スポンサーリンク
最近世界中で地震が多いと思いませんか?
昨日もフィジーで大きな地震があったり、毎月毎月どこかでマグニチュード7クラスの地震が起きてるような気がしてなりません。
つい数年前まで震度4くらいの地震が起こったら大騒ぎしていたのが、今となっては震度4くらいだとビックリはするものの「またか。この揺れなら平気」とちょっと冷静に思っている自分がいます。
ウェリントンは数年前から地震が多く、特にカイコウラ周辺で起こった地震のあとは、地震が増えていたので、なんだか慣れてしまったみたいです。慣れって怖いですね。
さて、そんな体感的にも「最近地震が多い」と思っていたら、やっぱり2016年は地震が非常に多かったみたいです。ニュージーランドで地震を研究しているGeonetが発表しました。
余談なんですけど、載せている写真は地震とはまったく関係ありません。
例年の1.6倍以上の地震が起こっていた
スポンサーリンク
Geonetによると2016年に発生した地震の数が観測史上もっとも多かったそうです。
例年が20,000回くらいなのに対して、1.6倍以上の32,828回も地震が起こりました。
これまで一番地震が多かった年はクライストチャーチで大地震が起こった2011年で29,000回でした。それを更に3,000回も上回ってしまいました。
32,828回というのは単純計算で1日に90回弱起こっていることになります。90回といっても1都市で90回ではなくニュージーランド全国で90回なのと、揺れを感じないほど小さな地震も含まれています。
ちなみに地震の規模ごとの回数を見ると
- マグニチュード7以上 … 2回
- マグニチュード6.0から6.9 … 10回
- マグニチュード5.0から5.9 … 122回
- マグニチュード4.0から4.9 … 1,885回
スポンサーリンク
逆をいえば32,828回のうちマグニチュード4.0未満の地震が30,800回ということなので、もの凄い数の小さな地震が起こったということです。
マグニチュード7以上の地震はまだ記憶に新しいカイコウラを中心に起こったマグニチュード7.8の大地震と、9月2日に北島、コロマンデルで起こったマグニチュード7.1の地震です。
日本はどうだったんだろう?
そこでフッと気になったのは「日本はどうだったんだろう?」でした。そこで調べてみると日本気象協会のウェブサイトに、そういった情報がデータベースとして載っていました。
ただし日本の場合、「震度」が重要視されるのか、マグニチュードではなく「最大震度」ごとの情報しかわかりませんでした。
日本の場合の地震の数は以下の通りでした。
- 震度7以上 … 2回
- 震度6以上震度7未満 … 8回
- 震度5以上震度6未満 … 23回
- 震度4以上震度5未満 … 166回
スポンサーリンク
166回あった震度4から震度5の地震のうち122回が4月でした。4月は九州で大地震があった月で、震度7以上の地震は2回とも九州、8回起こった震度6の地震のうち5回が九州、残りは茨城北部、鳥取中部、内浦湾で1回ずつでした。
今年は地震で被害が出ない年でありますように
日本とニュージーランドの地震は震度とマグニチュードで計測のやり方が違うため、一概にどっちが多いとか少ないというのをいうことができません。
それに地震の回数が少ないから良いとか、多いから良いというわけではありません。
数は多い少ないではなく、今年1年が地震による被害の出ない年になることを祈るばかりです。