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ニュージーランドは世界でもっとも煙草が高い国の2位になるほど、とにかく煙草が高い国です。
世界で煙草が高い国のトップ10は以下のとおりです。
- オーストラリア
- ニュージーランド
- ノルウェイ
- イギリス
- アイスランド
- カナダ
- フランス
- スイス
- パプアニューギニア
- スウェーデン
10 Most Expensive Countries to Buy Cigarettes in the World – Insider Monkey
そんなニュージーランドが2017年から2020年までの4年間に渡って、煙草の税金を毎年10%ずつ上げていくことを発表しました。
4年に渡る毎年10%の値上げ→1箱3000円に
ニュージーランドには現在、55,000人、割合にして15%の人たちが喫煙をしているといわれています。一番喫煙者が多いのはマオリの人たちや南太平洋(クック諸島など)の人たちです。ちなみに日本はJT調べで20%といわれています。
そんな55,000人の人たちにとって非常に困ってしまうニュース、そして僕を含め残りの400万人にとって「それはいいアイディアかもしれない」というニュースが飛び込んできました。
そのニュースというのは、ニュージーランド政府は来年2017年から4年に渡って毎年10%ずつ煙草の税金を引き上げると発表しました。
日本で20本入りの煙草を買うとだいたい420円から500円です。
ところがニュージーランドでは以下のようになっています。円換算は1ドル75円でおこない、キリがいい数字に丸めています。
- 20本入り … 20ドル-25ドル(1500円から1900円)
- 25本入り … 26ドル-30ドル(1950円から2250円)
- 30本入り … 30ドル-34ドル(2250円から2550円)
つまり今の時点で3.5倍から3.8倍も高いということですね。これが2020年にはもっとすごい値段になります。
- 20本入り … 32ドル-40ドル(2400円から3000円)
- 25本入り … 42ドル-48ドル(3250円から3600円)
- 30本入り … 48ドル-55ドル(3600円から4100円)
もし2020年までに日本がタバコの値上げをしていなかったら、値段差は5.7倍から6倍ということです。
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ニュージーランド政府の発表によると、前回煙草税を引き上げた際、一人あたりの喫煙量が25%ほど下がり、さらに数千人もの人たちが増税をきっかけに煙草を吸うのを止めたそうです。そして今回の増税によって更なる禁煙車が増えることを期待しているとのことです。
ちなみに今回の増税にともなって4年間で4.25億ドル、日本円にして320億円の税収が見込めるとのこと。
個人的には大歓迎。でも喫煙者には大問題
煙草1箱2,400円から3,000円ってものすごく高いですよね。
以前、日本で仕事をしていた時、1日に1箱ペースで煙草を吸う同僚がいました。もし1箱2,500円の煙草を1日1箱ペースで吸い続けたら1ヶ月で75,000円です。
きっと喫煙者はいかに煙草を安く手に入れるか、電子タバコはどうなんだろうか?などなど考えたりしているんでしょうね。
自分の場合、煙草を吸わないので1ヶ月2箱、5000円だってものすごく高く感じてしまいます。5000円あれば、できることたくさんあります。
以前なにかで煙草の税金を上げることは消費者にとっても国にとってもメリットが多いと聞きました。
煙草の金額が上がれば、喫煙者は吸う本数が減ったり禁煙をしたりします。すると煙草が原因の病気をすることが減ります。国は煙草が原因の病気をする人が減れば、その分財政への圧迫が減り、さらに煙草の税金は上がっているので税収が増え、さまざまなところでそれを使うことができます。
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そういったことを考えると煙草の税金を上げることはすごく良いことだと思いませんか?
煙草を吸わない人にとってはメリットしかありません。吸う人は歓迎できないかもしれませんけど、結果的に健康を得られるかもしれないし、悪い話ではないと思います。
個人的には早く国自体を全面禁煙化して欲しいくらいです。ただそうなると煙草を吸う観光客が来なくなったりして、いろいろ困ることもあるんでしょうね。
煙草にまつわる話はまた情報が入り次第、随時紹介していきます。
Budget 2016: Cigarettes to soar in price | Stuff.co.nz