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「あなたは今、幸せですか?」
もしそんな質問をされたら、どんな風に答えますか?
最近、ニュージーランド人は幸福度が高いというニュースを幾つか読みました。そこで今日はそんなニュースを読んで思うことを書いてみたいと思います。
国民の幸福度が高い国ニュージーランド
先日、ニュージーランド政府が国民を対象に自身の幸福度を0から10までの11段階で評価するという調査(詳細はこちら)を行ったそうです。ちなみに0がもっとも幸せを感じず、10がもっとも幸せを感じています。
その結果、83%の国民が「7以上の幸福度」を選んだそうです。
年代別に見ていくと以下の通りでした。
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- 15歳から24歳 … 83.3%
- 25歳から34歳 … 82.1%
- 35歳から44歳 … 82.3%
- 45歳から54歳 … 80.2%
- 55歳から64歳 … 81.5%
- 65歳から74歳 … 85.8%
- 75歳以上 … 86.2%
そして、それとは別でOECD(経済協力開発機構)が38カ国を対象に行った幸福度にまつわる調査でも、ニュージーランドに住む人の幸福度は世界で6位と非常に高いことがわかりました。
ちなみにトップ10は以下の通りです。
- ノルウェイ
- スイス
- デンマーク
- アイスランド
- フィンランド
- ニュージーランド
- カナダ
- オランダ
- オーストラリア
- スウェーデン
そして日本は38カ国中29位でした。
ランキングの高い低いは国民性の違い?
それとOECDの調査結果で日本のランキングが低いのは、日本人は「自分は幸せである」とあまり言わない控えめな国民性だということもランキングの低さにつながっているように思えます。
逆にニュージーランド人は楽天的だったり、多少不満があっても「自分は幸せである」と答えてしまう国民性なのかもしれません。
なので「ランキングが高い=その国が良い国」で「ランキングが低い=その国が良くない国」とは言い切れません。
幸福度は自分の中から見出すもの
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これらの調査結果を受けて思うのは、幸せってなんだろう?ということです。
自分が幸せかどうか?というのは、その人が裕福かそうでないか、物をたくさん持っているか持っていないか、家庭環境はどうか、住んでる国、年齢、性別、勉強ができるできない、などなど実はまったく関係ないんですよね。
前にも少し書きましたけど、「選択のパラドックス」という考えがあって、多くの選択肢を持てば持つほど人は幸せを感じにくくなるという調査結果もあるそうです。
日本から見たら、ニュージーランドは田舎で物や情報も少なく、物価も高いし、遊べるところも少ないです。いろんなことが雑で、仕事が遅くて、イライラさせられることもたくさんあります。しかも日本人は外国語を使って、外国人として生きなければいけなりません。
それでもニュージーランドが好きで幸せを感じる人もいれば、そういう現実からニュージーランドを離れていく人もいます。
逆に日本はものや情報がたくさんあって、ご飯も美味しいし、いろいろなものが安いし、医療の選択肢は日本の方が優れているし、何よりも日本語で生活できます。でも、日本ならではの良くないこともたくさんあります。
どっちの国が良いとか悪いは人それぞれ。誰かが決めることではなく自分で決めることだし、誰かにとやかく言われるものではありません。
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自分が幸せかどうかは、その国や住んでいる地域の風土や環境、制度、そして周りの人がどう思うかとは関係なく、その人がどう感じるか、自分のなかで幸せをどう見出すか次第ということなんですね。