スポンサーリンク
先日、世界でもっとも売れている旅行ガイドブックのLonely Planet(ロンリープラネット)が2017年に訪れておきたい場所をピックアップする「BEST IN TRAVEL 2017」を発表しました。
その中でニュージーランドのタラナキ地方(Taranaki Region)が、世界中の名だたる場所を抑えて、2位を獲得しました!
そこで今回は「BEST IN TRAVEL 2017」の内容はもちろん「えーっとそもそもタラナキってどこ?」という方から、「あータラナキね」という方までわかる情報を紹介します。
タラナキが「行っておきたい地域」で2位に!
BEST IN TRAVEL 2017というのは上でも少し書いたとおり、世界でもっと売れている旅行ガイドブックのロンリープラネットが毎年行っている「来年はココに行っておこう」というこれから注目されるであろう場所、これから盛り上がるであろう「国」「都市」「地域」などを紹介するものです。
そのなかでタラナキ地方が「2017年に行っておきたい地域」で2位に選ばれました。
ちなみにトップ5のその他の地域がどこだったかというと以下の通りでした。
スポンサーリンク
1位:チョケキラオ|ペルー
3位:アゾレス諸島|ポルトガル
4位:ノースウェールズ|イギリス
5位:南オーストラリア|オーストラリア
チェケラッチョみたいな名前のチョケキラオはペルーにあるマチュピチュ遺跡の近くにあるマチュピチュと同じような古代都市遺跡です。そしてアゾレス諸島はポルトガルの島々で火山によって形成された島々は自然が多くすごくキレイとのことでした。
タラナキの見どころとして紹介されていたところ
タラナキといえば、その昔、「ラストサムライ」という映画がありました。その映画は日本を舞台にした映画なんですけど、撮影はニュージーランドだったんです。そのとき、この上の写真のタラナキ山が富士山として使われていました。
場所でいうと北島の西側ですね。
ロンリープラネットによると、ニュージーランドに入国した外国人のうちたった2%しかタラナキ地方を訪れないそうです。
スポンサーリンク
そんな中ロンリープラネットは、タラナキ地方の新しいスローガン(Motto)の「A Little Bit Out There もうちょっと遠くへ」が、タラナキにあるアートギャラリーや世界的に有名なトンガリロのトレッキングコースに隠れてしまいがちな、見どころたくさんのトレッキングコースを引き立てていると賞していました。
キネティック・アート(動く芸術)がある
タラナキ地方最大の街ニュー・プリマス(New Plymouth)にはニュージーランドの芸術家であり、映画監督、詩人でもあるLen Lyeの「動く芸術 キネティック・アート」の美術館Len Lye Centreがあります。
The world of Len Lye | Govett-Brewster Art Gallery | Len Lye Centre
「動く芸術」なので、写真や言葉で説明するのはなかなか難しいです。そこでLen Lye Centreのコンセプト動画がYoutubeに上がっていたので、そちらをご覧ください。飛ばし飛ばしで見ていくとどんなあものが展示されているのかわかってもらえると思います。
トンガリロに負けないハイキングコースがある
スポンサーリンク
タラナキ地方はすぐ横に世界遺産のトンガリロがあります。そのため、その影に隠れてしまいがちなんですけど、トンガリロに負けないくらい素晴らしいトレッキングコースがあります。
トレッキングコースの名前をPouakai Crossingといって、ニュージーランドのなかでも新しいトレッキングコースの1つです。山の北側を越える全長19キロ、7−9時間かかるトレッキングコースは森林や高地特有の灌木、滝、沼や湿地帯など多種多様な地形を楽しむことが出来ます。
ビール好きにはたまらない場所
そしてタラナキ地方最大の都市ニュー・プリマスにはビール好きにはたまらないところがあります。まずはニュージーランドで「ベスト・ビアバー」の1つといわれているThe Hour Glassがあります。
またこの地方で地ビールメーカーのBrew MountainやMike’s Breweryがあります。
特にMike’s Breweryは世界でもっともアクセス数が多い旅行サイトのトリップアドバイザーで、アクティビティーの1つとして「Mike’s Brewery」が入っているほどです。レビューは味はもちろん雰囲気までとにかく絶賛されています。
スポンサーリンク
観光ルートになりにくいからこそある魅力
ニュージーランドを旅行したことがある人でもタラナキやニュー・プリマスを訪れたことがある人はけっこう少ないです。
周りでも1人友人が住んでいますが、旅行で行ったことがある人にはほとんどあったことがありません。というのも、タラナキ自体に魅力がある/ないに関係なく旅行をするときのルートとして選ばれにくいからなんです。
もし北島を縦断旅行する場合、オークランドーハミルトン経由ーロトルアータウポーネイピアーそしてウェリントンに下りてくるのがほとんどです。

場合によっては、ネイピアまで行って、オークランドに飛行機で戻ったり、南島に飛んでしまいます。そのため、そのルートに入っていないところはなかなか観光客が訪れにくいんです。
でも、だからこそ同じ大自然の中を歩くなら人が少ないタラナキが魅力的だったりします。
今回ロンリープラネットで2位に選ばれたことで、ニュージーランド国内でもさまざまなメディアで取り上げられていたり、政府観光局のウェブサイトでも紹介したりしていました。
これを機にもっとさまざまな良いところにスポットライトが当たればいいですね。