調理時に注意!販売されている65%の鶏肉で食中毒を引き起こす可能性!?ニュージーランド

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今日はニュージーランドの新聞で取り上げられていてちょっと気になったニュースを紹介します。

ニュージーランドの第一次産業省(Ministry of Primary Industries)が「鶏肉を食べるときはキチンと調理しましょう」と呼びかけを行なっています。

日本から旅行でニュージーランドを訪れた方はあまり気にしなくていいことかもしれませんが、生活している人にとっては知っておいたほうがいい情報かな?と思い、記事として紹介することにしました。

販売されている65%の鶏肉から食中毒の原因となる菌を検出

Roasted Chicken

先日、ニュージーランドの第一次産業省(Ministry of Primary Industries)が、市販されている鶏肉に対して、十分な衛生管理が行われていないと警鐘を鳴らしました。

今回、問題となっているのはカンピロバクターと呼ばれる食中毒の原因になる菌についてです。カンピロバクターって何?という話はこのあと紹介します。

ニュージーランドにはNPO法人「Consumer New Zealand」という消費者団体があります。先日このConsumer New Zealandが行なった調査で、スーパーマーケットから無作為に選んできた40個の鶏肉のうち26個、全体の65%にあたる鶏肉からカンピロバクター菌がついていることがわかりました。

Consumer New Zealandの責任者Sue Chetwinさんは、第一次産業省がカンピロバクターが感染しているかどうか検査する仕組みを作り、2020年までにその割合を65%から10%未満に抑える必要があると述べた。

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また精肉所を出たときにチェックするだけでなく、スーパーマーケットで棚に並ぶ直前にも検査をすべき。イギリスではこうすることで劇的な改善が見られたと付け加えました。

Chick 2013-05-20

Consumer New Zealandの発言に対し、鶏や鴨などの肉専門の団体Poultry Industry AssociationのディレクターMichael Brooksは、新聞のインタビューに対して「今回Consumer New Zealandが行なった検査は、業界標準のものより厳しいものだった。(自分たちの行なった検査では)カンピロバクター菌を保有する鶏肉はだいたい40%前後のはずだ。」と述べています。

スーパーマーケットのCountdownのLiz Lutonは「毎日検査を行っている。またカンピロバクターは一般的に生の鶏肉や赤身の肉によく付いているもので、正しい調理を行えば問題ない。また第一次産業省は定期的にCountdownの肉を検査している」とインタビューで語っていました。

カンピロバクターっていったい何?

ニュース自体は実はこれで終わりなんです。「菌が付いてる鶏肉が多く売られているよ」という内容だけで、消費者がどうすれば良いのか、何を気にすれば良いのか全くわかりませんでした。

そこでここからは日本でカンピロバクターについてどう考えられているのか、まとめたものをご覧ください。

カンピロバクターとは

カンピロバクターは食中毒を引き起こす病原菌です。
酸素が「少しだけある」環境を好みます。そのため通気性が高いところや、逆に酸素が全くないところでは増殖しません。そのため少しだけ酸素がある牛や豚、ニワトリなどの消化器内に主に生息しています。

食中毒になるとどうなるのか

カンピロバクター食中毒になると、下痢や腹痛、発熱などが起こり、ほかにも倦怠感や頭痛、筋肉痛などが起こることもあります。

カンピロバクター食中毒は感染から発症まで2-7日もかかるため、具合が悪いことと菌に感染したことの関連付けがうまくされず「風邪でお腹を壊した」と誤解することがあります。

実は日本でも同じ菌の感染は多い

今回、第一次産業省やConsumer New Zealandが「65%の鶏が感染している」と紹介しました。その数字にショックを受けた方もいるかもしれませんが、実は日本で販売されている鶏肉にも同じ菌は多くついているそうです。

東京都福祉保健局によると、東京都の調査でも流通している鶏肉の4-6割にカンピロバクターが付着していました。ということは65%という数字は良くない数字かもしれませんが、ショックを受けるほどひどい数字ではないのかもしれません。

鮮度や保存方法はあまり関係ない

カンピロバクターの菌がいるか、いないかと鶏肉の鮮度や冷凍保存など保存方法はあまり関係ありません。どんなに鮮度が良くても加工の段階で菌が付くことがあります。また冷凍保存した鶏肉からも菌は検出されるので、冷凍しても完全に死滅するわけではないそうです。

ただ鮮度が落ちる⇢菌が増える環境になるということなので、早めに食べるに越したことはありません。

食中毒の発生原因は何か

鶏肉が原因でカンピロバクター食中毒にかかるのは

  • 加熱が不十分だった、もしくは生で食べてしまった
  • 鶏肉に付いていた菌が、まな板・包丁、手を介して他の食品に移り、そこから感染した

つまりしっかり火を通すことと、鶏肉に限らず使った包丁やまな板、手は必ずキレイに洗ってから次のものを調理することを徹底すればいいということですね。

そのほか詳しい情報は

そのほか、カンピロバクターについて詳しい情報は以下のページをご覧ください。

ニュージーランドは夏。食中毒に注意しましょう

ニュージーランドはだんだん暑くなってきました。

日本ほど暑くなることはないとはいえ、食品の扱いには十分に気をつけましょう。もし万が一、具合が悪くなってしまった場合はGPに相談するか、緊急の場合は111に電話をして救急車を呼びましょう。

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