ニュージーランドで花火を買えるのは1年でたった3日だけ。Guy Fawkes Dayって何?

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国が違えば、いろいろと法律が違うものですね。

過去にもニュージーランドと日本の法律の違いを紹介したことがありましたが、今日紹介するのはニュージーランドの行事の1つGuy Fawkes Dayにまつわる話、そしてニュージーランドの花火にまつわる法律の話、さらに皆さんも一度は耳にしたことがある、あの英語の言い回しの由来、そしてさらに皆さんが一度は目にしたことがあるかもしれない世界的に有名な仮面の話と、豪華4本立てで紹介します。

花火の販売は11月3日から11月5日の3日間のみ

ニュージーランドでは1年のうち花火の購入と販売が許されているのは「11月3日から11月5日」までの3日間だけと決められています。それ以外の日に花火を買ったり、売ったりすると違法とみなされます。もしこの3日以外で販売をした場合、販売店は50万ドル(約4,000万円)の罰金と懲役3ヶ月が言い渡されます。

そのため、今日11月3日からThe Warehouseなどの大型店をはじめ、さまざまなところでココぞとばかりにたくさんの花火が販売されています。

ちなみにニュージーランドで花火を買うときはお酒を買うのと同じで、18歳以上でニュージーランドの免許証や、パスポートなどの身分証明書が必要です。

では、どうして1年の中で11月3日から11月5日までなのでしょう。

そこにはイギリスで1605年に起こったある事件が関係しているんです。

Guy Fawkes Dayの起源

花火の販売が終わる11月5日をGuy Fawkes Dayといって、ニュージーランドでは各地で花火大会が開かれます。

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もともとGuy Fawkes Dayは1605年11月5日に起こったある事件が始まりとされています。

File:Gunpowder Plot conspirators.jpg
© Wikipedia

当時、カトリック今日は長いあいだ弾圧されていました。そこでGuy Fawkes(右から3番目)を始めとする12人のカトリック教徒が、11月5日に開かれる国会に参加する当時の王様ジェームス1世やウェールズの王子、その他の議員を爆弾で暗殺し、自分たちが虐げられていた歴史に終止符を打とうとしました。

ところが準備は着々と進んでいくなか、実行犯のなかに「罪がない人も傷付けてしまったり、殺してしまうかもしれない」と考える人たちが現れました。

そして計画は内部告発され、Guy Fawkesをはじめ実行犯が爆弾を設置しているところを現行犯で捉えられました。その後、実行犯はロンドン塔に送られ、その翌年、市民に反逆するとどうなるかを見せつけるために、とても酷い処刑をしたそうです。

File:The execution of Guy Fawkes' (Guy Fawkes) by Claes (Nicolaes) Jansz Visscher.jpg
© Wikipedia

これがその処刑の様子を描かれたものです。イギリスでもっとも重い死刑が執り行われました。どんなことが行われたのか…。あまりにも酷いのでここでは記載できません。もし興味がある方はWikpediaをご覧ください。

なぜそんなことが起こった日に名前を付けて1つのイベントのようにしたのか?というと、「政府には向かうとどうなるか」を思い出させ、体制を強固にするためです。そしてその日はGuy Fawkesをモデルにした彫像を燃やしたそうです。

ちなみにイギリスでもこの事件が起きた地域のウェールズ州では、Guy Fawkesたちは大罪人扱いですが、スコットランド地方では自由を求めて戦った英雄として扱われているそうです。

ニュージーランドにとってのGuy Fawkes Day

There Is A Light

ニュージーランドではこういった起源にまつわる何かが行われるわけではありません。Guy Fawkes Dayはあくまでも「花火の日」です。また同時に11月上旬ともなると「夏」を感じ始めるため「初夏の風物詩」のような扱いになっています。

また特にGuy Fawkes Dayだから食べるものとかもありません。

ちなみにパッと調べた見たところ以下のような花火大会が各地で開催されるそうです。

  • Baypark Family Speedway Fireworks Extravaganza / Mt Maunganui
  • Sky Show Fireworks 2016 / Wellington
  • Fireworks Over the River / Palmerston North

これ以外にもいろいろ開催されると思うので、11月5日にニュージーランドにいる方は周りの人やi-SITEに「今日どこかで花火大会は開かれませんか?」と聞いてみても良いですね。

Hey guys!の”guys”はGuy Fawkesの”Guy”

英語で誰かに声をかけるとき”Hey guys”というのを耳にしますね。この”Hey guys”の”guy”は、Guy FawkesのGuyなんです。

驚きですよ。上のたった2つの文章で9回も”guy”をいう言葉を使ってます(笑

もともと1605年の事件以後、毎年11月5日にGuy Fawkesの人形を作って焼いていました。その人形のことを”guys”と呼んでいました。それが1830年代に意味が少し変わり、「みすぼらしい服を着た人」のことを”guy”と呼ぶようになったそうです。

そしてさらに1920年頃から男性同士がお互いに親しみを込めた言い方として”guys”を使うようになり、現在に至りました。

あのマスクはGuy Fawkesがモデル

ところでこのマスクを映画やドラマで見たことありませんか?

Occupy Chicago Protesters Wearing Guy Fawkes Masks

この仮面をGuy Fawkes Maskといって、日本語だと「アノニマス」、英語で書くと「Anonymous」という匿名で何かをする時に被る仮面として、海外の抗議デモなどでかぶられたりします。

このマスクは上で紹介した11月5日に燃やされるGuy Fawkesの彫像の顔の部分が時代とともに共に洗練され今のような形になったと言われています。

でもやっぱり花火は日本が世界一

今年8月に大阪のPL花火大会を見ました。それを踏まえて、ニュージーランドで打ち上がる花火を見ると、だんだん良くなっている気はしますけど、やっぱり日本の花火はすごいなと思います。

日本の繊細さとか計算しつくされた感じがよく出ています。

ということで、ちょっと長い話になりましたけど、今週末はGuy Fawkes Dayです。ニュージーランドにいる方はぜひ花火を見に行ったり、ニュージーランドの花火を楽しんでくださいね。

余談ですけど、我が家は娘が寝るの早いので今年はウェリントンの花火大会には行けなさそうです。

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