これはすごい!クジラがサーファーに大接近!in ダニーデン

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昨日、ダニーデンでクジラがサーファーに大接近する映像が撮影され、ニュージーランドのニュースや新聞を賑わしていました。

どれだけ大接近だったのか?は映像を観てもらうのが一番なんですけど、すごいです。「ちょっと怖いな」と思う反面、「自分も経験してみたい」と思ったりしたんですけど、この行為に対して苦言を呈している人たちがいるんです。いったいどうしてなのでしょうか。

今日はそんなクジラがサーファーに大接近したお話です。

まずは映像をどうぞ

あれこれ説明を読むよりも、まずは映像をご覧ください。

ものすごい大接近ですよね。
この映像に写っているクジラはSouthern right whale(ミナミセミクジラ)といって、体長が7−8メートルあります。ちなみにミナミセミクジラの大人は体長が11メートルから18メートル、子どもは生まれた時に4メートルから5メートルあるそうなので、今回撮影されたクジラはまだ子どもだということがわかりますね。

大人、しかも体長18メートルのクジラがあの距離で来たら…大変なことになってましたね。

この映像に出てくるできたサーファーのSam ToddとGraig Lattaはダニーデン在住で、ダニーデンの街中から車で15分ほど南に走ったところにあるSecond Beachで貴重な経験をすることができました。

場所はこちらです。

クジラは特にSamに接近しました。
クジラがSamの真下に来た時、サーフボードがクジラに乗り上がるような形になって両手でクジラを数秒触ることすらできました。そのとき、あれだけ大きなクジラが近づいていたにも関わらず、彼は「危ない」とまったく思わなかったそうです。

一方、もう一人のサーファーCraig Lattaは

一生に1回経験できるかどうか?という貴重な経験でした。クジラは僕たちに興味津々で、僕たちがクジラとの距離を保とうとすると、クジラも同じペースで泳いでいました。彼らはすごく楽しそうで、好奇心旺盛でした。

と語っていました。

苦言を呈する人たちもいる

Southern Right Whale at Puerto Madryn, Argentina

今回のニュース。サーファーたちの視点だけで見ると「ものすごく貴重な経験ができて、自分たちも同じことをしてみたいな」と思いますよね。僕もそう思いました。

ところが今回の事について快く思っていない人たちがいるんです。それはニュージーランド環境省(Department of COnservation)の人たちです。

ニュージーランドでは野生動物、特にクジラやアシカといった動物たちと接するときの距離などがいろいろ規定されています。
たとえばクジラの場合、大人のクジラには50メートルまで、また子連れのクジラとは200メートル距離を取らなければなりません。もしこの規定を守らなかった場合は、最悪25万ドル(2000万円)+アルファの罰金を支払わなければならない可能性もあります。

Sharing our coasts with marine mammals

「50メートル以上近づいてはいけない」という規定は観光客が野生動物から危害を加えられる可能性を考えたものであると同時に、野生動物、特に今回の場合は哺乳類であるクジラが、同じ哺乳類によって触られることで双方向に病気が移る可能性も危惧したものなんです。

もし人間の持っている病気が同じ哺乳類のクジラに感染し、それが別のクジラに感染したら大変です。
もちろんクジラの病気を人間がもらってしまう可能性だってあります。

ところが今回サーファーたちは手で触れられる距離まで接近してしまいました。

僕たちはその規定を知らなかったし、悪意はなかった。それに僕たちは泳ぎ去ろうとしたのにクジラたちが近づいてきて、離れようとしなかっただけだ。

と新聞社のインタビューに答えていました。

このニュースは続報をお届けするかもしれません

映像を見ただけの時は「羨ましい」という気持ちがあったんですけど、病気や生態系、さらに「野生動物が人に慣れすぎてはいけない」ことも考えると、いろいろ考えさせられますね。

今後、クジラを手で触れるほど大接近することはないと思うんですけど、それ以外でも野生動物会った時は距離を保ちつつ、絶対に触らないようにしましょう。

それと今回のニュース。動画自体が撮影されたのは昨日の午前中でした。その後あっという間にメディアで取り上げられ、大きな話題となっています。

実は今回の動画を環境省の人たちはニュースなどのメディアに載せてほしくなかったそうです。
というのも今回の動画を見たことで、同じことをしようとする人が増えると困るからです。それにも関わらずメディアで取り上げられてしまいました。

今後サーファーを訴えるなどの動きが全くないわけではありません。
「そんな規定があるなんて知らなかった」というサーファーたちと、環境省の動きが激化したり、興味深い方向に動くことがあれば、日刊ニュージーランドライフでは続報を紹介していきたいと思います。

情報元

DoC slams Dunedin surfer for touching whale | NZNews | Newshub
Doc dampens whale encounter | Otago Daily Times Online News

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