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今日紹介するニュースはそんな計画の一環として3年前に法案が提出されたタバコのパッケージに関するニュースです。
「たばこのパッケージを変える」ことに対して法案が出ることにピンと来ないかもしれません。
でも、この法案はここ何年かニュージーランド国内で「2025年までに国内を全面禁煙化する」という計画の1つでもあります。
いったいどういうことなのでしょうか。
3年もかかって降りたタバコのパッケージにまつわる法案
ニュージーランドは喫煙率が19.9%といわれ、年間で5000人がタバコが原因で亡くなっているそうです。
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ニュージーランドは公立の病院が無料です。そのため、この喫煙が原因で病気を患い入院や手術を受けることになると、その費用はそのまま国の財政を圧迫することになります。
そこでニュージーランドではさまざまな方法で喫煙者を減らすための活動が行われています。
そのなかで、3年前の2013年にすでに喫煙している人を禁煙させたり、またこれ以上喫煙者を増やさないためにパッケージのデザインを統一しようとする法案が提出されました。
具体的にパッケージをどうするのかというと。
- パッケージの75%をタバコによる健康被害を訴える警告メッセージにする
- 残りの25%にデザイン要素はもたせず1色で塗りつぶす
- タバコのブランド名はロゴではなく文字で質素に表記する
文章で説明してもわかりにくいと思うので、サンプルを見てみましょう。

メインのビジュアルはパッケージに記載されているタバコの危険性と関連のあるものが載っています。他にもタバコを吸うことで失明の恐れがあることや、癌になる恐れがあることなどを相当グロい写真を使って警告しています。
いろいろなパターンを紹介しようか迷ったんですけど、あまりにも。。。だったので止めました。
でも、市民はこの法案に懐疑的
今回のニュースを掲載しているstuff.co.nzの記事「Smoking packages become standardised」では、読者を対象にこの法案についてアンケートを取っています。
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アンケートの内容は以下のとおりでした。
- 統一パッケージは国の全面禁煙化に向けてすごく良い
- 統一パッケージをしても国の全面禁煙化には何の期待もできない
- 子どもたちが吸わなくなるかも。でも喫煙者はタバコをやめない
- 統一化ではなく完全に白箱にしたほうがいい
皆さんはパッケージを変えることについてどう思いますか?
僕はこのなかだと「3」でした。すでにタバコを吸っている人はイヤというほど周りからアレコレ言われて未だに吸っている人です。その人たちはパッケージが変わっても、吸い続けると感じました。子どもは多少減るかもしれません。
では、市民の声がどうだったのかというと
- 統一パッケージは国の全面禁煙化に向けてすごく良い … 35%
- 統一パッケージをしても国の全面禁煙化には何の期待もできない … 39%
- 子どもたちが吸わなくなるかも。でも喫煙者はタバコをやめない … 17%
- 統一化ではなく完全に白箱にしたほうがいい … 9%
こんな結果でした。このパッケージをすごく良いと答えた人は意外と少なく「35%」で、全体的には懐疑的な意見が多いんですね。
僕自身、タバコはまったく吸わないので、パッケージが変わることで煙草を吸う人たちにどのくらいの影響があるのか、イマイチつかめないところがあります。新しいパッケージは来年にも店頭に並ぶそうなので、パッケージが変わることでどういった変化があるのか今から楽しみです。
観光を大きな収入現にしているニュージーランドが本当に2025年までに国内を全面禁煙できるのか正直疑問です。
なかには「タバコを吸えないなら別の国に行く」という人もいると思うんです。
でも、それを押し切って実現してほしいなと、それによって国がどう変わるのか見てみたい気もします。
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今後もこの国内を全面禁煙化することについていろいろ紹介していきたいと思います。