強気の計画!ニュージーランドは2050年までに外来種ゼロの国を目指す

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ニュージーランドといえば、自然や環境保護に非常に力を入れていることが世界的に有名です。

海外からニュージーランドに入国するときは、ニュージーランドの自然環境や食物連鎖などを壊す可能性がある食べ物などの入国を厳しく取り締まっています。

そんなニュージーランドなんですけど、2050年までに国内から外来種を撲滅しようという動きがあり、先日記者会見が行われました。

いったいどういうことなのでしょう。

外来種に頭を悩ませるニュージーランド

The Tui.NZ

ニュージーランドはその昔、鳥の天敵(例えば哺乳類など)が生息しない鳥の楽園でした。

なぜニュージーランドには鳥の天敵がいなくなったのか?について有力な説とされているのが、ニュージーランドは長い年月をかけて一度海の中に沈んでしまい、地上にいた動物がすべて絶滅しました。その後、再び長い年月をかけて地上に上がってきたニュージーランドにはほとんど生物がいなくなっていました。

そんな島に渡って来ることができたのは翼を持つ鳥たちだったんです。

その後、鳥たちは独自の進化を遂げ、飛べない鳥キウィやカカポなどが生まれました。他にもニュージーランドには世界では見ることのできない固有種がたくさんいます。

ところがマオリ族が南太平洋の海を渡ってニュージーランドに来たり、白人たちがヨーロッパ諸国からニュージーランドに訪れたことで、それまで保たれていた生態系は壊れてしまいました。船に住み着いていたネズミが上陸し、さらにネズミを取るために飼われていた猫もニュージーランドに移り住んできました。

さらにポッサムやイタチといった動物、その他たくさんの植物も持ち込まれ、今では固有種がどんどん減りつつあります。
毎年のように「固有種が蝕まれている」現実は問題視され、国会やテレビ番組、各メディアで取り上げられ話題になっています。

2050年までに外来種を撲滅させる動き

Possums

先日、ニュージーランドの首都ウェリントンにある自然保護区Zealandia(ジーランディア)で、首相のジョン・キーが会見を行ないました。

その内容というのは「2050年までにポッサム・ネズミ・イタチを撲滅させる」という壮大にして、挑戦的なものでした。

ニュージーランドは現在年間で33億ドル(約2,600億円)を害獣駆除に費やしています。
今回の計画では2050年までにポッサム・ネズミ・イタチを撲滅させるために政府主導でPredator Free New Zealand Limitedという企業を興し、4年間で年間2,800万ドル(22億円)をかけて、全国的に害獣を駆除するための大規模なプログラムを立ち上げることになります。

首相のジョン・キーは会見で以下のように述べています。

ニュージーランドは世界的に見て環境基準では良い数字をだしています。ところが「外来種の多さ」を見るとまだまだ改善の余地があります。このプロジェクトは世界的に見て、もっとも野心的で大規模なものです。でも、我々が国として一つになってことに当たれば、必ず達成できると信じています。

また、2050年までに外来種を撲滅するために、2025年までに達成する4つの中間目標を掲げました。

  1. 外来種を今より100万ヘクタール(1万平方キロメートル)分減らす
  2. 外来種を1種類撲滅するための糸口を開発する
  3. フェンスなどで区切らずに外来種がいないエリア2万ヘクター(200平方キロメートル)分を開示する
  4. 離島にある保護区は外来種を撲滅させる

どうやってやるのか気になります

「外来種の撲滅を2050年までに」とのことなんですけど、達成まであと34年。本当にできるのでしょうか。

今は1080(テン・エイティー)という毒を散布して、ネズミやポッサムの駆除を行なっていますが、この1080は他の野生動物への影響や、ヘリコプターなどで散布するためその薬物が川や池、湖などにも入り、結果的に人体への影響があるのでは?と懸念されています。

ある特定種だけに効く毒を開発したりするのかなぁと気になるところです。

2050年に目標達成なので、日刊ニュージーランドライフでこのニュースの結末を紹介することはできなさそうなんですけど、何か情報が入ったら紹介していきたいと思います。

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