マオリ語の気になるあの地名の意味は何?意味を調べました

先日、一時帰国の帰りの飛行機を待っている時、ガイドブックを持った男の子たちが「ロトルアって2番めの湖っていう意味なんだって」と話しているのが聞こえてきました。

もう一人の子が「じゃあ、〇〇(どこか忘れました..)は?」と聞いて「それは知らない」と答えていたのを聞いて、「お!これは良い記事のネタになる」と空港で思ったんです。でも、すっかりそんなこと忘れて2週間ほど経っていました。

ところが急に昨日の夜シャワーを浴びていたら、そんなことがあったのを思い出したので今日は「マオリ語の気になるあの地名の意味は何?」と題して、20箇所ほどマオリ語の地名の意味を紹介します。

このマオリ語の地名。日本語でどういう意味?

Rotorua Government Gardens

さっそくニュージーランドの各地で使われているマオリ語の地名の意味を紹介していく前に、上で出てきたロトルアを使って簡単な説明をしてみたいと思います。

まずロトルアをアルファベットで書くと「Rotorua」になります。このRotoruaは2つの言葉「Roto」と「rua」からできています。「Roto」は日本語で「湖」、そして「rua」は数字の「2」です。なので「2番目の湖」という意味になるわけですね。

ちなみにマオリ語で1から10をいうと

1 … tahi
2 … rua
3 … toru
4 … wha
5 … rima
6 … ono
7 … whitu
8 … waru
9 … iwa
10 … tekau

という風になります。

もう一つ例を見てみましょう。
ニュージーランドはマオリ語で「Aotearoa」といいます。これはAo-tea-roaという3つの言葉からできた言葉です。意味は「ao = 雲」、「tea = 白い」「roa = 長い」です。日本語では「白く長い雲のたなびく地」と訳されています。

では、他の地名はどうなるのでしょうか。1つずつ見ていきましょう。

  • ケープ・レインガ (Cape) Reinga … 魂が旅立つところ
  • カイタイア Kai-taia … 豊富な食料
  • マタカナ Matakana … よく気がつく、注意深い、慎重
  • ワイヘケ wai-heke … 滝のように流れる水
  • ランギトト Rangi-toto … 血まみれの空、血のように赤く染まった空

kaiは「食事」 waiは「水」という意味でニュージーランドの各地の地名で使われているので覚えておきましょう。

  • プケコへ Puke-kohe … Kohekohe(木の一種)の丘
  • ワイトモ Wai-tomo … 穴の中に入っていく水
  • タウランガ Tau-ranga … 守られた水
  • マウント・マウンガヌイ (Mount) Maunga-nui … 巨大な山、大切な山
  • トンガリロ Tonga-riro …南から運ばれてきた(冷たい)風

上で覚えておきましょうと書いたwaiが「ワイトモ」で出てきますね。
他に覚えておきたいのは「nui」です。意味は「巨大」とか「大きい」「大切な」という意味で使われています。けっこう各地で見かけます。

  • タラナキ Tara-naki … 不毛の山、滑る山
  • ワイカト Wai-kato … 淀みない川
  • カイコウラ Kai-koura … クレイフィッシュを食べる
  • アカロア Aka-roa … 長い港
  • アオラキ Ao-raki … 雲を突き抜ける(山)

waiもkaiも再び出てきましたね。

  • テカポ Teka-po … 夜が横たわる(寝る)場所
  • プカキ Puka-ki … 小川の源流
  • ワナカ Wanaka … 若返る(元気になる)場所、魂が再生する場所
  • テ・アナウ Te Ana-u … 渦巻く水の洞窟

タウポ(Taupo)は正式名称を「Taupo nui a tia」といい、日本語に訳すと「鹿の大きなマント(外套)という意味になります。

どうですか?全部で20ヶ所まとめてみました。その土地のイメージとピッタリのところもけっこうありますよね。

Mt Ruapehu

個人的にはトンガリロの「南から運ばれてきた風」は、ニュージーランドが南半球だからこその命名で面白いなと思いました。というのも、北半球は北風が寒いのと反対で、南半球では南風が寒いんです。トンガリロは北島で数少ないスキー場があるところです。つまりそれだけ寒いんですね。

他にもテカポの「星が横たわる(眠る)場所」も好きです。昔からテカポは星がキレイなところだったことが伺えて、昔の人たちとどこか気持ちが通じているようにすら思えてきますね。

ちなみにマオリ語は一つの言葉でいろいろな意味を持っていたり、言葉を切る場所で意味がまったく変わってくる言葉です。
例えば、Pukakiは「Puka-ki」と切れば「小川の源流」という意味になりますが、「Pu-kaki」と切ると「首の腫瘍(コブ)」という意味になります。そのため、地名の訳し方に諸説あるところもあります。

上で紹介した地名でよく使われているマオリ語をまとめてみました。

  • kai … food 食事、食べ物、食料
  • wai … water 水
  • rangi … sky 空
  • puke … hill 丘、ship 船
  • maunga … mountain 山、peak いただき
  • nui … big 大きい、abundant 豊富な、important 重要な/大切な
  • tara … peak いただき
  • roa … long 長い、length 長さ
  • ao … cloud 雲
  • ana … cave 洞窟

マオリ語を理解できればさらに楽しくなるかも

普段生活していく中でマオリ語に触れるのは地名と食べ物の名前くらいです。
でも、もう少しマオリ語がわかるようになれば、もっとニュージーランドのことがわかるようになるのかもしれないなと思うことがよくあります。

ただ英語を話すことでもいっぱいいっぱいなので、マオリ語に手を出すことがなかなかできないでいます。

でも、例えば挨拶とかお礼の言い方とか、基礎中の基礎みたいな言葉をいくつか覚えておくだけでも、マオリの人たちとお近づきになれたりするのかもしれませんね。

機会があったら、基礎中の基礎のマオリ語を紹介したいと思います。

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