NZ雑学・豆知識

ニュージーランドで花火を買えるのは1年で4日だけ。ガイ・フォークス・デーGuy Fawkes Dayって何?

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国が違えば、いろいろと法律や風習が違うものです。

日本で夏になったらコンビニやスーパーマーケットで当たり前のように販売される花火は、ニュージーランドでは1年で4日間しか買うことができません。

今回はどんな花火にまつわる話を初め豪華4本立てでアレコレ紹介していきます。

花火の販売は11月2日から11月5日の4日間のみ

ニュージーランドでは1年のうち花火の購入と販売が許されているのは「11月2日から11月5日」までの4日間だけと決められています。

それ以外の日に花火を買ったり、売ったりすると違法とみなされます。もしこの3日以外で販売をした場合、販売店は50万ドル(約4,000万円)の罰金と懲役3ヶ月が言い渡されます。

そのため販売が許されている期間は、The Warehouseなどの大型店をはじめ、さまざまな店舗で、ココぞとばかりにたくさんの花火が販売されています。

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ちなみにニュージーランドで花火を買うときはお酒を買うのと同じで、18歳以上でニュージーランドの免許証や、パスポートなどの身分証明書が必要です。

では、どうして1年の中で11月2日から11月5日だけ花火の販売が許されているのでしょうか。

ニュージーランドにとってのGuy Fawkes Day

There Is A Light

Guy Fawkes Dayはこのあと紹介するイギリスで起こった出来事が由来なのですが、ニュージーランドでは起源にまつわるイベントがが行われるわけではありません。

Guy Fawkes Dayはあくまでも「花火の日」です。また同時に11月上旬ともなると「夏」を感じ始めるため「初夏の風物詩」と考える人もいます。

ちなみに特にGuy Fawkes Dayに食べるものとかもありません。

ウェリントンでは毎年Guy Fawkes Dayに花火大会が開催されていましたが、2018年からニュージーランドの新年Matarikiの花火大会を大きくする代わりにGuy Fawkes Dayの花火大会はなくなってしまいました。

Guy Fawkes Day(ガイ・フォークス・デー)の起源

花火の販売が終わる11月5日はGuy Fawkes Day(ガイ・フォークス・デー)と呼ばれています。

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以前は11月5日は全国で花火大会が開かれていましたが、ここ数年はあまり行わない傾向にあります。僕が住む街のウェリントンも数年前からガイ・フォークス・デーの花火大会は行われなくなりました。

その代わり「Matariki マタリキ」と言うニュージーランドの先住民のお正月に花火大会が開かれます。

さて、Guy Fawkes Dayは元々イギリスの出来事に起因するとお伝えしましたが、イギリスで一体何が起こったのでしょうか。

もともとGuy Fawkes Dayは1605年11月5日に起こったある事件が始まりとされています。

File:Gunpowder Plot conspirators.jpg
© Wikipedia

当時、カトリック教は長いあいだ弾圧されていました。

そこでGuy Fawkes(上の絵の右から3番目)をはじめとする12人のカトリック教徒が、11月5日に開かれる国会に参加する当時の王様ジェームス1世やウェールズの王子、その他の議員を爆弾で暗殺し、虐げられてきた歴史に終止符を打とうとしました。

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ところが準備が着々と進んでいくなか、実行犯のなかに「罪がない人も傷付けてしまったり、殺してしまうかもしれない」と考える人たちが現れました。

そして計画は内部告発され、Guy Fawkesをはじめ実行犯が爆弾を設置しているところを現行犯で捉えられました。その後、実行犯はロンドン塔に送られ、その翌年、反逆するとどうなるか市民に見せしめるために、とても酷い処刑が行われました。

File:The execution of Guy Fawkes' (Guy Fawkes) by Claes (Nicolaes) Jansz Visscher.jpg
© Wikipedia

これがその処刑の様子を描かれたものです。イギリスでもっとも重い死刑が執り行われました。どんなことが行われたのか…。あまりにも酷いのでここでは記載できません。もし興味がある方はWikpediaをご覧ください。

では、どうしてそんな惨事が行われた日にGuy Fowkes Dayという名前を付けてたのか?というと、「政府に刃向かうとどうなるか」を思い出させ、体制を強固にするためです。

またこのGuy Fawkes DayにはGuy Fawkes Dayの人形を作り焼いたそうです。残虐ですね。。。

ちなみにイギリスでもこの事件が起きた地域のウェールズ州では、Guy Fawkesたちは大罪人扱いですが、スコットランド地方では自由を求めて戦った英雄として扱われているそうです。

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Hey guys!の”guys”はGuy Fawkesの”Guy”

ここからは余談です。でも、ここからが「へー!そうなんだ!」と思わず言いたくなる豆知識のコーナーです。

英語で誰かに声をかけるとき”Hey guys”というのを耳にしますね。この”Hey guys”の”guy”は、Guy FawkesのGuyなんです。

もともと1605年の事件以後、毎年11月5日にGuy Fawkesの人形を作って焼いていました。その人形のことを”guys”と呼んでいました。それが1830年代に意味が少し変わり、「みすぼらしい服を着た人」のことを”guy”と呼ぶようになったそうです。

そしてさらに1920年頃から男性同士がお互いに親しみを込めた言い方として”guys”を使うようになり、現在に至りました。

あのマスクはGuy Fawkesがモデル

次のGuy Fawkes Dayにまつわる豆知識はこちらです。

このマスクを映画やドラマで見たことありませんか?

Occupy Chicago Protesters Wearing Guy Fawkes Masks

この仮面をGuy Fawkes Maskといって、日本語だと「アノニマス」、英語で書くと「Anonymous」という匿名で何かをする時に被る仮面として、海外の抗議デモなどでかぶられたりします。

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このマスクは上で紹介した11月5日に燃やされるGuy Fawkesの彫像の顔の部分が時代とともに共に洗練され今のような形になったと言われています。

でもやっぱり花火は日本が世界一

数年前久しぶりに日本で花火大会を見ました。大阪のPL花火大会だったんですけど、やっぱり日本の花火はすごいですね。

日本の繊細さとか計算しつくされた感じがよく出ています。

ということで、ちょっと長い話になりましたけど、11月5日はGuy Fawkes Dayです。ニュージーランドにいる方はぜひ花火を見に行ったり、ニュージーランドの花火を楽しんでくださいね。

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masa osada
日刊ニュージーランドライフと日刊英語ライフを主宰しています。 → 詳しいプロフィールはこちら、個人のTwitter @masaosadaには日々の生活を載せています。フォロー大歓迎です。