JRパスが規約を改定。海外在住の日本人は使えなくなることに

海外で永住権を取る人たちが一度は使ってみたいものがあります。

それは「JRパス」です。
JRパスというのは、日本国内JRの電車(一部バスなど)が乗り放題になるチケットで、本来は外国人向けに海外で販売されているものなんですけど、永住権を取得し海外に住んでいる日本人も今までは使うことができました。

ところが先日、JRが「JRパスの販売は今後、外国人のみとします」という発表をし、現在海外在住日本人たちのあいだで「ショック」というFacebookやTwitterのつぶやきが投稿されています。

JRパスってそもそも何?

Japan Rail Pass ^_^

まず上で簡単に書いたんですけど、JRパスが何なのか紹介したいと思います。

JRパスは通称で正式な名称はJapan Rail Passといいます。
JRのページによると、もともとは「外国から日本を観光目的で訪れる人のみが購入できる特別企画乗車券」なんです。

こんな人たちが今までは買えました

今まではこんな人たちが購入することができました。ちなみにどちらもそれを証明する書類が必要になります。

  1. 海外から短期滞在のビザを取得し、「観光目的」で日本を訪れる外国人
  2. 日本国外に居住する日本人で「永住権を持っている」もしくは「外国人と結婚している場合」

JRパスはこんな電車に乗り放題

JRパスがあるとJRグループの「のぞみとみずほを除く」全線に乗り放題でした。またJRバスのローカル線も一部を除き乗り放題です。

気になるお値段は

ところでこのJR乗り放題の乗車券いくらするのでしょうか。ちなみに値段は2016年3月のものです。

種類 普通車 グリーン車
区分 おとな こども おとな こども
7日間 29,110円 14,550円 38,880円 19,440円
14日間 46,390円 23,190円 62,950円 31,470円
21日間 59,350円 29,670円 81,870円 40,930円

だいたい「東京⇢新大阪」が14,000円くらいなので、1週間のあいだに1往復するなら、JRパスのほうが安い計算になります。あちこち移動する人にとってはかなりオトクなのがわかりますね。

今度からはこんな風に変わります

今回のJRの発表によると、JRパスの販売方法や購入資格が大きく変わることになります。

購入者から「海外在住の日本人」がなくなる

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今後はJRパスを購入できる人はこんな人のみです。

  1. 海外から短期滞在のビザを取得し、「観光目的」で日本を訪れる外国人

そして気になるのは「日本国以外の旅券のみを有する方」という注意書きがあることです。つまり、海外で生まれて日本人と海外のパスポートを持っている人は対象外ということですね。

販売場所が変わります

JRはこれまで海外の一部の旅行会社でしか買えず、しかも日本でチケットを引き換えるなど購入方法が複雑だったのを、来年の3月8日からJRパスの販売を日本国内の16の駅で買えるようにするそうです。

販売される駅は以下の16ヶ所です。
札幌駅、仙台駅、新潟駅、東京駅、新宿駅、横浜駅、名古屋駅、大阪駅、広島駅、高松駅、博多駅といった大きな11の駅と新千歳空港駅、成田空港駅、成田空港第2ビル駅、東京モノレール羽田空港国際線ビル駅、関西空港駅の空港と直結する駅5ヶ所です。

そして今まで海外で販売していたJRパスの販売を2017年3月31日を持って終了するとのことです。ちなみに引き換えは2017年6月30日までとのこと。

値段が上がります

そして今回の改定で値段が9.5%から13.5%くらい上がります。

種類 普通車 グリーン車
区分 おとな こども おとな こども
7日間 33,000円 16,500円 44,000円 22,000円
14日間 52,000円 26,000円 71,000円 35,500円
21日間 65,000円 32,500円 90,000円 45,000円

個人的にはこう思う

Tokaido

今回の件。「わーショック!」という声をFacebookやTwitterでよく見ました。
正直、僕自身もショックでした。今度の一時帰国は九州の友だちに会いに行こうと思っていました。とはいえ、数えてみたら永住権を取ってから何回も日本に帰ってJRパスを使ったのは2回だけなので、そんなに使ったことなかったのも事実です。

それ以外はJRパスを使わずに国内を移動しました。というのも1週間で元を取ろう!とすると、移動ばかりになってしまうからです。しかも、のぞみに乗れないので所要時間が増えることよりも、本数が少なくて不便を感じることもありました。

それとそもそも「外国から日本を観光目的で訪れる人のみが購入できる特別企画乗車券」なのに、「観光目的」でなく、海外から日本に出張で来て、「ビジネス」目的でJRパスを使っている人が多いことを考えると、「そこを突かれたのかな」という気もします。

今までも日本在住の人などが「JRパスはゆるすぎる」とか「ビジネスで使うのはおかしい」という声がある反面、純粋に永住権を取って日本を旅するのを楽しんでいる人もいて、意見が割れるところです。

とはいえ。

  • 海外で結婚した人が現地の家族を連れて日本を旅行するとき。
  • 長年海外に住んでいて、一時帰国のときに日本を観光するとき。
  • 海外の友だちを連れて日本を旅行するとき。

なども海外在住の日本人が、純粋に観光目的でも通常料金を払わなければいけなくなったのは残念です。「日本人なんだから正規の料金を払うのは当たり前」と言われれば身も蓋もない話なんでしょうけど、割り切れないところはあります。

きっと今回の判断は荒れるんだろうなぁと思いつつ、今日の話を終わりたいと思います。

JRのリリースはこちらをご覧ください。

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