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皆さんは日本の国花が桜と菊、国鳥がキジだって知ってましたか?
僕は今回この記事を書くまで、国鳥がキジだというのは知っていました。でも、国花が何かハッキリ知りませんでした。
それでは、ニュージーランドの国花と国鳥はなんでしょう?今日はそんなニュージーランドの豆知識のお話しです。
日本の国花と国鳥について
ニュージーランドの国花と国鳥の話に入る前に、日本の国花と国鳥の話を少しだけします。
国花は法的に定められたものではない
今回、この記事を書くためにいろいろ調べてはじめて知ったんですけど、日本をはじめとした多くの国で国花は法律で定められたものではなく、慣習上のものなんだそうです。
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日本では日本人が最も愛する花の1つの桜と、皇室の家紋として使われている菊が事実上の国花として扱われています。
また国によって国花に選ばれる花は在来種であるとは限らず、外来種が選ばれることも多いとか。
地域性が出る国鳥
日本の国鳥はキジです。これは日本鳥学会が1947年に制定しました。
どうしてキジが選ばれたのか。
一説によると、キジは日本固有の鳥で、日本書紀にも登場し、さらに桃太郎にも登場するなど日本人にも馴染みがあることなどが理由として上げられているそうです。
でも、実際のところキジって桃太郎以外で聞いたことないし、見たこともありません。
そして、これも今回初めて知ったんですけど、興味深いことに日本をはじめとしたアジアではキジ科の鳥が国鳥となることが多いそうです。そう言われて調べてみるとインド、タイ、台湾、ネパール、パキスタン、ミャンマーがキジ科の鳥を国鳥にしています。
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またアフリカはツル、ヨーロッパはスズメ、南アフリカではコンドルの仲間が国鳥に選ばれることが多いそうです。陸で繋がっている国同士だと生息する鳥や、文化が似てくるから国鳥も似た傾向になるんですかね。
各国の国花や国鳥についてはWikipediaの国花のページと国鳥のページに詳しく載っているので、興味がある人はそちらをご覧ください。
ニュージーランドの国花と国鳥は何?
さて、ここからが本題です。ニュージーランドの国花と国鳥はなんでしょう?
まずはじめに「国鳥」から紹介しましょう。といっても、ほとんどの人が「あれかな?」と想像できているのではないでしょうか。
そうです。ニュージーランドといえば、この鳥ですよね。
キウィです。ニュージーランド人は自らのことをキウィと呼ぶほどです。
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では、国の花「国花」は何か?というと、実はニュージーランドも日本と同じで「国花を〇〇とする」と決めた法律はありません。「一般的にそう言われている」というものが、この花です。
「コファイ Kowhai」と呼ばれる常緑樹です。春に花を咲かせます。
花の形でピンと来た人もいるかもしれませんが、「マメ科」の木で10メートル弱まで育ちます。
マオリの人たちは木の皮から傷や怪我を治すシップや塗り薬を作ったり、木の枝を建材や鳥の罠などに使ったり、さらに黄色い花は染料として使われました。
ちなみに1934年にWellington Horticultural Society(ウェリントン園芸協会)が行った調査では「国花はコファイ」が選ばれ、その2位が「ポフツカワ」、3位が「マヌカ」、4位が「クレマチス」、5位が「ラタ」でした
これが「ポフツカワ」です。ニュージーランドでは「クリスマスツリー」と呼ばれ、ちょうど12月くらいに花を咲かせます。個人的にはコファイより、断然ポフツカワのほうが好きで、毎年花が咲くのを楽しみにしています。
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それと国花ならぬ、国の植物「国草」は、オールブラックスのロゴにも使われている「シルバー ファーン Silver Fern」です。これは納得の人が多いはずですね。
旅行中コファイを探してみよう
コファイはニュージーランド全域で見ることができ、庭の木としてもよく見かけます。
黄色い大きな花を咲かせるので、見れば「あ!これだ!」とわかると思います。また咲く時期は場所にもよりますが7月から11月にかけてです。
せっかくニュージーランドに来たら、国の花も探してみてくださいね!