ニュージーランドの土産物屋で見かける木彫りの不細工なキャラっていったい何?

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皆さんはニュージーランドのお土産屋で木彫りの不細工なキャラクターを見たことがありますか?

そうです。あのどこをどう見ても可愛くないあれです。

僕ははじめてニュージーランドに旅行へ行くと決めた時、一冊のガイドブックを買いました。その本のお土産物ページに載っていたそのキャラを見た瞬間、「これは嫌がらせでぜひ友だちにあげたい」とある意味心奪われました。

でも、このキャラクターっていったい何なんでしょう?

僕の名前はTiki(ティキ)初めての人間

red lintel

これがその木彫りのキャラクターです。
木彫り以外にも翡翠(Jade)や、牛の骨などで作られているものもあります。

正直、ブッサイクなこのキャラクター。
ニュージーランドの神話では神様が作り出した「最初の人間」と言われています。

マオリ族は部族ごとに少しずつ違う神話を持っているため諸説あるんですけど、ティキを作った神様は森と鳥の神様であるタネ・マフタ(Tane Mahuta)という説と、戦いの神トゥマタウエンガ(Tumatauenga)という説などがあります。

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この辺は興味がある方はご自身で調べてみてください。

Matt Standing in front of Tane Mahuta

ところでタネ・マフタといえば、オークランドの北部にある森「ワイポウア森林保護区 Waipoua Forest」にある巨木と同じ名前ですね。上の写真がそのTane Mahutaなんですけど、人が写っているとその大きさがよくわかります。

翡翠(Jade)アクセサリーのTikiが持つ意味

その昔、Tik、正式な名前はHei Tikiiのアクセサリーはその持ち主が亡くなると、家族へ受け継がれるというしきたりがありました。受け継がれていくことでTikiのマナが高まるとされてきました。

また、ティキが「最初の人類」であることから「子孫繁栄」や「豊穣」さらには「英知」のシンボルともされています。

人類が海を渡ってきた証拠でもある神話

面白いことにニュージーランドの神話に登場するティキ(Tiki)と似た背景を持つ登場人物が、ハワイやタヒチ、その他南太平洋の島々の神話に登場します。

また聖書で最初の人類と言われているアダムとイブのアダムが神様によって泥から生まれたのと同じように、マオリの神話でも最初の人類は神の血と泥(粘土)から作られたという説があります。

こう考えると遠く離れた人同士が似たような神話を持っているというのは、すごく興味深いです。

世の中にはそういうさまざまな地域、さまざまな文化が持つ神話を比較して普遍的なテーマなどを見出す「比較神話学」なんていう学問があるそうです。こういうの奥が深そうで面白そうですねー。

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