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今日は「ニュージーランド」ではなく、海外ネタを紹介します。
日本人の場合、名字にどんな漢字が使われているのか見れば、その人の名字の由来をある程度知ることができます。「山のふもとに住んでいたから山本」「田んぼに囲まれていたから田中」などいろいろあります。
では、外国人の名前の場合はどうでしょう?
実は英語でも、名前に由来がある名字はたくさんあるんです。そこで今日はその中から幾つかパターンをわけて紹介してみたいと思います。
職業が名前の由来になった名字
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まずは職業が由来になった名字を見ていきましょう。
1つ目はタイトルでも紹介したSmithです。Smithといえば英語圏の「佐藤」といっても過言でないほど、一般的な名前です。
もともとSmithは「鍛冶屋」から来ています。金が専門の鍛冶屋はGoldsmith、銀ならSilversmith、さらに刀鍛冶はSwordSmithなんて呼ばれます。この職業のSmithが名字になったんですね。
他にも同じように職業が名前の由来になった名字がたくさんあります。
- Baker … パン屋
- Carter … 馬車職人
- Miller … 粉屋
- Stewart … 執事
- Taylor … 仕立て屋
- Walker … 羊毛の織物職人
- Wright … 大工
他にもここには数え切れないほどの職業が由来になった名字があります。
家系が名前の由来になった名字
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次に紹介するのは家系が名前の由来になった名字です。
英語圏の名前でよく「Mc〜」や「Mac〜」他にも「〜son」「O’〜」から始まる名前の人がいますね。世界的に有名な名前だと「McDonald」がこの「Mc〜」から始まる名前です。
この「Mc〜」や「Mac〜」さらに「O’〜」などはすべて「〜の子ども」「〜の子孫」という意味があるんです。なので「McDonald」は「ドナルドの子孫」という意味ですね。
McやMacから始まる名前
- McGregor
- McLean
- MacKenzie
- MacKay
- MacArthur
O’から始まる名前
- O’Brian
- O’Connor
- O’Harar
- O’Malley
- O’Neill
sonで終わる名前
- Anderson
- Harrison
- Johnson
- Robertson
- Watson
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sで終わる名前
- Evans
- Haris
- Jones
- Phillips
- Williams
これらの名前も書き出したらキリがありません。なのでそれぞれ5つずつ紹介させてもらいました。
身体的特徴が名字になったケース
そして最後は身体的特徴が名前になったケースです。
自分で選んだなら良いけど…という名前でいうとBlackやBrownという名字は肌の色が由来となっていることが多いそうです。黒人差別があった時代を考えると、自分でそう名付けたのか、それとも強制させられたのかはわかりません。
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他にもこんな名前がありました。
- Armstrong … 腕の力が強い人
- Cameron … ねじれた鼻
- Campbell … ねじれた口
- Kennedy … 醜い頭
- Lloyd … 白髪
CameronやCampbellがどうして「ねじれた鼻」や「ねじれた口」になるのか調べてみたところ、Camはケルト語の一種のゲール語で「曲がる」という意味で、そこに「鼻がsron」、「口がBéal」だったのが、英語になったときCameronとCampbellになったという説があります。
Kennedyの「醜い頭」もKenがゲール語の「頭 Ceann」から、そして「醜い éidigh」から来ているとのことでした。
ただしこれらには諸説あるそうです。CameronやCampbell、そしてKennedyという名前は差別や奴隷の要素を強く感じてしまいますね。
探せばドンドン出てきます
英語圏の人の名前のルーツを辿るのはけっこう簡単にできます。
例えばKennedyのルーツを辿るときは、Googleなどで「Kennedy surname origin」と探せば英語のWikipediaや名字の由来を集めたサイトにたどり着きます。
もちろんそれらの情報は英語で書かれているんですけど、例えば英語圏の友だちがいたら「ねえ、君の名字の由来知ってる?」と聞いて、一緒に探したり、先回りして調べておいて教えてあげると英語の勉強になったり、いろいろ会話が弾んで面白いかもしれませんね。
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