受刑者が「かつらの没収は人権侵害」と国を訴え認められる ニュージーランド

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男性なら誰もが一度は「もし髪が薄くなってきたらどうするか」を考えたことありますよね。

我が家は母方が薄毛の傾向にあって、高校生くらいから「若ハゲになったらどうしよう」と心配していました。幸い、父方の血が強かったのか、今でも毛が多すぎる状態を保っています。

カツラを使っている人にとってカツラは体の一部。
以前、カツラを使っている人が家族に「僕が倒れたら、まずカツラを付けて欲しい」とお願いしたという話を聞いたことがあります。

今日はそんな(?)カツラにまつわるニュージーランドのニュースを紹介します。

刑務所でのカツラ着用が認められず訴える

Roo with wig

今回、ニュースになっている囚人Phillip John Smithは、ある時を境に彼が以前から刑務所で着用しているカツラの着用が禁止になりました。

それによって、彼は今までカツラを付けた姿で報道されていたのが、カツラなしの姿で各種メディアで紹介されることになります。

その結果、彼はカツラを付けていない姿を大衆に晒されたことは大変な辱めであったこと、また表現の自由を奪われたとして国や刑務所を相手取り訴えていました。

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そして先日、高等裁判所が「カツラを被ることは表現の自由であること」と「今後カツラを着用することを許すという判決が下りました。

これだけを見ると「囚人とはいえ、カツラくらい付けさせてもいいのに」と思うかもしれません。ところが話はほかにもあるんです。

カツラを逃亡に使うなど前科がある

Phillip John Smithは17歳のとき、幼い男の子に淫らな行為としたとして逮捕。その4年後の1996年、Phillipが21歳のときに刑務所から出たあと、再びその子どもに手を出し、子どもを守ろうとした父親を殺害、逮捕され無期懲役が言い渡されました。

その後はずっと服役をしていましたが、2014年、仮釈放中にカツラを使って変装し、ブラジルへ逃亡するという暴挙に出ました。

結局、Phillip John Smithは3週間後に再逮捕され、その後はカツラの着用が禁止になり、さらに逮捕されたときの報道ではカツラを付けていない状態の写真が各社のメディアで使われてしまいました。

左の写真が逃亡を図った際にオークランド空港で撮影されたもので、右の写真は再度逮捕されカツラを外した状態が取られたものです。

それを受けてPhillip John Smithは人権侵害とか表現の自由を理由に裁判を起こすことになりました。。

ちなみに以前、刑期が終わってから、再度犯罪を犯すという再犯性の高さも指摘されています。

結局カツラの着用が認められる

Phillip John Smithが刑務所でカツラを付けられないことが人権を侵害していると訴えを出していた件は、結局認められ「カツラを付けることはその人の自由であること」や「カツラを付けさせないことで、本人の人権がないがしろにされたこと」を認める判決が下されました。

ちなみに、今回の件でPhillip John Smithは5000ドル(約40万円)の損害賠償も求めていましたが、それは認められませんでした。

以前、まだ日本に住んでいた頃、本当かどうか定かではありませんが日本のバラエティー番組で「カツラを被っている人が刑務所に入った場合、カツラはそのまま付けられるのか」という疑問に対して、「カツラの中に物を隠したりできるため着用は認められていない」という説明がありました。

もし、それが本当なら大丈夫なんでしょうか。ちょっと不安です。

ということで、なんだかちょっと変わったニュースでした。

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