじゃないか?」というものです。この計画に加わったのはニュージーランド人とアメリカ人の12人でした。

12月31日、計画は決行されました。
干潮時を狙って、手押し車やショベルで砂を集めて、6時間がかりで巨大な山を作ります。そして頂上を潰して、ピクニックテーブルを設置、クーラーボックスに冷え冷えのビールを入れて飲み始めました。

 

彼らの言い分が摩訶不思議

今回の件について、若者たちは当初こんな理由で島を作ったと語っていました。

国際水域に作った島の中なら、ニュージーランドの法律は関係なくなるから。

ところが後に新聞社が行ったインタビューでは

自分が作った島の中なら、「公共の場」という解釈が曖昧になる(グレーなエリアになる)と思ったから。

と答えています。

正直、どっちにしてもアウトだよ。。って感じなんですけどね。いろいろツッコミどころ満載です。

まず、国際水域(公海)は、大雑把な書き方なんですけど陸地から200海里(約370キロ)離れなければいけません。こんなビーチのすぐ横が国際水域っていうのはなかなか考えづらいです。

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それに、本当に国際水域に島を作ったら国際的な大問題に発展しかねませんよね。

お偉いさんのインタビューにビックリ

今回のニュース。いたずらが過ぎた若者の行動も面白いところなんですけど、国のお偉いさんたちの反応にビックリしました。

例えばコロマンデルの市長Sandra Goudieはこんなふうに答えています。

この独創的な人々が、私がコロマンデルをすごく好きな理由の1つです。

ものすごくポジティブに受け止めています。さらにコロマンデルエリアを管轄するワイカト警察のワイカト東エリアの司令官John Kelly警部もこんな風に話しています。

すごくクリエイティブな考えだ。もし僕が今回のことを知っていたら、僕も参加していた。

警察のお偉いさんまで「僕も参加していた」と。

この緩さと自由なところが良いところであり、悩ましいところ

今回のニュース。すごくニュージーランド的な緩さと自由さ満点ですよね。

お酒をどうしても海辺で飲みたい若者が、島を作ってしまったり。しかも、それを作るのに6時間もかけて夢中になったり。

さらにそれについてお咎めあるわけでもなく、なぜかお偉いさんは「面白い」とさえ言ってしまいます。

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この緩さと自由なところがニュージーランドの良さだな。と思う反面、こういう緩い、のんびりした自由なところは、ニュージーランドに住んだことがある日本人なら一度は経験する「人と文化が違って、妙にヤキモキしたり、悩ましく感じてしまうところ」だったりします。

情報元:New Zealand HeraldStuff.co.nz ほか

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