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今週はマオリ週間ということで、マオリ族にまつわるニュースを多めに紹介してきました。
そして今日もマオリにまつわるニュースです。
今日紹介したいニュースは警察が発表したマオリ柄のパトカーについてです。
一体どんな柄のパトカーなのでしょうか。
マオリ柄のパトカーが発表に
今週のマオリ語週間に合わせて、警察がマオリ柄のパトカーを発表しました。

© flava NZ
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これがそのマオリデザインのパトカーです。
車の正面と横にはマオリ語で「警察」という意味の「Pirihimana ピリヒマナ」が書かれ、車体全体は通常のパトカーと同じ青と黄色を使って、マオリ族の伝統的なデザイン「Koru コル」が描かれています。
ちなみにこれが通のパトカーです。
このパトカーは先週の金曜日、オークランドの南にある街Papakura(パパクラ)にあるMaraeというマオリ族の集会場のようなところで発表になりました。
残念ながらこのデザインのパトカーが今後全国的に使われるというわけではありません。
このデザインだけでは警察とわからない人もいるかもしれないので、Police(ポリス)という表記を入れたものが数台オークランドの南のエリアCounties Manukau district(Eastern、Manukau、Franklinなど)に配属されるとのことです。
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このパトカーはマオリ語週間に合わせて作られたのと同時に、マオリ族の人たちをもう少し警察官として採用できないか?という動きがあり、その一環として作られました。
ちなみに警察全体でマオリ族の警察官は11%しかいないそうです。
また逆に刑務所の場合は半分以上、51%の人がマオリ族、33%が白人、日本人を含むアジア人は3%しかいないそうです。
個人的には好きなデザイン。でも賛否両論
皆さんはこのパトカーのデザインどう思いますか?
個人的にはこのデザインはカッコよくて好きです。
ニュージーランドの文化が色濃く出ていながら、パトカーであることが一目でわかります。
今回のマオリ柄のデザインについて、概ねポジティブなものばかりでした。でも、世の中賛成の声ばかりではありません。今回のデザインに関しては反対の声もあって、中には政治家が自身のTwitterで「無神経で間抜けである」と投稿したりしていました。
この辺は文化的な背景もあるので、よくわからないなと思いつつ、もし日本の警察のパトカーが「桜の柄」とか「日本古来の柄」を採用したら、「かっこいいかもしれないけど、警察のデザインにするにはちょっとどうかと思う」と思ったかもしれません。
ということで、個人的にはかっこいいと思ったマオリ柄のパトカーのお話でした。