黄金色に染まるニュージーランド | 写真家・富松卓哉のNZ紀行09

皆様、こんにちは!ゲストライターの富松卓哉です。毎週月曜日、全11回に渡って紹介している「写真家・富松卓哉のNZ紀行」、早いもので、今回で第9回目となります。

今回は、僕がNZで最も美しいと思う季節である「秋」の絶景写真とともに、その魅力をお届けしていきたいと思います。

南半球に位置するニュージーランドは、日本と季節が真逆です。そのため、NZが秋を迎えるのは4~6月にかけて。その中でも、4月後半から5月前半のオタゴ地方(クイーンズタウン~ワナカ周辺)全体が「黄金色」に染まるその景色は、息を呑むほど美しいものでした。

しかし、この美しい紅葉を見られるのは、ある地域のみに限られていて、それにはある意外な理由がありました。この美しい黄葉を見られるのは、ある人達の多大な努力があってのものでした。その理由をご説明するとともに、息を呑むほど美しい黄金色に染まるNZの絶景写真をたっぷりとお届けしていきます。ぜひ最後までお楽しみください。

黄金色に染まるNZ絶景ポイント

NZ観光のピークシーズンは、天候的に最も過ごしやすい12~2月にかけてですが、僕個人として、いつもお勧めしているのが、この黄葉を見ることのできる4月後半~5月前半にかけて。オタゴ地方はすでにかなり寒い季節ですが、観光客も少なく、何よりもこの黄葉と、湖、山々のコントラストが実に美しいです。

この黄葉が見られるエリアはオタゴ地方だけですが、その中でも特にお勧めのポイントを写真と共にご紹介していきます。

クロムウェル

たくさんの果樹園やワイナリーに囲まれているクロムウェル。中でも最も迫力のあるのは、道沿い約1kmに渡って植えられている巨大なポプラ。その迫力のある高さと、奥行き、美しさには感動せずにはいられないほどです。「Jones Family Fruit」というフルーツ屋の前の道から見ることができます。車がバンバン走っているので、写真を撮る時は十分に注意してくださいね。

また周辺一帯のワイナリーや果樹園もいっせいに黄金色に染まります。上の写真は「モモ」の木だそうです。

上の写真はクロムウェル周辺のワイナリーで、ワインをテイスティングさせてもらいながら撮った1枚です。この美しい眺めを見ながら、絶品ワインを楽しむ…なんと贅沢な時間なのでしょうか(笑) 周辺には眺めの美しいワイナリーがたくさんあるので、ぜひワインと黄葉に染まるオタゴ地方の景色両方を楽しんでみてください。ワインではマールボロ地方が有名ですが、オタゴ地方のワインも絶品のものがたくさんありますよ!

アロータウン

NZ好きの人にとって、このアロータウンの4月後半は必ず訪れなければならない場所と言っても過言ではありません。クイーンズタウンからも車で20分ほどとアクセスも良く、ノスタルジックな雰囲気と紅葉のコントラストは本当に素晴らしいです。毎年4月後半にはアロータウン・フェスティバルが開催され、1年で最も賑わう季節でもあります。

かつてアロータウン周辺では金が採掘されており、このお祭りはゴールドラッシュに沸いた当時の民族衣装を身にまとってお祝いするものだそうです。街のノスタルジックな雰囲気と、民族衣装を身にまとう人達といると、まるでタイムスリップしたかのような感覚になります。

個人的に大好きなお祭りの1つで、今年も足を運んできました。このお祭りに合わせて旅をプランニングするのも面白いかなと思います。来年もまた、このアロータウン・フェスティバルには行く予定でいるので、見かけた人はぜひ声をかけてくださいね!

実は”作られた” 黄金色のニュージーランド!?

NZは移民によって作られた国であることは多くの人が知っていますが、ポイントは裕福な人たちが多く移住してきたということ。スコットランドから移住してきた人達が、かつての故郷に似た景色を作りたいということで、ワナカ~クイーンズタウン一帯にかけて、ポプラなどをはじめ、黄葉する樹木を植えたそうです。

これらが”作られた”自然であることにとても最初は驚きましたが、たとえ作られたものであっても、これほど村や町と調和したこの美しさには心から感動しました。自然を壊すでもなく、操作するわけでもなく、多くの人の努力によってこの美しい自然は作られたと思うと、感慨深いものがありました。

少し寒い季節ではありますが、その美しさは保証付きです。ぜひ4月後半から5月前半のNZにも足を運んでみてくださいね!

次回の予告

次回お届けするのは、海外旅行と海外生活の違いについて。第一回目でも少し触れましたが、世界一周を断念し、NZに長期滞在することを決めた理由はもっとNZで生活をしたいと思ったからです。1年半NZの暮らしを振返って、成功談・失敗談も交えながら、どんな心構えでいることが大切なのか。そしてその経験をどのように活かしてほしいか。そんなことについて書いていこうと思います。ワーホリや留学に行く方にぜひ読んで頂けたらと思っています。ぜひお楽しみに!

富松卓哉 「NZ写真展&トークライブ」スケジュール

総動員数1000人を目指して。NZ写真展&トークライブ「Less is More -より少なく より豊かに-」を2016年10月より日本全国ツアーをスタートさせました。

10/8(土) 福岡 「FUCA」 終了
10/9(日) 佐賀 「CAFE木と本」 終了
10/10(月・祝) 熊本 「未来会議室」 終了
10/29(土) 名古屋 「TOLAND」 終了
11/20(日) 横浜 「さくらWORKS」 
11/26(土) 大阪 「会ふ afu 大阪の古民家」
11/27(日) 京都 「ビアバル QOO」
12/3(土) 東京 「SOOO dramatic & reboot」

※詳細はFacebookにて随時アップしていきますので、そちらをご覧ください。写真展詳細はこちらから→

プロフィール

富松卓哉(トミマツタクヤ)

フリーランス・フォトグラファー
日本とニュージーランドを繋ぐ「スウィートアズ」代表
Facebook | instagram

1986年生まれ。会社員時代、体調不良をきっかけに退職。「世界一周」を夢見て、1カ国目にニュージーランドへ。数カ月の滞在予定が、NZの大自然やライフスタイルに魅了され、結局1年4ヶ月間滞在。帰国後、2度にわたるNZ写真展&トークライブを開催。現在は日本とNZを行き来しながら、NZでの生活で学んだ「自分らしく自然体で生きる」こと、「Less is More」というライフスタイルを実践、伝える活動をしている。

こんな記事もよく読まれています

COMMENTS