ニュージーランド国内初!ロトルアが英語とマオリ語のバイリンガル都市に

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今日は元ロトルア住民としてすごく気になるニュースを見つけたので、皆さんにも紹介したいと思います。

そのニュースというのは「Rotorua to become New Zealand’s first official bilingual city 」、つまりロトルアがニュージーランドで始めてバイリンガルな都市になるというものです。

ニュージーランドはもともと公用語として英語、マオリ語、さらに手話が登録されています。
それでも敢えて「バイリンガルな都市になる」と宣言するのはどうしてなのでしょうか。

ロトルアがニュージーランド初のバイリンガルな都市に

ULearn 2011 - Rotorua

ニュージーランドのニュースサイトNewshub.によると、先日ロトルア市役所(Rotorua Lakes Council)で投票が行われ、満場一致という結果でロトルアは「マオリ語と英語のバイリンガルな都市になる」と決まりました。

市長のSteve Chadwickはインタビューに対して以下のように語っていました。

バイリンガル都市になるのは自然なこと。ロトルアはニュージーランド国内で目玉の観光地であり、我々には強いマオリとのコミュニティーもある。あとはマオリの物語を伝えていくだけだ。

また今回のプロジェクトを推し進めるTe Taru Whiteも

ロトルアは観光の中心地であり、ニュージーランドの観光発祥の地である

と述べています。

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ちなみにロトルアの人口が40%はマオリで、もともとロトルアにはマオリ語の通り名や地名がたくさんあります。それらをキッカケにマオリの物語を伝えていければと考えているそうです。

例えば、ロトルアの街の中心地に限って言えば、8割くらいの道路の名前がマオリ語です。

  • Tutanekai Street
  • Hinemoa Street
  • Whakaue Street
  • Pukaki Street
  • Rangiuru Street
  • Arawa Street
  • Pukuatua Street

Reneさん(@rmastx)がシェアした投稿

通り名にもなっているTutanekaiとHinemoaの恋の物語は非常に有名です。
話が少し長くなってしまうので、ここでは紹介しませんが、ロトルアの地名や通りの名前に使われているマオリ語の意味や、それにまつわる物語を紹介することでマオリ文化を触れる機会が増えるかもしれません。

さらに看板などを表記を英語とマオリ語の併記にしたり、マオリ語の理解を深めるようなスマホのアプリもリリース予定とのこと。

それによって観光客にはより多くのマオリの体験をしてもらい、またロトルアに住む人たちにもマオリのことを知ってもらう/体験してもらうことができると考えているそうです。

ロトルアのバイリンガル化。どこまでやるのか期待

このニュース。そもそもマオリ語も公用語なのに、「マオリ語と英語のバイリンガル化をします」というロトルアの話はなんだか「今さら感」があるように思えるかもしれません。

ところが、公用語は英語とマオリ語と手話になっていて、ロトルアに限らずニュージーランドのほとんどの地域でも、使われている言葉は英語のみとなっています。マオリ語を見かけるのは本当に限られたところだけです。

僕は以前、ワーキングホリデーでカナダの首都オタワに1年弱住んでいました。
カナダの公用語は英語とフランス語。オタワは英語圏なんですけど、川を挟んですぐ向こう側のケベック州はフランス語が公用語だったので、街はバイリンガル状態でした。

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例えば、街の標識は必ず英語とフランス語の両方が書かれています。
「停まれ」は英語の「STOP」とフランス語との「ARRÊT」が併記されていたり、店のメニューや案内、商品のパッケージまですべて英語とフランス語が併記されていました。

それと役所のウェブサイトや書類もすべて英語とフランス語が用意されていたり、職員の人たちもバイリンガルだったのには、改めて考えれば当たり前といえば当たり前なんですけど驚きました。

つまりフランス語しかわからない人でもほぼ何の問題もなく生活できる環境があるわけです。

これが川を渡ってケベック州に行ってしまうと、街によってはフランス語の表記しかなく、店のメニューや街の看板もほとんどフランス語、店員もほとんど英語が通じない人もいました。

ロトルアがこの「バイリンガル化」をどこまで推し進めるのか、これからどう変わっていくのか楽しみです。

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