またまた最低時給がアップ!15.75ドルに。

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またまたニュージーランドが最低時給をアップするそうです。

今まで15.25ドルだったのが、50セント上がり15.75ドルになります。ちなみに実施されるのは4月1日からです。

15.75ドルといえば、日本円で1,300円。最低時給が1,300円と聞くと働く側にとっては「やった!」と思えるかもしれませんが、実際のところどうなんでしょう?

ニュージーランドの最低時給が15.75ドルに

新ニュージーランド10ドル札 New New Zealand $10 note

ニュージーランド政府は4月1日から最低時給を15.75ドルにあげると発表しました。

最低時給が上がることで12万人の給料が自動的に上がり、それによって1年間で企業は6,500万ドル(54億円)多く支払うことになります。これは平均で年間所得が45,000円、月にすると3,750円増える計算になります。

そして今まで15.75ドルもらっていた最低時給ギリギリの人や、それより少しだけ多く貰っていた「最低時給よりちょっと上」という人たちも、これに合わせてちょっとだけお給料が上がるかもしれません。

政府によると年間の物価上昇率が0.4%だったことを考えると、最低時給の上昇率3.3%は、結果的に消費者の懐が潤うことになるとのこと。もう少し長期的に見た場合、2008年から最低時給は3.75ドル上がりました。これは上昇率でいうと31%に当たります。そして当時からの物価上昇率は14%なので、実質17%お給料が増えたという計算ですね。

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最低時給の仕事の仕事でも月給23万円に!?

ニュージーランドの場合、会社員でも「月給制」ではなく「時給制」のところが多いです。つまり働いた時間数によって毎月の給料は上下します。

例えば週休2日で1日8時間で1ヶ月(実働22日)働いた場合、合、税金を抜かれる前で2772ドルもらうことができます。日本円に換算すると23万円です。

この23万円を多いと取るか少ないと取るかは人それぞれだと思うんですけど、もしこれが「日本で高校卒業したての人が最低時給の職種に就いて1ヶ月働くとお給料が23万円」と考えたら、多くないですか?

例えば日本は全国平均の最低時給が823円です。もし上と同じ条件で働くと14.5万円です。最低時給が一番低い沖縄や宮崎の場合、714円なので、その場合は12.6万円です。ニュージーランドの半分弱ということです。

最低時給が高いと経営側は大変

Cafe Loretta in Wellington

以前の職場はホテルでした。スタッフは全部で20人ほど。最低時給で働くスタッフはそのうちの半分ちょっとでした。なので、毎回最低時給が上がる度にオーナーは「またか…」という感じでした。

考えてみてください。例えば小さなカフェでスタッフが5人。最低時給で1日8時間、月に22日働いてくれる4人のスタッフと、それとオーナーがいたとします。

日本の平均時給の場合、オーナー以外の人件費は単純に計算して月に58万円(上の14.5万円が4人)です。それがニュージーランドの場合、人件費は92万円必要になります。つまり34万円人件費(利益)が多く必要になります。

そのためにいったい何杯のコーヒーを売らなければいけないのでしょう。
売り上げを増やすためには客数を増やすか、商品単価か客単価を上げるしかありません。とは言え、「客数を増やさないと」と思ってすぐに客数をあげられるなら誰も苦労はしません。結果として手っ取り早くできる解決策として、多くの店が商品単価を上げて、物価が上がっていくわけです。

ニュージーランドでビジネスをするなら

以前、友人とニュージーランドで起業することについて話をしたことがあります。そのとき、起業のネックになるのが、人件費や物価だと言っていました。

人件費が高く、家賃も高く、仕入れも高い。そのなかでどうやったら利益を出せるのか。その仕組み作りがポイントになってくるんですね。

単純に働く側としては最低時給が上がることは嬉しいことなんですけど、「ニュージーランドに移住して起業したい」と考えている方はいろいろ試算するとき、そのへんの事情も考えたほうが良いかもしれませんね。

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