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皆さんはニュージーランドの鳥といえばどんな鳥を思い浮かべますか?
きっと真っ先に浮かぶのは「キウィ」。
そのあとは少しニュージーランドのことを知っている人だとガイドブックにもよく載っている「ケア」やビールのブランドにもなっている「トゥイ」を思い浮かべるのではないでしょうか。
ところでニュージーランドでは毎年「Bird of the year」というその年もっとも国民が愛した鳥が発表されます。
日本の流行語大賞とは違って、毎年この時期になると鳥好きなニュージーランドに住む人たちがインターネットを介して投票します。
今年はどんな鳥がトップ10に入ったのでしょうか。ちなみに1位はタイトルにあるように「ケア」でした。
Bird of the year 2017が発表に
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Bird of the yarは毎年Forest & Birdという団体がその年に国民からもっとも愛された鳥を投票で決めるのと同時に、国民に野鳥へ関心を持ってもらったり、また募金活動を行い絶滅の危機に瀕している鳥を救う活動資金を募ったりしています。
今年のBird of the yearは去年より投票数が2.5倍の5万票が集まりました。
人口が480万人(Stas NZより)のニュージーランドで5万票は大変な数字です。約100人に1人が投票した計算になります。1億2700万人の日本でいうと132万人が投票した計算です。
さてそんな国民からも関心が高かった今年のBird of the yearのトップ10を紹介します。
ちなみに1位から10位の票を足すと全体の約57%を占めていました。
01位:ケア 7311票
ケアといえば賢くて好奇心が強い鳥として有名なんですけど、世界的には「世界で唯一雪山に生息するオウム」としても知られています。生息数は3000-7000といわれています。
Kea(ケア)は日本語で「ミヤマオウム」と呼ばれています。
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南島の比較的標高が高い地域に生息し、旅行者にとってはけっこう悪名高い鳥としても有名です。なぜ悪名高いのか。それは好奇心が旺盛すぎて車のワイパーについてるゴムを引きちぎったり、旅行者の荷物を何処かに持っていったり、とにかく「いたずら好き」です。
友人のブログでケアについて詳しく書いているので、興味がある方はそちらもご覧ください。彼のブログはニュージーランドの自然が好きな人は必読です。
02位:ケレル 4572票
Kereru(ケレル)は別名New Zealand PigeonやWood Pigeonと呼ばれています。見た目は緑が鮮やかな巨大なPigeon(鳩)です。ちなみに北半球にいるWood Pigeonとは別の種類です。
03位:カカポ 2554票
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Kakapo(カカポ)はニュージーランドの固有種で世界で唯一の「飛べないオウム」です。絶滅の危機に瀕しており、国内で100-200羽程度しかいないといわれています。2008年の「Bird of the year」に選ばれました。
04位:スティッチバード 1999票
Stichbirdは日本語で「シロツノミツスイ」と呼ばれています。このあと登場する「トゥイ」と同じで花の蜜を好んで吸います。
05位:コカコ 1426票
Kokako(コカコ)は日本語で「ハシブトホオダレムクドリ」と呼ばれ、スズメやムクドリの親戚です。体全体が青みがかった灰色で、ほおのところが鮮やかな青をしているのが特徴です。去年2016年の「Bird of the year」に選ばれています。
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06位:ファンテイル 1257票
Fantail(ファンテイル)はモズやカラスの仲間で、尻尾が扇のようになっているのが特徴的です。
尻尾が大きすぎるのかヒラヒラと飛ぶので特徴的です。森の中を歩いていると近寄ってくるので見たことがある方も多いと思います。2006年の「Bird of the year」に選ばれました。
07位:ルル 1113票
Ruru(ルル)はニュージーランドとタスマニアに生息する小さい茶色のフクロウです。ニュージーランドのお土産物でよくこのルルが描かれています。
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08位:カレアレア 1108票
Karearea(カレアレア)は英名がNew Zealand Falconといいます。その名前からもわかる通り、ハヤブサの一種です。2012年の「Bird of the year」に選ばれました。また20ドル札に描かれていることでも有名です。
09位:ブラックロビン 1098票
Black robinはスズメくらいの大きさの丸々とした鳥です。
10位:トゥイ 1003票
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Tui(トゥイ)もニュージーランド固有種です。ほかの鳥と違ってニュージーランドの広い地域で見ることができます。ビールのTuiもこの鳥のTuiから取られました。首についている白い綿毛が特徴的です。2005年の「Bird of the year」に選ばれました。
ティリティリマタンギ島でいろいろ見ました
少し前にYahoo!ニュースの記事を書かせてもらうためにオークランドからフェリーで1時間ほどのことろにある鳥の楽園ティリティリマタンギ島へ行く機会がありました。
ここは「鳥の楽園」といわれるだけあって、鳥が本当に多くたくさんの鳥を見てきました。
上で紹介した鳥のうち
- ケレル
- スティッチバード
- コカコ
- ファンテイル
- トゥイ
これら5種類の鳥とブラックロビンの親戚のロビンも見ることができました。ティリティリマタンギ島はガイドの方がついて案内してくれるので、鳥好きには堪らない場所です。
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個人的に好きな鳥は
僕が個人的に好きな鳥がいくつかあります。
今回のトップ10にも入ったものだと「ファンテイル」、それと「ルル」です。
ファンテイルは見た目が特徴で可愛いのと、ヒラヒラと飛んでいる姿がまるで遊んでいるようで見ていて微笑ましいからです。
ルルは見た目というより、我が家の近所にルル(フクロウ)が生息していて、夜になると「ホーホー」という声が聞こえてくるのが安らぎを感じます。
それ以外だと以前働いていた自然保護区の中にあった職場近くに生息していたTomtitという鳥(上の写真)がすごくかわいくて好きでした。
ニュージーランドは日本とは違った鳥が沢山生息しているので、森を歩きながら見慣れない取りを探しながら歩くだけでも楽しいと思いますよ。