世界初!ネズミなど外来種がいない首都を目指してウェリントンが動き出す

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ニュージーランドには他の国にはいないたくさんの鳥の固有種がいます。「鳥の楽園」とまで呼ばれるほどです。

ところが近年、ニュージーランドは外来種のネズミやイタチ、ポッサムなどがニュージーランドの生態系を崩していることが問題視されています。そこで先日、ニュージーランドが2050年までに外来種を絶滅させるプロジェクトを始動させました。

2050年まであと34年。早くもその壮大な計画を現実にさせるための動きがありました。
ウェリントンが世界で初めて「外来種がいない首都」になる!と全国で一番最初に名乗りをあげました。

2050年までに外来種をゼロにする?

mouse, probably a white-footed or deer mouse.

まずは前回紹介した「ニュージーランドが2050年までに外来種を根絶やしにする」と発表したニュースを簡単に紹介します。

強気の計画!ニュージーランドは2050年までに外来種ゼロの国を目指す

今年7月26日首相のジョン・キーがウェリントンで会見を開き、「2050年までにイタチやネズミなどの外来種を根絶やしにする」と発表しました。

もともとニュージーランドにはほとんど哺乳類がいない鳥の楽園でした。
そこにマオリ族やヨーロッパの人たちが移住し、彼らは自分たちの船に動物や植物を乗せてニュージーランドに移住しました。そして船に住み着いていたネズミも一緒に移り住むことになりました。

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その結果、外来種がニュージーランド全土にはびこり、生態系が壊されることになりました。

それを受けた計画が先日発表になったプロジェクトでした。

まずは首都のウェリントンが外来種を根絶やしに

先日の会見から2ヶ月。今日、ウェリントンで1つの発表が行われました。それが「ウェリントン外来種ゼロ計画」です。

この計画はウェリントン市役所(Wellington City Council)とウェリントン地方全域の役所(Great Wellington Regional Council)とNext Foundationという慈善団体によって発足しました。

まずはウェリントンのミラマー(Miramar)という地域から始まります。そのあと順を追って広範囲に広げていくことになります。ミラマーというのはここですね。街の中心地の南東にある住宅街です。

なぜこのエリアが選ばれたのか。そこには2つの理由があります。

1つ目は2006年にこのエリアは「ポッサムをゼロにする」という計画を発足・実行し、10年が経った現在でもその状態が保たれているからです。その実績が買われたのは大きな要因の一つです。

そしてもう1つが立地です。
今回の外来種駆除が行われるミラマーは半島にあります。

wellingto-airport-miramar

ちょっと図を作ってみました。イメージ掴んでもらえたら良いんですけど。

このように半島の入口を縦断するようにウェリントン空港があり、その空港はすべてフェンスで囲まれています。そのためそのフェンスを上手く利用することでミラマー半島を隔離することができるわけです。

この半島内でまずは駆除を行なって、それに成功したら範囲を広げていこうという作戦に出たということですね。

外来種根絶でちょっと気になること

Tui

ニュージーランドにもともといなかった生き物を根絶やしにすること。

それがすごく大切だという気持ちはわかります。
もし本当にネズミやイタチをその地域でいなくなって大丈夫なのかな?という疑問があります。

というのも、今はその外来種がいる状態で生態系が出来上がっています。
ネズミやイタチは鳥の卵を食べるかもしれません。でも、小さな虫たちも食べてくれています。

もしネズミやイタチがいなくなったら、その虫たちが急増するなどバランスが崩れたりしないのか心配です。

 

今までネズミやイタチに食べられていた虫たちが食べられないと、今度は虫が増えてしまうのではないか?と思いました。

まずは小さいエリアで行うそうなので、今後この動きがどうなるのか気になるところです。また情報があればお知らせします。

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