ニュージーランド屈指のトレッキングコース「Great Walks」が赤字で有料化の声

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ニュージーランドのアクティビティーといえば、バンジージャンプやラフティングも人気ですけど、何といっても大自然の中を歩くことができるトレッキングが人気です。

その中でもミルフォード・トラックを含む9つあるGreat Walksは世界的にも有名で「一度はGreat Walksを歩いてみたい」と思っている人がたくさんいるそうです。

今日はそんなGreat Walksが毎年赤字続きで今後、利用者からお金を取らなければいけないかもしれないというニュースを紹介します。

世界屈指のトレッキングコース「Great Walks」

まずはGreat Walksがどこにあるのか地図で見てみましょう。
地図を大きくしてみたい方は地図の一番右側にあるアイコンをクリックすると新しいタブで地図を開いてくれます。

そしてそれぞれのトレッキングコースの名前は以下のようになっています。

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  • Lake Waikaremoana
  • Tongariro Northern Circuit
  • Whanganui Journey
  • Abel Tasman Coast Track
  • Heaphy Track
  • Routeburn Track
  • Milford Track
  • Kepler Track
  • Rakiura Track

これらのトレッキングコースを昨年度11.7万人が歩きました。そのうち60%が海外からの観光客となっています。中でももっとも人気があるAbel Tasman Coast Trackは4.2万人も訪れているそうです。

年間12万人が訪れているトレッキングコースで赤字というのはいったいどういうことなのでしょうか。

日々赤字を生み出しているGreat Walks

情報元のStuff.co.nzによると、9つあるGreat WalksのうちLake Waikaremoana以外、8つのGreat Walksで前年度の収益がマイナスだったそうです。「トレッキングコースで赤字」と聞いて不思議な感じする方がいるかもしれませんね。

Great Walksにかぎらず、ニュージーランドのトレッキングコースの多くは環境省(DOC)が管理しています。木が倒れたら切ったり、初心者でも危なく歩けるように道を整備したり、時には遊歩道のようなものを作ったり、ほかにもトイレや宿泊施設もDOCが管理しています。

大変なのは大雨や大雪が降ったあとです。大量の木が雪で倒れたり、広範囲に渡って土砂崩れが起こることもあります。その場合もDOCの人たちが整備してくれているんですね。

つまり使う人が快適に使えるように陰ながらいろいろやってくれているわけです。そういった整備費にかかったお金が昨年度918万ドル、約7.5億円といわれています。

Abel Tasman Coast Track

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では、逆にどんなところからお金を得ているのか?というと、無料のトレッキングコースでも、Great Walksは日帰りができないので、道中ある宿泊施設(1人1泊22ドルから54ドル)などから徴収していて、それらのお金を合計すると615万ドル、4.9億円です。つまり年間で2.6億円の損失が出ているということです。

ちなみに一番赤字がひどいのはHeaphy Trackで支出が144万ドル(1.15億円)なのに対して、収入は48.7万ドル(3890万円)しかありません。

利用を有料化するかもしれません

もともとニュージーランドのトレッキングコースはお金を取るために作られたものではありません。そのため現在もツアー会社は利用料を払っていますが、個人利用に限った場合Great Waalksを歩くための入場料はありません。その代わり途中の宿泊施設は有料です。

今回のニュースのGreat Walksが赤字を受けて、何かしらの方法を使って赤字を脱する方法を模索する動きがあるようです。

例えばチリのトーレス・デル・パイネ国立公園(Torres del Paine National Park)は入場料として18,000チリ・ペソ(約3000円)支払わなければなりません。ほかにもアメリカの場合、国立公園に入るの年間パスがあり、1つの国立公園限定のものから全国の国立公園に入れるチケットまでさまざまなタイプのものが販売されています。

こういったパスを取り入れるのか、もしくは入国時や航空券購入時にトレッキングする/しないを問わず、一律で徴収するという案もあるそうです。

現状を維持するのにも費用はかかる

以前の職場は自然保護区のなかにあったので、周りにはトレッキングコースがたくさんありました。

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そんな周辺にあるトレッキングコースを歩いていていつも感心したのは、かなりの山奥なのによく整備されていることでした。「自然に手を入れる」のではなく、地面を固めたり、ぬかるみやすいところに板を渡したり、倒木をチェンソーで切って通れるようにしたり、とにかく「歩きやすい」環境を作ってくれていました。

自然は放っておいたら、どんどん形を変えていくので、現状を維持するのも大変なんですね。

あとはどうやってその費用を捻出するか?です。正直、外国人から一律というのは、乱暴な気もします。それに利用者の6割が外国人でも、逆をいえば4割はニュージーランド人なんです。けっこうな割合です。その人たちが払わず、外国人しかもトレッキング目的ではないひとからお金を取るってどうなんでしょうね。

今後も今回の件で何かニュースになったらお知らせしたいと思います。

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