オークランド、大雨の影響で「20年に1度の水不足」に。でもいったいなぜ?

スポンサーリンク

先日、オークランドで記録的な大雨が降りました。
その大雨が原因で今、オークランドはここ20年体験したことがないような深刻な水不足に見舞われています。

昨日オークランド市は市民にこの非常事態を伝え、極度の節水を正式に要請しました。

「大雨が降って節水」
一見、矛盾しているこの話。いったいどういうことなのでしょうか。

オークランドは23年ぶりの深刻な水不足に

Auckland waterfront.NZ

「大雨が降って節水」
雨がずっと降らずに、節水を求められるならまだしも、なぜ大雨が降ったあとに節水をしなければならないのでしょうか。

今回のここ数日に渡ってニュージーランド北部では記録的な大雨が降り続いています。
オークランド市内では3月10日の午後5時から6時のあいだに限っていうと1965年から観測史上もっとも多く雨が降りました。

そんな降り続いた雨が原因で数日前からオークランド市内だけでなく広範囲で家屋に水が浸水したり、土砂崩れや倒木、大規模な停電などの被害も出ています。下の動画はオークランド、マウント・イーデン(Mount Eden)近くのBalmoralという地域で今朝撮影されたものです。

スポンサーリンク

この大量に降り注いだ雨はオークランドの半分の水を供給している貯水ダムに流れ込み、その濁流によって飲水となるはずの水が濁ってしまいました。水の中を浮遊している砂が沈殿し、再び飲水として使えるようにするには1週間から2週間くらいかかるといわれています。

シャワーは2分短く、トイレは1日に一回流す!?

今回のオークランドで発生している深刻な水不足は、過去20年以上でもっとも深刻な水不足といわれています。市民は1日、1人20リットルの水、オークランド全体で1日で5000万リットルもの水を節約をしなければりません。

「1日20リットル」というのは、ニュージーランド人が1日に使う水160リットルの1/8にあたります。今、具体的に20リットルを節約するために出ている指示は以下の通りです。

  • シャワーの時間を2分以内に短く
  • 歯を磨いているときは水を止める
  • 食器洗い機はいっぱいに貯めてから洗う
  • 洗濯機はこまめにせず、洗濯物がいっぱいに溜まってから
  • トイレは「半分」のほうで流して欲しい。
  • できればトイレを流すのは1日1回に。
  • 洗車や庭の水撒きはしないで

追記:2017年3月13日 9時
「トイレの時間を2分以内に」と紹介しましたが、「2分短く」の間違いでした。失礼いたしました。

調査によるとオークランド市内でもっとも水を使っているのは住宅の生活用水で全体の56%に当たるそうです。

また生活用水のなかで24%がシャワーに。その次が洗濯機の23%、トイレが18%を占めます。これだけで65%を占めることになるので、シャワーや洗濯機、トイレの使用に制限をかけているんですね。

シャワーを2分で済ませるのは至難の業

※追記:2017年3月13日 9時
上記で紹介した通り、「トイレの時間を2分以内に」と紹介しましたが、「2分短く」の間違いでした。失礼いたしました。ここからの記載は消さずにそのまま残しておきます。

ところで、ホームステイをしたことがある多くの方がシャワーの使用時間について「◯分以内にして欲しい」と言われます。

これは節水のためではなく、ニュージーランドでは多くの家が「温水タンク」でお湯をまかなっていて、それがなくなるとお湯がしばらく出なくなってしまうからです。シャワーが長い=お湯をたくさん使うわけなので、お湯の使用をある程度制限しないといけないんですね。

家に住む人の数やタンクの大きさによってその使用時間は変わってきますが、だいたい5分から10分といわれています。

ちなみに「シャワー2分」は相当短いです。
今度シャワーを浴びる時、タイマーを2分にセットして入ってみてください。どれだけ2分が短いか分かるはずです。女性で髪を洗って2分で入れる人はいないのではないでしょうか。

早い復旧を祈るばかりです

シャワーの時間やシャワー事情に話しが逸れてしまいましたけど、

オークランドは明日まで天気が悪く、そのあとは「晴れ時々曇り」が数日続き、そのあとは数日間は晴れの予報となっています。その間にダムの水が落ち着いてくれることを祈るばかりです。

スポンサーリンク

こんな記事もよく読まれています

COMMENTS